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2010年04月07日

交通安全週間なのに

しばらく息子と青森に行っておりました。
その話は後日書くとしまして、本日目撃したお話を。
18時頃、新宿西口行きのバスを待っていました。
息子を連れて寒さに震えながらバスを待っていると、
早稲田通りからバスがこちらの方へと左折してきました。
ようやくこれで乗れると思った瞬間、悲鳴が聞こえました。
交差点とわたくしの待っているバス停との距離は50mほど。
バスの行き先が見えるくらいの距離です。
お目当てのバスが横断歩道上で左折しかかった状態で、
ハザードランプをつけて停車しています。
右前のタイヤの付近に何かが見えまして、
何か荷物でも踏んづけたのかと思っていると、
運転手さんが降りてきました。
右前方を確認し中に戻ると降車口のドアが開き、
乗客が次から次へと降りてきました。
これで事故ということがようやくわかり、
明治通りの新宿方面へ向かう車線をバスがふさいでいる状態ですので、
もうバスには乗れないと判断し、
都電で急遽池袋方面に移動することにしました。
停車しているバスの前を通り過ぎようとすると、
タイヤの下に人がいました。
手だけこちらの方向に向かっていました。
これは息子に見せてはいけないと、
「バスが故障しちゃって動けないから警察が来てるんだよ」
と話し、バスの方を見せないように歩きました。
丁度、学生の帰宅ラッシュ&新歓コンパに向かう人々の流れが
MAXの時間帯です。
交差点での事故で目撃者は多数いたようです。
信号待ちをしている間に色々な目撃談が耳に入ってきましたから。
交通安全週間の真っ最中である今日、
この帰宅ラッシュの時間帯は、交通整理の警察官も交差点にいました。
加えて徒歩2分ほどの距離に戸塚警察署もありますので、
警察の対応は速いものでした。
しかしバスを動かさずにタイヤの下に挟まっている人を救出するには、
パトカーと警察官だけでは足りません。
おそらくジャッキでバスを持ち上げるしかないのでは。
そうこうしている間にも早稲田方面からは高田馬場駅へ向かう
人の波が押し寄せてくるため、
交差点では何が起こったのかが丸見えなのです。
信号を渡り、池袋に向かおうとしたものの気分が全く優れないため、
近所のスーパーで買い物をするだけで帰宅することにしました。
スーパーから戻り、再び交差点を通りかかると、
救急車と消防車も出動し、ようやく右前方周辺がカバーで覆われました。
しかしながら、人間が何枚もの防護カバーの両端を手で持って覆うやり方のため、
背が高い人からは中が丸見えです。
そして何枚ものカバーの隙間からも見えます。
息子に見えないように必死にごまかしながら、
更に混雑してきた雑踏をかきわけ帰宅しました。
以前からこの交差点は赤信号に変わったのに
平気で横断する歩行者が多いと思っていましたが、
このタイミングで事故が起こるとは思いませんでした。
赤信号は必ず止まる。
しっかり息子に教えないといけませんね。
【追記】
事故についてコチラにアップされていました。
わたくしが聞いた目撃者の話の中に
「赤信号なのに渡っていた」というものがありました。
ソースの中でも、
『信号が青になったので左折し、横断歩道の手前で
 いったん停車して歩行者がいなくなってから再び発進した』
とあります。
赤信号だったのかどうなのか。
目撃者がいますから、その辺はいずれはっきりすることでしょう。
都バスにはよく乗ります。
明治通りや早稲田通りの路線は特に。
バスの前方に乗ると運転手さんの名前を見る習慣があるわたくしには、
加害者となってしまった運転手さんの名前も覚えていたのです。