2010年8月11日

新潟での日々

新潟は東京と変わらないくらい暑かったです。
ですが、実家のクーラーの設定温度が
全ドア開放して1階2階で22℃という異常事態だったために、
外に出ない限りは暑さから逃れていました。
(東京に比べれば)家も広く、TVもあり、冷房もガンガン、
時々は相手をしてくれる実家の母もいて、
息子は息子で実家の滞在を楽しんでいたし、
わたくしも裁縫に没頭できました。

長い年月を経て、
お互いぶつかりすぎて角が丸くなってきた母とわたくしの衝突もなく、
快適そのものの新潟。
もうこのまま新潟で・・・と一瞬思いました。
いえ、一瞬ではなくしょっちゅう思っていました。

が、東京に戻ってすぐのセミ会や、手芸屋に困らない新宿、
子供の遊び場にも困らない東京に刺激され、
やっぱ東京は飽きなくていいわーと思ったり。
おそらくわたくしは世界中どこでも住めば都になるタイプです。
但しネット環境は必須。


そんなこんなの新潟滞在時の画像です。
わかっていらっしゃるとは思いますが、ほとんど食べ物です。


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麗香の排骨炒飯はいつ食べても美味い。いつも全部は食べられない。


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新潟麦酒ゴールデンエディンバラエスプレッソ


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王冠がかわいい


知人に新潟麦酒を強力プッシュされ買ってみました。
買いに行った酒屋さんがビールとワインにこだわりのあるところで、
ベルギービールが充実していたのは驚きました。
それも手づくりの解説付き。

お店の方にこのビールを勧められたことを述べると、
新潟県内の地ビールをあれこれ飲んだ結果、
この新潟麦酒の味が一番ビールらしい味だったので、
取り扱いを始めたのだそうです。

取り扱いのもう一つの大きな理由は、
新潟麦酒は瓶内で熟成させるため、賞味期限が2年ととても長いことが、
販売する決め手になったのだそうです。
といいますのは、大手メーカーのビールの大半は、
製造後すぐに出荷する鮮度が売りですので、
賞味期限も短く設定されています。
そうすると、大きなスーパーと町の酒屋さんを比べると、
商品の回転率にかなりの差が出るため、
酒屋さんにとっては賞味期限の短い商品を扱うことはリスクが高くなるのです。
つまり賞味期限が切れて廃棄処分と。
しかし保存方法がしっかりしていれば、実は賞味期限が切れても飲めるし、
そのまま熟成が進み、味わいにも変化が訪れます。
新潟麦酒はそれを楽しむためのビールなので、
酒屋さんの販売スタイルに合うというわけです。
大学の近くの酒屋でしたが、
学生時代には入ったことなかったのにこんなことで訪れるとは。
不思議な縁です。


上記の2本は、ぐびぐびぷはーっと渇いた喉を潤すような
喉越しを楽しむものではなく、
モルトの味わいを楽しむ夜にぴったりのビールです。
夜中に裁縫をしながら、ちびりちびりとやるにはぴったりでした。
濃いから量が減らない減らない。
飲み加減がウィスキーみたいです。


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前列右より時計回りに、ズッキーニのサルシッチャ乗せ、
なすのサルシッチャ乗せ(?)、帆立のタルタル、レバーペースト、
パテ・ド・カンパーニュ、ハモンイベリコ、ムール貝の焼いたの、
真ん中がアランチーニ


上古町に5月にOPENした旅の途中のカフェでいただいたタパス盛り合わせです。
歩いていてお洒落な店ができてると思ったら、BAR(バル)ではないですか。
こりゃ入るしかないでしょう。そうでしょう。

高い天井で空間が広く、ソファー席にどかんと座りました。
んじゃビールとタパス盛り合わせでも頼もうかと店員さんを呼ぶと、
タパス盛り合わせは2人前くらいの量があるのだとか。
あら困った。
すると店員さんが小声で、

「カウンターで立ち飲みだと頼める盛り合わせハーフの注文もあるんですが、
 今日は大丈夫です。」

「じゃあ座ってるんですけどそれください」

と今だけOKをいただきまして、頼んだのが上記のタパスなのです。
確かにこの倍の量は無理だわ。
新潟でプレミアムモルツの生を飲みながら
タパスをつまめる日が来るとは感無量です。
料理、かなりのレベルですよ。
一つ一つ手を抜いてません。
厳密にはスペインのバルではなく、イタリアのバル、
フランスのビストロとカフェ、スペインのバルをミックスさせたようなお店です。
とても良い雰囲気で、店員さんの対応も丁寧です。
子連れもOKだそうです。

すっかりお気に入りになりまして別日にも訪れました時に、
注文したのはコチラ。


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ティーエスプレッソ・ラテ・ローズジャム


メニューには載ってないのですが、店員さんにオススメを聞いたら、
こちらを教えていただきました。
ローズジャムの香りが紅茶と合うとは意外でした。
美味しいわー。

ティーエスプレッソとは、要は紅茶をコーヒーのエスプレッソのように、
高圧・高温で抽出した紅茶のことです。
つーことは家にあるエスプレッソマシーンでもできるんじゃね?
その方が安上がりじゃね?
ってことでローズジャム(1,890円)を購入して作ってみました。


