2014年02月16日

アメリカビール旅行・ポートランド編・其の弐

ポートランドのビールのお話に引き続きまして、
お次は食べ物&その他諸々話です。
シアトルとポートランドはバスで3時間程度という距離ですので、
バスで移動することにしました。
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BOLTBUSを利用
このBOLTはアメリカ西海岸、NY周辺の東海岸方面に路線を持つ格安バスで、
シアトル~ポートランド間をUS$1で購入しました。
この価格は破格ですが通常US$12~25程度です。
LCCのように購入時期が近くなるに連れ
価格が高くなっていくというシステムですので、
時間帯と曜日、購入日でかなり安く上げることができます。
BOLTの素晴らしさは価格だけではありません。
車内はWiFi完備でUSBプラグインもあります。
ですのでわたくしもi Pod Touchで延々と、
それはもう延々とキリンジを聴きながら車窓を眺めておりました。
おかげでシアトルのイメージがアルカディアになってしまいました。

演技は大根だけど名曲!
話が逸れました。
ポートランドは公共交通機関が大変発達しておりまして、
市内をバス、モノレール、トラムが走っています。
路線図、時刻表をタブレット等にダウンロードしておくと便利です。
それ以外にも自転車乗りにも嬉しい町です。
自転車専用レーンがあり、平坦な道が多いのでとても走りやすそうです。
バスのフロントガラス下辺りに自転車を乗せられて、
電車内に自転車を置くスペースもあります。
そして街の中には駐輪スペースが多いところも特徴的でした。
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こういう駐輪可能なスペースが至るところに
レンタサイクルもありますが、
次回来る時は必ず自転車を持ってこようと思いました。
バスやトラムよりも自転車で回った方が道を覚えますし。
さてさて、ポートランド1食目はケイジャン料理の店。
ビアバーTin Bucketのすぐ近くにありまして、
ビアバーの開店まで時間があったので入りました。
EaTというケイジャン&オイスターバーです。
感じの良いお店の人にオイスターのおすすめを聞いて半ダースを注文しました。
この他にジャンバラヤガンボも食べたかったのですが、
ハーフサイズはないということで泣く泣く諦めました。
ああ、一人旅の恨めしさよ。
代わりに一人でも食べられるボリュームのおくらチップスを頼んでみましたけどね。
そしてタップビールもありましたが、
この後はしごにはしごを重ねる予定のため、ここはひとつぐっと我慢。
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生牡蠣キター!
手前から時計回りにマサチューセッツ、オレゴン、アラスカの牡蠣です。
奥4個が小ぶりすぎ。
これなら1ダース頼めば良かったわーと思いましたが、
おくらフライが結構なボリュームでした。
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おくらのフライ。このこってりぴり辛マヨネーズが旨い
からりと揚がった衣におくらの粘り気。
これに唐辛子をきかせたマヨネーズをつけたらカロリー爆弾のできあがりです。
ハイカロリーは美味いの法則に従った正統派料理です。
油×油ってうまいなー。
ビールだ、ビールをくれ!
生牡蠣は小さいながらも旨みが濃く、おくらフライも大満足。
満腹の後にTin Bucketでビールを飲み、
いざ2軒目Lompocへ行こうと思ったらまさかの貸切営業で撃沈。
気を取り直して、近くのNew Seasons Marketというスーパーへ参ります。
旅先でのスーパー巡りは欠かせません。
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ボトルに詰めてビールを買えるサービス