1)紅茶の茶葉をミルでパウダー状にする。

2)エスプレッソメーカーで通常のエスプレッソのように作る

3)完成


できたけど、紅茶の茶葉をすんごい使っているような気がするので、
それでただ単に濃いんじゃないかという気も。
ということは、茶葉を多めに入れたただの濃い紅茶ではないか。
これなら別にエスプレッソメーカーで作る理由がないかもしれません。
この分野は未開発なのでよくわかりませんが、
詳しい人に聞いてみたいものです。

ここで薔薇のお話を。

大人の階段を登りきったあたりから、薔薇の香りが大好きになりまして、
ボディーソープも薔薇、トイレのお香も薔薇、折り紙も薔薇
漫画で書かれるなら、薔薇を背負って登場に決まっています。

レバノンのトリポリにわざわざ食べに行った
ハルワート・エル・ジブンというお菓子は、
ローズシロップがたっぷり、滴るくらいにたっぷりかかっておりまして、
この頃はまだまだ薔薇の妖艶な香りは理解できず、
ただただローズシロップの香りがいらねーと思っていた若輩者でしたが、
今なら美味しくいただけることでしょう。
シロップの量と甘味が半分になっていれば。


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ソフトクリーム。でかいです。


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生クリームが肝のザッハトルテ


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黒糖ロール


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息子の顔ほどの大きさのマンゴーカキ氷


こちらは寺尾にありますヴィナーヴァルトでございます。
姉、甥、わたくし、息子で行ってきました。
1階がケーキ販売、2階がカフェになっています。
幼児禁制だったようなのですが、他にお客もいなく入れていただけました。
ありがとうございます。
姉はここのザッハトルテ、甥はソフトクリーム、
息子は自家製マンゴーシロップのカキ氷、
わたくしは姉のオススメの黒糖ロールをいただきます。
最近のロールケーキは、
生地が口に入れるとふわっととけるようなテクスチャーのものが多いのですが、
こちらはしっとりしすぎないスポンジ生地でした。
どちらが好きなのかは好みの問題でしょう。
黒糖の味が強すぎず食べやすかったです。

息子のカキ氷はかなり大きく、
大人でも全部食べられるかどうか怪しいくらいでしたので、
食べる前にわたくしが言いました。

「全部食べるとお腹を壊すから、みんなにもあげて」

言われた食い意地の張った息子は、
果汁たっぷりのマンゴーシロップの美味しさも手伝ってか、
唇を青くしながら完食しました。
一体誰に似たんだろう・・・。

案の定、この日の晩は下痢してました。
これで息子が大人の忠告を聞くようになるといいきっかけになりますように。


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リスと戯れる息子


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反省ポーズのリス


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ネズミに似てるけどリス


加茂山公園にあるリス園に友人家族と行ってまいりました。
リスに餌やりができるのが魅力のこの公園。
リス以外にもなかなか滑り口まで辿り着かない全長150m、
標高差32mのスライダーや、彫刻の森、
鯉の餌やりなどの楽しみもあり、子連れのピクニックには大変良い所でした。
連れて行ってくれた友人家族、どうもありがとうございました。


この他にもアクアパークサンピアのプールで泳いだり、
友人宅でプール遊びをしたりと、
息子とわたくしなりに有意義に過ごせた新潟滞在でした。

2010年8月10日

自転車で55km

長文です。


去年の夏から企んでいた『輸入高級自転車を借りて新潟を回ろうツアー』
ついに実現しました。させました。

6月のエガちゃんライブで帰省した時に、
実家の母に息子を1日預かってとお願いしたら了承してもらえたので、
夏休みに帰って即行自転車の予約手続きをしました。


丁度古町に行く用があったので、
直接スマートクルーズに申し込みに行きます。
店内には自転車がずらりと陳列されておりまして、
どれにしますかと言われてもどれがいいのか素人にはさっぱりわかりませんので、
どれがいいのか聞いてみました。
オススメされたのがコチラ。


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BianchiのPasso


これだと150cm台の人でも乗れるそうです。
なのでこれを借りることにしました。
予約の手続きをしながら、
店内にいた老年のお客さんとちょろっとお話ししてみると、
その方は70歳過ぎてから自転車を乗り始めて
現在ハマっている最中だそうで、

「今日はまだ25kmしか走ってない」

だそうです。25kmしかって。


予約日当日。


それまで毎日30度以上だった新潟が、
この日に限って今にも降り出しそうな曇天。
これは一日借りても雨で乗れないかもしれないと思い、
3時間のレンタルに変更するつもりでスマートクルーズさんを訪れました。

「おはようございます!今日は絶好の自転車日和ですね!
 太陽が出ていたらきついけど、今日は大丈夫!」

初っ端からわたくしの思惑と正反対の対応のスマートクルーズのTさん。


わたくし「でも雨が降りそうなんですけど・・・」

Tさん「大丈夫じゃないですかね。
     まあ私達自転車乗りは、雨も気にしませんけどね!
     雨でも乗ってますよー!」

わたくし「あはは。大丈夫ですか。そうですか」


自転車乗りの勢いに負けて、
3時間レンタルを言い出すことができない小さいわたくし。
しかし、結果としてこれが正しい判断になりました。
自転車乗りと船乗りの言うことは聞くもんです。


「今日はどちらに行かれるんですか?」

「巻のカーブドッチまで行こうかと」

「あそこなら片道25kmですね。行けますね」

あっさり行けると言われました。25km。
25kmってやっぱり『25kmしか』なんだ。
以前、チリのプコンで50kmのサイクリングをしたことがありましたが、
あの時はメンテナンスもクソもないひどい状態の自転車で行ったものですから、
帰路で臀部に激痛が走り、立ち漕ぎしていました。

しかし今回は自転車の質が月とスッポン並みに違います。
そして8年前のわたくしの体重も違います。
勿論増加。
今回の尻の具合はどうなることやら。

自転車にはサイクルコンピューターが搭載されているので、
走行距離、時速、平均時速などが計測できます。
今日はこれで何km走るのか、時速何kmでるのか
計測してみたいと思います。


始めに向かうは、旧巻町(現新潟市)にあるカーブドッチです。
本当はエチゴビールに行きたかったのですが、
パブは土日祝日のみ営業でして、断念せざるを得ませんでした。
代わりにカーブドッチです。
こちらはワイナリーでして、
つか元々ワイナリーのはずだったんですけど、
いつの間にやらパン屋、ジェラート屋、レストラン、ウェディング、ビール、
ソーセージ、スパなど、帰省する度に規模が拡大しています。
今では三越や、SWEET HOME STOREほんぽーとにも店舗が入っています。


ちょっとここで話は脱線します。
新潟でパン屋がすんごい増殖しているんですが、
美味しそうだわと食べてみると、普通なんですわ。
見た目は美味そうなんだけど、味は普通。
不味くはないけど、普通。
姉の近所の激混みパン屋も普通の味。なのに大人気。
西川の方にあったアフリカンベーカリー・ナミテテも、普通。
ナミテテはアフリカンベーカリーという名前に惹かれて入りましたが、
「アフリカのパンってうまくねーよなー」という印象しかなかったので、
どんなパンがあるのかと思いきや、
普通のパン屋とさほど変わらないセレクションでした。
マンダジはあるようでしたが、この日は見かけませんでした。
でもここは、店の作りは素敵です。
カフェも併設されており、ドッグランもあるので、
車社会の新潟では人気がある店かもしれません。

この話を仲良しのパン屋さんにしたところ、同意見でした。

「あんな不味くて高いパンがよく売れるよなー。
 あんな高いのをどうしてみんな買うんだろう」

某店のことなんですけど、
店の雰囲気とか、天然酵母を売りにしているとか、
統括会社のブランディングが良くできているとか、
そういうのがナチュラル系の方々にウケているのではないでしょうか。
味は普通だけど。

店に入った瞬間、パンの香り、酵母の香りでここがどこなのかわかる店は
新潟では2軒しかありません。
わたくしの中でですけど。
目を瞑ってもわかる香り。
そういうのが他店にはない気がします。
つまりどこも似たようなパンだと。


話を戻します。


でだ。
カーブドッチに向かう進路としまして、
交通量が少なく、道路を走れる道はと言いますと、
日本海夕日ラインです。
ここの国道402号をひたすら走ります。
関屋分水を超えた所から車道をひた走ります。
しかしこの道路状態が悪いのなんのって。
すぐ横が砂浜ということがあって、
海風と一緒に吹かれた砂が路肩に溜まっていました。
そして全然手入れされていない防風林側の雑草が路肩に侵食してきていて、
枝も落ちているもんだから、危ないことこの上ないのです。
隣は車がビュンビュン飛ばしているし。
車に轢かれないように慎重に運転していたと思いますが、
行きも帰りも自転車通行量がゼロだったこの夕日ラインを走る車にとっては、
「こんなとこで自転車なんか乗ってんな」だったかもしれません。


重苦しい灰色の空しか見えない小針浜を通り過ぎ、
延長された402号を五十嵐浜から曲がると、

「『しんだい』と言ったら新潟大学だろ」
「いや、信州大学でしょ」
「あほちゃうか。神戸大学や」

という論争のある新潟大学の五十嵐キャンパスが見えてきました。
アパートや一軒家の町並みはすぐに終わり、
新川を超えるとここから民家がなくなっていきます。
再び車しかいない海岸沿いを走ります。
途中、佐潟の看板を目にして
寄ろうかどうしようか一瞬迷いましたが、
とりあえず距離が距離なので、ここは初志貫徹でカーブドッチオンリーです。
収穫が終わり、廃棄処分となった分のすいかの腐敗臭をかぎながら、
ひたすら漕ぎます。
ここで最高時速35km/hが記録されました。
このメーターはとても便利ですね。


長い道距の果てに辿り着いた先は、一面のぶどう畑でした。
これが全部ワインになるのですね。
しかしながらわたくしはビール党。
美味しいフレンチをワインで楽しむよりも、
ソーセージとビールのタッグの方が好みですので、
まずはビールだ。ビール。
ビールを飲むために25km漕いできたんだよ。
店前に自転車を止め、自家製ソーセージとビールのレストラン・薪小屋に入りました。