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パイ皿ってそういうネーミングだったのか
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素敵な陳列棚
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この子達は連れて帰りました
こちらのニューシーズンズマーケットは、
地元オレゴン州の地域密着型のオーガニックスーパーでして
地産地消に力を入れております。
アメリカのオーガニックスーパーと言えば、
Whole FoodsTraderjoesが有名ですが、
こちらのスーパーは日本でも有名らしく、
マーケティング業界、飲食業界の方々も見学に行っているくらいのようです。
こんな感じ。
ここの商品構成が地元の物を中心に近隣の物でして、
眺めても良し、手にとっても良しなのです。
雑貨ですら可愛いなんて。
ここの商品だけでスーツケース一杯にして帰りたいくらいでした。
お土産にこちらでシアトル産のオーガニックチョコレートを買いまして、
それがすこぶる美味しゅうございました。
銘柄を忘れてしまったことが悔やまれます。
ポートランドで有名、いえアメリカでもその名を轟かす本屋。
それがPOWELL’S BOOKSです。
街の中心のワンブロック全部が敷地という大きな本屋で、
内部は新書販売、中古買取、カフェ、雑貨売り場などが設けられています。
カテゴリー別に色分けされた表示案内で目的の本に辿り着くことも容易く、
新書と古書が一緒に並べられており比較検討することが可能です。
気になる本があったら、近くの椅子に座ってゆっくり読むこともできますし、
カフェでコーヒーを飲みながら読むこともできます。
わたくしが真っ先に向かったのは料理本コーナーでした。
料理もフレンチ、イタリアンなどに分類されていまして大変探しやすいものでした。
料理以外にも肉、魚、ビールなどの分類もありました。
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パツキンのおっさんが花びら散らしてる料理本
一見料理本には見えずに間違い本かと手に取ってしまいましたが、
アメリカの料理タレントのガイ・フィエリさんの本でした。
TV番組とレストランを展開しているガイさんは、
NYタイムスにお店をdisられるというニュースで巷では有名でした。
コチラ。
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肉の全てがここに凝縮されている素敵な本
この一冊とよく切れるナイフがあれば、
肉の解体から料理までお茶の子さいさいでしょう。
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こんなクッキーばっか食ってるからデ(ry
クッキー本コーナーでインパクト大だったこちらの本。
このクッキーだけで1日のカロリーが全摂取できそうです。
中のレシピはカップが基本の大型レシピ。
小麦粉カップ2杯、砂糖カップ1杯とかそういうざっくり加減です。
小さじ1/8とか52gとかありえない世界です。
料理コーナーを見るだけで1日3回顔出してました。
次回来訪時はここで一日過ごす日を作りたいものです。
パウエルについてはコチラの記事が詳しいです。
アメリカに来てからというもの野菜に飢えておりました。
宿に付いている朝食はパン、ピーナッツバター、ジャム、コーヒー、
紅茶、良くてバナナかグレープフルーツが付いているくらいでして、
日中はビールの摂取ばかりで栄養が偏っておりました。
ビールの酵母のせいか滞在中半分くらい下痢でしたし。
おかげでアメリカで痩せるという特異な現象に陥りました。
ジーンズが緩くなり、何度か半ケツになりかけました。
これはいかん。何か食べなければ。