「開店は11時半からなのですが」

開店前でした。
カーブドッチについてから小雨もぱらついてきたので、
同じ敷地内にあるジェラート屋で時間を潰すことにしました。


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ミルク


店内でジェラートを食べていると、続々とお客さんが入ってきます。
ランチを頼んだり、ジェラートを食べたりしていますが、
誰一人濡れていないところを見ると、
皆さん車でお越しのようです。
自転車なんて誰もいねえ。


本来なら〆で食べたかったジェラートを
不本意にも先に胃袋に入れてしまいましたが、
そんなことはすぐに脳内リセットして、11時半きっかりに薪小屋へ。


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こちらが薪小屋


新潟の山奥に住んでいるドイツ人建築士・カールベンクスさんの手によって
再生された古民家レストランです。
中でソーセージ作りとビールの醸造を行っています。
古民家についての詳細はリンク先を見てもらうことにいたしまして、
まずはいただきます。


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ゴールデン


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ブラウン


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ソーセージの盛り合わせ


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プリップリのソーセージ


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カーブドッチには猫がたくさんいる


猫かわいいなあ。
どうして猫って可愛すぎるんだろう。
一日猫と戯れたい。
そんでもってソーセージの美味いこと美味いこと。
口に入れてがぶりっ、ぱつんっ、じゅわっですわ。
ソーセージっていいよね。
燻製っていいよね。

薪小屋に関しては以上です。

食べるもんも食べたし雨が本降りにならないうちに帰るとしますか。
その前に敷地内の温泉にでも入ろうかしら。
でもスパの日帰り温泉で汗を流したとしても、
また帰りの25kmで汚れることを考えて、
つか10時までの入浴が500円で、それ以降が1,000円という設定も腑に落ちず、
じゃあ今度朝限定で来るかということで入るのをやめました。


帰りの道。

自転車に座った途端、尻に激痛が走りました。
8年前のあの痛みが蘇りました。
帰りは丸々25kmもあるのに、この尻痛で無事古町まで帰れるのか。
それでも時々自転車から降りて尻を休ませながら、気合だけで漕ぎました。
雨も一時期激しく降って、雨宿りをしながら見慣れた町に戻ってきました。
途中、昔の職場にも顔を出し、
自転車でカーブドッチに行ってきた話をしたら、

「はあ?おかしいんじゃないの?」
「相変わらずだね」
「あそこは車で行くもんだ」

久しぶりに会ったというのに散々な言われようでした。


この時点で夕方です。
自転車の返却時間が刻一刻と迫ってきています。
すでに尻の痛みが相当限界にきているので、
雨と埃で汚れきった体をスーパー銭湯で休めることにします。
ここでの泡風呂による尻マッサージが功を奏して、
尻痛も緩和され、さあ最後のひとっ走りに行きますかと外に出ると、
土砂降りでした。
これは無理。

こんな日に自転車でスーパー銭湯に来ている客はわたくし一人で、
ここでも皆さん当然車。
雨なんか関係なく車で帰っていかれます。
20分くらい待っても止まないので、
「雨止まねー」と元職場の同僚にメールしたら、
車で颯爽と現れ、100円ショップでカッパを買ってきてくれました。
持つべきものは友です。
面倒を見てくれる良き友人です。
独身美女です。彼氏募集中です。
落ち着いた雰囲気を持っていて、話も面白いです。
気になる方はコメント欄かメールでどうぞ。


カッパを着て最後のひとっ走りの目的地はサンキです。
ここで布や裁縫の副材料を買い込むのです。
この数日前に、友人宅に遊びに行ったついでに
近所の別店舗のサンキに寄ったのですが、
布が異様に安くて大興奮。
しかしこの店は衣料品の占有率が高く、

「布を買うなら新和店。ファブリック館が独立しているからいい」

と母に言われこちらに行くことにしました。
閉店時間間際に行ったので20分くらいしか見れませんでしたが、
母がすすめるだけのことはありました。
ここではセール品のポンポンテープを買い込みました。


とっぷりと日も暮れ、雨も少し降っている中、
ようやく自転車を返しに最初の古町に戻りました。
返却時間が19時を過ぎると、別店舗に返却することになります。
その別店舗はDr.可児&Frau Evaでした。
名前がドクターという名のレストランです。
名前にまつわる由来はコチラのインタビューがいいかも。

こちらは昔からあるお店でしたが、入るきっかけもつかめずにここまできました。
すぐ傍の福助の方が入りづらい雰囲気なのに
行ったことがあるのは何故でしょうか。
そんな感じで今日この機会を逃したら二度と入店することはないような気がして、
ここで夕食をいただくことにしました。
というのも看板にメニューに書いてあった生スワンレイクビールという文字が、
わたくしの背中を押してくれたのですが。


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スワンレイクビールうまー


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付け合せはオススメのローストポーク


今日一日走りきって疲れた体にスワンレイクビールが染み渡ります。
咽頭から胃袋に入り、そのまんま血液、リンパにビールが流れ込んでいる感じです。
このビールのために、今日わたくしは自転車を漕いできたのですね。
ああ、今日は自転車で走ってよかったよ。
心からそう思えました。


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靴とバッグのカラーを揃えてみた


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55km完走

2010年8月 3日

南伊豆の旅

ご無沙汰しておりました。
こんなに長くブログを書かないなんて、熱中症で死んでんじゃね?
とか思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
夏休みに入ってすぐ新潟に帰っておりました。
それについてのお話も後日書きます。
「後日書きます」って書かなかった打率はイチローより高いです。
さてさて3週間くらい前に保留にしていたお話をアップします。
どうぞ。

房総から帰ってきてすぐに、今度は南伊豆へと旅立ちました。

今回は踊り子に乗車です。
どうせなら子供用プレイルームのあるスーパービュー踊り子に乗りたかったのですが、
贅沢は言いません。
踊り子にはまだ乗ったことがなかったので、
それだけでもルンルンです。
まずは熱川で下車して、バナナワニ園に行きました。
スコールのような土砂降りにあいながら熱帯の植物を見学すると、
本当に東南アジアにいるような気分です。
マナティ、レッサーパンダなどの動物、オオオニバス、ウツボカズラ、
バオバブ、やしの木などの他に、
スパイス・ハーブの植物コーナーがありました。


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育ちに育ったカレーリーフ


我が家のカレーリーフとはえらい違いのこの立派な体格。
太い幹、豊富な葉っぱ。
これだけ育っていれば、枚数を気にすることなくカレーが作れます。
何とも羨ましい状況です。
さすが南国の気温で育てているだけのことはあります。
背丈がわたくしを超えていました。


バナナワニ園の見学した後は、再び電車で下田を目指します。
この電車が素晴らしいものでした。


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運転席がガラス張りで前方が丸見え!


こちらの電車は伊豆急行のアルファ・リゾート21です。
海側の座席が海に向かって配置されているため、
首を横に向けずとも海が見れます。
晴れた日には伊豆諸島が見れるのですが、
残念ながらこの日は雨のため見ることができませんでした。


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東京の電車も全部こうならいいのに


一番前の車両は展望席となっており、
運転席前面がガラス張りで、運転席から遠い席になるに連れて、
シートの高さが高くなっている設計です。
これだとどの席からも電車でGO!の雰囲気が味わえます。
これが平日は普通列車として運行されているのですから、
鉄っちゃん&鉄子も大喜びです。
やるなあ、伊豆急行。

伊豆急行に乗りながら、
熱川で事前に購入していた金目鯛の押し寿司を食べようとしたら、
息子に全部食べられました。
どうやら金目鯛の美味さを知ってしまったようです。
牛乳も500円オーバーのノンホモ牛乳しか飲まなくて困ってるっつーのに、
鯵や鰯を食べずに金目鯛を所望されても、
エンゲル係数が高まるだけなのでやめてほしいです。
あと10年は金目鯛を解禁したくなかったなあ。


さてこの日の宿泊は、弓ヶ浜温泉の季一遊です。
これがまた予想以上に素晴らしい旅館でした。
そもそも家族で高級旅館に泊まるなんてことは
ありえないものだと捉えているので、
送迎バスで旅館に到着した時には正直ビビりました。
だって仲居さん達のお出迎えはあるし、
チェックインは各々テーブルに座って冷たい飲み物を供されながら、
マンツーマンで料理や浴衣のサイズやらのリクエストを受け付けるんですわ。
各テーブルに1名のスタッフがついているので、
一体何人働いているんだってくらいの人数がいます。
ごいすー。

「お料理のお刺身は金目鯛、はまち、鯵、平目の中でどれにいたしますか?」

「メインはサーロインステーキと
 伊勢海老のクラムチャウダー、どちらになさいますか?」

すごいわー。すごいわー。
普段口の中に入れたことのないような代物が、今日は食べられそうです。

部屋はうちより広いです。
洗面台は二つあるし、
海に面したバルコニー付きで、テーブルと椅子もあります。
すぐ裏が海なので、波の音が聞こえます。
わたくし達を担当してくださる仲居さんは若い方で、
息子のために折り紙をアレコレ折ってくださる方でした。


こちらの旅館は貸切露天風呂が3つあり、
予約制ではなく空いていれば誰でも使えるという
フレキシブルなものでした。
まずはプールで遊びます。


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浮き輪も貸してくれます


プール用のバスタオルやパラソルの準備、浮き輪の貸出も
全部スタッフの方がしてくださいました。
プールサイドにはバーがあるので、
ビールやジュース、お菓子も買えるようです。


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子供のトカゲを発見


プールサイドにトカゲがいたので捕まえました。
青から緑のグラデーションがとても綺麗な尻尾のトカゲでしたが、
息子が尻尾を掴んだらぶっつりと切れました。
根本から切れてしまい体長が縮んだトカゲの切断面は肉々しかったです。
トカゲ以外も、大きなカミキリムシを捕まえました。


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完全(な)変態の昆虫


旅館の裏は海でして、ここがウミガメの産卵地として有名だそうです。
満月になると産卵のために陸に上がるウミガメ。
4日前に産卵に来たそうで、残念ながらこの時は会えませんでした。
8月に入ると、卵が孵化して子ガメが海へと旅立つ様子が見られます。
これは見てみたいですね。