でも巨大ピッツァやナチョス山盛りは食べたくない。
どうしても野菜が食べたい。
それも美味しい野菜を山盛り食べたい。
よっしゃ、Whole Foodsじゃー。
ホールフーズは全米に展開しているオーガニックスーパーでして、
こちらのサラダ&デリバーは$8.99/1lbくらいかな。
サラダ以外に温かい惣菜や冷菜も選べます。
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マリネコーナーだけでこれだけあるのよ
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緑の葉っぱ類山ほど、ナスのマリネ、チーズ、オリーブ、タブレ、
パプリカマリネなどなど容器にぎっしり入れちゃった
開店してすぐになだれ込んで野菜を山盛りとクラムチャウダーを食べたら
満ち足りました。
クラムチャウダーはどろっとしすぎてややヘビーでしたが。
ファミレスのサラダバーなるものに
ホールフーズ様の爪の垢を煎じて飲ませたいです。
これだよ、これだけあって初めてバーを名乗っていいんだよ。
アメリカ滞在中、ホールフーズともう一つのスーパーにお世話になりました。
TRADER JOE’Sです。
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ラズベリーがこれだけ入ってこのお値段
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生ハムよりもサラミが大好物なので
ホールフーズはベジ、オーガニック製品を扱っているため
お値段もお高めで客層もアッパーが多いようですが、
トレーダージョーズは価格は抑え目でお求め安くなっております。
ポートランドで一番美味しかったもの。
それはフライドポテトでした。
パウエルブックスでフードトラックの本を読んでおりましたら、
やけに美味しそうなフライドポテトのお店が載っていました。
場所を見てみるとポートランドではありませんか。
これは行くしかないと即行動。
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こちらがそのPOTATO CHAMPION
角地にある敷地に何店舗かフードトラックが集まっている
いわば屋台村のような場所でした。
お目当てのフライドポテト以外もピッツァ、クレープ、パイ、
コーヒーショップなど軽食が軒を連ねています。
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ガレットも食べてみたかったけど胃袋が追いつかず
フライドポテトのサイズとソースを選びます。
ソースは本にタラゴンアンチョビマヨが美味しいと書いてあったので
それを注文すると、オーナーも「それが美味しいよ」と言ってました。
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一番小さいサイズでこのボリューム。アメリカってやつは。
細身の切り方で皮ごと揚げられた芋は香ばしく、中はしっとり。
油はピーナッツ油を使っているそうです。
タラゴンアンチョビマヨソースはただただ美味しい。
フライドポテトとマヨネーズという組み合わせはハイカロリーの塊ですが、
そんなことを考えていたらこの国では生きていけないのです。
しかし頑張って食べてみたのですが、いかんせん量が多すぎるのです。
半分くらいは夕飯用にお持ち帰りにしました。
結論。今まで食べたフライドポテトで一番美味しゅうございました。
また食べに行きたいです。
さて、わたくしがフライドポテトと格闘している時分、
30cmは優にある巨大ピッツァをたった1人で平らげた
アメリカならではの巨体の男性が隣に座っておりまして、
その方がダイエットコークを飲んでいたことが印象的でした。
問題点はそこじゃないのに。
コーラをカロリーオフする前に、ピッツァの1人完食プログラムを止めとけよ。