夕食は懐石料理をたらふくいただきました。


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旬菜盛り合わせ。日本料理って美しい


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海鮮昆布麺。坦々麺風。バーナ貝、蟹爪、金目鯛、イカ入り

鍋仕立ての坦々麺です。
魚介だしの贅沢な坦々麺でした。


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金目鯛の煮付け。伊豆の旅は怒涛の金目鯛ラッシュです


金目鯛は全部息子のおかずになりました。
母涙目。


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刺身盛り合わせ。勿論ここにも金目鯛が。そして当然息子の口へ


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サーロインステーキをマスタードソースで

夫は伊勢海老のクラムチャウダーをオーダー。
伊勢海老が殻ごとどかんと入っていました。


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イカ墨豆乳豆腐。べっこう餡かけ。ウニとじゅんさい入り


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ちりめん山椒ご飯、鶏団子の胡麻味噌仕立て、漬物


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フルーツが乗ったオレンジプリン


完食しました。
テーブルに一気に出されるものではなく、
個室で一品一品出される懐石料理でした。
夕食でこんなに美味しい物が出たのなら、
朝食はどんなのが出るのでしょうか。


朝食はビュッフェ形式でした。
いや、これがすごいのなんのって。
出されているものは、鯵の干物、ベーコン、オレンジジュース、おかゆなどなど、
和洋どちらも取り揃えた品揃えなのですが、
1品1品のクオリティが高いのです。
鯵の干物はその場で焼いてくれるし、ご飯はひじきご飯か白米が選べるし、
ご飯の上にしらす、たらこ、おくら、卵、
納豆、まぐろを乗せた海鮮丼の作り方なんて紹介もあるし、
じゃがいも入りのパンも焼き立て。
家族3人、朝から死ぬほど食いまくりました。
朝食でこんなに食べたのは、岩室温泉の綿々亭綿屋以来です。
ここは姉と一緒に行ったのですが、
わたくしはつわりだったわりにパクパク食べられて、
姉はおひつを隣に置いて4杯くらいお替りしていました。
食事が美味しいって温泉旅館に泊まる楽しみの一つですから、
質も量も満足できるということは大切な要素です。
ゲフ。


チェックアウト後もプール、大浴場の使用はOKとのことで、
最寄り駅への送迎バスの時間までのんびりプールで遊び、
踊り子号で東京に戻りました。
高級旅館と東京の家とのギャップが凄まじかったです。

2010年7月17日

房総の旅

知人友人に会う度に「房総に引っ越すの?」と聞かれまくっていましたが、
その度に「いやいや。引っ越しませんよー」なんて返答をしつつ、
恐れていた房総への旅に行ってまいりました。


行きも帰りも特急さざなみを利用しました。
この特急が凄いです。
何がすごいって、行きも帰りも家族で車両貸切なくらい乗車率が悪いのです。
おかげさまでシートを向かい合わせにして、
ビールを飲みながら車窓を眺めることができました。
週末だったらもっと乗客は多いのかしら。


館山に到着してホテルのチェックインまでは時間があったので、
この機会に鴨川シーワールドへ行くことを提案したのですが、
「遠いから」の一言で却下されました。
遠いって東京から比べたら館山からの距離なんて大したことなかろうに。
で、代替案で行った先がコチラ。


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赤山地下壕跡の見学

5歳児がいる家庭にアンケートを取ったら、
99.9%の確率で防空壕よりもシーワールドを取るだろうな。
うちは0.1%のマイノリティー。

しかしですよ、防空壕なんて見てもつまんねーと思いながら行くと、
受付で懐中電灯とヘルメットを貸してくれました。
この2アイテムで俄然見る気満々になった、社会科見学好きの女でございます。

この日は湿度の大変高い日で、蒸し暑くてたまらなかったのですが、
防空壕の前に来ると中から冷気と一緒に煙が出てきていました。
あまりの寒さに慌ててTシャツを1枚着込みました。
見学には長袖が丁度いいくらいの温度です。
内部の温度は1年を通じてほぼ一定を保っているそうで、
昔はキノコ栽培に使われていたそうです。
ビールの熟成庫として使えばいいのになあと、
ビール作りをモゴモゴしている人に教えてあげたくなりました。


見学者は誰もいませんでした。
壁面の地層が見事です。
館山で自衛隊基地とここだけ見れば、鴨川に行かずともOKです。
詳細はコチラをどうぞ。


ホテルは犬と一緒に泊まれるのが売りのホテルでした。
庭にはドッグランが完備で、たくさんの犬が遊んでいました。
1階は犬飼い専用フロアーで、部屋の中にはゲージも完備で、
部屋のテラスからそのまま庭に出られるようです。
朝夕食時には、部屋に犬だけが取り残されているので、
そっち方面の部屋からは泣き声がキャンキャン聞こえてきました。
犬と一緒のホテルって今後も増えるのかしら。


ホテルの裏側は海です。
干潮時の午前中に散策に出かけました。
潮が引いた岩場には、小魚、ヤドカリ、うに、ウミウシ、海老、
カニ、貝あれこれがわんさかいました。
わたくしはウミウシを初めて見まして、
スライムのような手触り、容易に捕獲できるくらいのスピード、
気持ち悪いカラーリング等にすっかり魅了されまして、
この奇怪な生物がお気に入りの生物ランキングにランクインしました。
なんてったってドラクエにもウミウシが出てきますしね。

とか書いておきながら、コメントで指摘されたように
ウミウシではなくアメフラシの間違いでした。
訂正いたします。
junkitaさんありがとうございました。
さすが海の生物フェチ。



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この散歩でかなり焼けました


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ホテルのプールで更に焼けました


とりあえず物件を見せられることもなく、
不動産屋を訪れることもなく房総の旅は終わりました。
つーことで8月の引越しはありません。
多分。

2010年4月28日

京都で仕入れたもの

この間、京都にちょろっと行ってまいりまして、
行きたかったお店を訪れて、買いたい物を買うことができました。
ざっと書き出しておきます。


【甘露千鳥】

愛用中の千鳥酢の村山造酢から出ている
合わせ酢の甘露千鳥です。
米酢、柑橘果汁、醤油と合わせた合わせ酢でして、
野菜にそのままかけたり、揚げびたしにしたり、
ドレッシングにもなる便利な調味料です。

これを買うために村山造酢本社に伺いました。
社屋周辺には、ツンと酢の香りが漂っているのですぐわかりました。
醤油蔵の近くは醤油の香りがしますが、
酢の醸造蔵の香りは初めてです。
近所の方はこの香りを嗅ぎながら生活しているのですね。
これだけ酢の成分が宙に舞っているということは、
醸造蔵で働いている方々は酸蝕症になっているのかしら。

社屋に入ってすぐの受付で村山造酢製品が買えます。
お目当ての甘露千鳥もありました。
ガラス瓶に千鳥が描かれていて可愛いです。


【まつひろ商店】

村山造酢近くにあるがま口専門店です。
当たり前ですががま口ばっかり売ってます。
極小サイズからカバン級のビッグサイズがま口まで幅広いです。
わたくしは財布を作るべく親子口金を買いました。
浅草橋の口金卸の角田商店では、
わたくしの求めていたサイズの口金がなかったため、
ここで買おうと決めていました。
通販で口金1個買って送料がかかることと、
京都に行って口金1個を買うことではどっちが得なのか。
小学生にでもわかりますが、
口金を買うためだけに京都に行ったわけではないので
まあよしとしましょう。


【恵文社】

某知人の日記にこちらの本屋さんの話がのっていました。
おしゃれ系の本屋兼雑貨屋さんということで女子に人気のようです。
本と雑貨のセレクトショップと書いた方がイメージしやすいと思います。


最近は本屋さんも様変わりしました。
自宅にいながらネットを使って欲しい本を送料無料で買えるわけですから、
わざわざ本屋に足を運ぶことが確実に減っています。
そこに加えて大型書店の台頭もあって、
個人経営の書店は激減しています。

そこで雑誌や新刊の本をただ売るだけではなく、
明確なコンセプトを打ち出した本屋が増えてきています。
例えば、全国規模の有名どころでは
天井までぎっしり商品で埋め尽くされたおもちゃ箱のようなヴィレッジヴァンガード
本棚の配置が凸凹で、縦横に本が陳列されているのも見ものの松丸本舗や、
旅をテーマにした旅の本屋のまどなどがあります。

中でも松丸本舗では縦に並べた本の上の隙間に
今度は横向きに本がぎっしりという棚があり、
それがおしゃれと言いますかアーティスティックに見えるのです。
ということは誰かの本棚も見方を変えれば、
松丸本舗のごく一部に昇格するのではないかと思うわけであります。
それはともかくとして、松丸本舗へは息子と一緒に行ったために、
早々に退却する羽目になりました。
幼児の目線では絵本だらけではない本屋は面白くないでしょう。
つまんねーから早く出ようコールが起こりました。
ちっ。


話が逸れましたが、恵文社です。
昼下がりの店内は女子率が大変高くほぼ女子のみでした。
それもおしゃれな女子が多いこと多いこと。
見た目、美大生や天然生活ku:nelなどの愛読者も多そうです。

こちらはテーマごとに本が別れているためお目当ての物を探しやすいですし、
たとえお目当ての本がなくとも、
関連本やグッズなどがズラッと置いてありますから、
関連タグを辿っていくかのように次から次へと手が伸びていきます。
澁澤龍彦の本が置かれた怪しいコーナーに置いてあった
夜想の耽美特集で、
三島由紀夫の切腹ごっこの写真や、
自分のマッチョな裸体を見せつける三島由紀夫の写真を見ました。
モンスター&フリークス、シュヴァンクマイエル特集などなど、
すんごい好みの特集ばかりを組む夜想。
大人買いしそうでしたがぐっと堪えました。
ギャラリー兼カフェが浅草橋にあるようなので、
そちらを堪能しつつ買おうかと思います。
がま口といい夜想といい、いま浅草橋が熱いです。
個人的に。

こちらでは本は買わずに、雑貨と文具を買いました。
ブリキの缶・大小夜長堂のレトロモダンペーパー、
関美穂子さんマッチ売りの少女シールなどなど。
夜長堂さんの乙女モダン図案帖
も欲しかったのですが我慢しました。
夜想といい、この本といい、この店で何回我慢したことでしょう。
ふう。やれやれ。想像以上に危険な店だぜ。
ここに来る時は札束を握り締めて、野ぎくちゃんと来たいと思いました。