2014年02月15日

アメリカビール旅行・ポートランド編・其の壱

シアトルの次はビール天国ポートランドへと移動です。
すんごく長くなるのでビールのことを書いた其の壱と
食べ物&その他を書いた其の弐に分けてあります。
こちらは其の壱でございます。
さてポートランド第一弾ビールはコチラ。

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Tin Bucketは昼から飲めるのよ
こちらはN.Williams Aveを散策していたら見つけました。
見つけた時点ではOPEN前でしたので、それまで腹ごしらえ。
腹ごしらえしたお店については其の弐に書きます。
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変わったタップだなあ
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※クリックで拡大
モニターにビールの一覧表。ミード(蜂蜜酒)が多い
Thin Bucketはひげもじゃの男性がカウンター内にいました。
タップの形は見たことがないタイプで、化学実験っぽい感じです。
カウンター内の壁にモニターが設置されていて、
そこに本日のタップの名前、種類、醸造所、サイズ、価格が出ています。
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この日はハロウィンだったから町はゾンビだらけだった
IPAが好きなことを伝えオススメを聞いたらあれこれテイスティングさせてくれました。
残念ながらサンプラーはないけどテイスティングはOKの店が多くて
このシステムはありがたいものでした。
肝心のビールはSouthern OregonのSingle Hop Citra。
適度な苦さでうまうま。
シングルホップだとシトラ、ネルソンソーヴィンが好みです。
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タップもあるけど瓶も豊富
壁一面冷蔵庫で日本ではお目にかかれないビールがぎっしりです。
ずっと眺めていても飽きません。
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ふらりと立ち寄るお客が多いみたい
こういうお店が近くにあったら昼間1杯だけひっかけに来られるのに。
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この容器でビールを持ち帰ることもできる
自宅でビールパーティーなんて時は便利ですね。
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このお店のとおりの向かいにはブルーパブのLOMPOCがある
軽くひっかけたところで、お次はLOMPOCへ移動です。
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Thin Bucketの斜め向かいのLompoc
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この日は貸切で入れなかった!ショック!
まさかの貸切営業で入れませんでした。
がーん。
気を取り直してポートランド大本命のROGUEに行きました。
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ROGUEのサンプラー。左から7Hop,Mocha Porter,
American Amber,Juniper Pale Ale
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35TAP+ハンドポンプがあったような
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ROGUEのビールだけでこんなに飲めるなんて!
日本でちょこちょこ見かけるROGUEのビール。
ジュニパーベリーや他2,3種類しか飲んだことがありませんでしたが、
やたらと美味しいビールだと思っておりまして、
ポートランドに行ったら是が非でも立ち寄ろうと思っていたブルワリーです。
ついに来ることができまして感無量です。
直営だけあって選びきれないくらいのビールがあるのですが、
お一人様は黙ってサンプラー。
4種類を選べました。
7Hopは7種類のホップを使ったすんごいホッピーなビールです。
IBUもかなりお高め。
ホップ好きにはたまりません。
モカポーターはその名のとおりコーヒーフレイバーのポーター。
ボディはミディアムかな。後口は軽いです。
アメリカンアンバーは薄い褐色。
モルトとホップのバランスが良いです。
ホッピー過ぎずモルティでない。
ジュニパーベリーはやや濁りあり。
味わいはピルスナーっぽかったです。
モルティというのかしら。
どれもとても美味しかったです。
すげえなローグ。
この日はハロウィンの夜でしたから周囲の客はゾンビや海賊だらけ。
賑やかなバーとなりましたが、
IDチェックはどこよりも厳しかったです。
アメリカで言うところの公的なIDでないと認めないそうで、
自国の運転免許証を出して断られていた人もいました。
ゾンビがID出してる状況は冷静に考えると笑いがこみ上げてきます。
お次はDESCHUTES BREWERYです。
ローグのすぐ近くです。
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まずはサンプラー。手前左から時計回りにSession Diesel ISA,
Fresh Hop Saison, Chasin’ Freshies,
奥左からHop Trip, Double D Imperial Spelt Ale, Black Butte XXV
こちらのサンプラーは6種$8~10です。
ローグですでに酔っ払っていたのですが飲みました。
以下ざっと。
【Session Diesel ISA】
India Session Ale
IBU 55
AL 6.9%
スーパーライトなエール。
【Fresh Hop Saison】
IBU 20
Al 5.0%
セゾン酵母の香りがとても良い。
スペルト小麦とオーツ麦を使用。
柑橘系のフレイバー。
【Chasin’ Freshies】
IBU 65
Al 7.2%
アマリロ使用。
【Hop Trip】
IBU 38
Al 5.5%
各バレルに7ポンドのホップを使用。
ドライホッピング。
【Double D Imperial Spelt Ale】