【ANGERS】

新宿マルイに入っているアンジェの本店です。
新宿のアンジェはよく行きますが、
やはり一度は本店に足を運びたいと思っておりまして、
ようやく願いが叶いました。
ちなみに楽天にもアンジェがあります。

店内を入ってすぐにいとしのFREITAGちゃんコーナーがお出迎えでした。
ここで時間を相当食ってしまい全然進みません。
北欧テイストの雑貨、インテリア、キッチン用品などが溢れていますが、
特にほしいと思うものはありませんでした。
センスが良くておしゃれだけれども、
他のお店でも買えそうな品揃えだったので、
別にここで買う必要はないかなーと。
って何様だ。


京都、いいなあ。
京都に住みたいなあ。


2009年9月18日

聖地巡礼・宇治編

聖地巡礼、最後は宇治です。

何故宇治なのか。

宇治に行ったことがなかったから。
10円玉でよく見ている平等院の鳳凰堂を死ぬ前に一度見ておかねばと思ったから。
今考えつきました。

宇治といえば宇治抹茶と平等院しか思い出せないわたくし。
美味しいお茶が飲みたかったのです。
美味しい抹茶アイスを食べたかったのです。
平等院は二の次でした。
ユネスコ関係者の方々、すみません。

鳳凰堂を見学していたら、友人からこんなメールが来たり。
鳳凰堂の写真はありませんが、以下は宇治にて。

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抹茶ソフトに抹茶を振りかけたダブル抹茶ソフト


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ここで京番茶をお買い上げ


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平等院の蓮コラ。つーか蓮そのもの


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立体的な物が動きそう


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蓮華は美しい


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宇治神社の手水は兎から


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レフ板効果が際立つ、世界遺産の宇治上神社


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レフ板の正体・清め砂

2009年9月17日

聖地巡礼・帯解編

帯解。
『おびとけ』と読みます。
天理の次はここにある寺を訪れるべく、帯解へと出向きました。
ここにも寄りたい理由がありました。
三島由紀夫の最後の作品、
豊饒の海に出てくる月修寺のモデルとなった寺がここにあるのです。

わたくしの中での三島作品は、高校時代に金閣寺を読んで難解だと思い込み、
潮騒を読んでは青臭く感じ、それからは遠い文学になりました。
その頃は筒井康隆、芥川龍之介が大好きだったもので。


月日は流れ、去年NYの友人宅に遊びに行った時に、
豊饒の海をリクエストされ買っていきました。
amazonで注文し届いた物を何の気なしにパラパラとめくると、
話にぐいぐい引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなりました。
これが身内で有名な
『人が買ってきた(借りてきた)本を先に読んでしまう同好会』の特徴です。
わたくしはよくこれを姉と夫にやらかして、
大変嫌がられます。怒られます。
自分が読んでないのに、先に読むとは何事だ、と。
だっていつまでたっても置いてあるから・・・・。

話が逸れました。

読むことが止まらなくなった理由。
それは買った本が全4巻の内の3巻と4巻で、
特に3巻の前半はバンコクとインドが舞台なのです。
時代は違うのに、バンコクの灼熱、湿気を含んだ重く甘ったるい空気が
本を通してわたくしの中に流れてきます。
全てを飲み込むようなバラナシの光景が、
インド回帰熱を発症させようとします。
それよりも惹き付けられたのは、4巻の絹江でした。
あんなに見事なまでの幸せの国の住人は絹江しかいません。
絹江最強説。


話が先に進みませんね。
ともかくこの本が面白かったのです。
で、NYで友人に先に読んでしまったことを謝罪し、
この本がいかに面白かったかを話したら、
友人が1,2巻を貸してくれました。
この後訪れるドミニカにも持っていっていいというので、
有難く借りて、カリブ海のビーチで三島を読んでいたのです。
なんて贅沢。


ああ、これじゃいつまでたっても帯解の話に行き着きません。
ってことで帯解に着いたというところまでワープします。
でー、念願の寺に着いたんですけどー、
普通に道路の真ん前に建ってるし、お坊さんもその辺を普通に歩いていました。

あれ?もっとこう神秘的で人が立ち入れない寺ではなかったかしら?

本では80歳を過ぎた老翁が、
体に鞭打って寺の山門までをほうほうのていで登り続けるくだりがあるのです。
この寺はどう見てもそんな山の上にはありませんし、
安産祈願はココ!みたいな看板もあって、
とてもオープンな雰囲気です。
まあ時代も変わって周辺が開発されたのね程度に思うことにして、
かなりがっかりしたまま立ち去りました。


さて、帰宅後。
何故あんな寺になったのか気になり調べていると、
わたくしは悲鳴を上げそうになりました。

わたくしが見たのは帯解寺
本のモデルになったのは圓照寺
前者は帯解駅から徒歩3分の好立地。
後者は帯解駅から徒歩30分の山の中。

何という勘違いをしてしまったのでしょう。
マジで血の気が失せました。
これで帯解に再訪問しなければならない理由ができました。