IBU 19
Al 6.9%
ヴァイツェンボック。
ガムっぽい甘いフレーバー。
フルボディ。
【Black Butte XXV】
IBU 64
Al 11.3%
ハイアルコールビール。
デーツ、いちじく、チョコレート、のフレーバー。
バーボンのバレルエイジ。
フルボディ。
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ビールもTシャツも売ってます
見渡せる広いフロアーにほぼ満席の熱気。
しかしながらローグよりも広いせいか窮屈さは感じません。
ここで相当べろべろになってあまり記憶がありません。
0時くらいまで飲んでいましたが、無事宿へ帰宅いたしました。
ゾンビが歩いていてもぎょっとしない夜でした。
翌日。
歩いていたら見つけたので入ったお店は、
LUCKY LABRADOR BREWINGです。
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黒いラブラドールの看板が目印。ラブドールではない
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広い駐車場。駐輪スペースももちろんあり
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犬Tシャツがずらり
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店内はとても広い
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サンプラー。IPAが好きだを伝えてからオススメを選んでもらった
【Super IPA】
アメリカンIPAらしいホッピーなビール。
下品なまでにホッピー。
カラーは褐色。
テイスターやジャッジなら『ホップの香りが支配的』とか言うのでしょう。
【Dog Day IPA】
上記のIPAよりも穏やか。
カラーは褐色。
【ポーター】
薄めの黒。
独特の草のような香りがする。
あんまり美味しくない。
【Extra Pale Ale】
 ポーターと同じく美味しくない。残してしまった。
【クリスタルヴァイツェン】
クリスタルだけに濁りなしのヴァイツェン。
色は褐色でヴァイツェンにしては濃い目かしら。
【ESB】
最近日本でも良く耳にするEnglish Special Bitter。
IPAほどではないが苦い。
IPAに慣れるとイギリス系のエールはホップの面で物足りなくなるんですが、
モルトとのバランスを考えるとこういうスタイルの方が的確なのかと考えたり。
店内は近所の人でわいわい賑わいそうな雰囲気ですが、
サーブしてくれるおっさんはメタラーかハーレーの人どちらかの属性でした。
はい。もういっちょ行きますよ。
ポートランドで超有名なBAILEY’S TAP ROOM
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平日の15時過ぎだというのに椅子席はフル
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※クリックで拡大
モニターにビールの種類、産地、サイズ、価格、ケグの残量メーターも!
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昼からはしごでへろへろだけどヴァイツェンを飲むよ
こちらは街のど真ん中にありまして、
アクセスは非常にしやすい立地であります。
オレゴン州を中心に近隣の州のビールをタップで取り揃えています。
ボトルもあります。
開店1時間後ですでに店内は人でごった返していました。
どうみても旅行者じゃないような方ばかり。
みんな平日の昼間に一体何をしているのやら。
ということはポートランドなら昼間っからビールを飲んでも白い目で見られない
素晴らしい環境と言えましょう。
でだ。
何が何でも来たかった理由は、
ここの売りのビールのモニターを見たかったのです。
飲みたかったビールが前の人ので売り切れとか、
少ししかなかったとかそういう残念なシチュエーションに出くわした
ビール好きは多いと思うのですが、
この残量メーターがあればその心配は減ります。
しかもお店のHPからも見れるので、
出先からビールの残量チェックもできるという画期的なシステム。
加えてビールについての説明も一目瞭然。
このシステムは面白い。
日本にも導入されそうですよね。
最終日。
まだまだ真っ暗な早朝3時半。
ポートランド空港へ向かいます。
そうしましたら最後までポートランドに度肝を抜かれました。
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空港内にもROGUEがあるなんて素晴らしすぎる!
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はぁはぁ。朝5時からみんな飲んでるんだよ
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Dead Boy IPA
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おなじみのグラスでいただきますのはJLS-Rogue Farms Wet Hop Ale
パイント$4程度です。安い。
日本だと1000円オーバーするところが多いです。
直営という強みと酒税の違いでこんなに安くなるのですね。
おかげさまで搭乗ギリギリまでビールを飲んでしまい、
気がついたらサンフランシスコに着いていました。
わー、ワープしたー。
最初から最後まで飲み続けたポートランドでございます。
必ず再訪するぜ。

2013年12月07日

アメリカビール旅行・シアトル編

FBとツイッターでちょこちょこアップしておりましたが
アメリカに行ってまいりました。
一人で海外旅行は社会復帰後初です。
今回はクラフトビールの最先端を担うアメリカのビール事情に的を絞って、
ひたすらビールを飲むことを目的としました。
場所はシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、サンディエゴ。
美術館や博物館、動物園、水族館の類の観光名所は一切禁止。
大好きなカバの尻を見ない。爬虫類館にも寄らない。絵画の一枚も観ない。
そんな時間がかかるものに行く暇があったらブルーパブに行きました。
アルコールへの渇望のために他の娯楽は一切見向きもせず、
ひたすらビールストイックの行動。
行ったのはビアパブ、醸造所、スーパー、本屋、墓場のみ。
よく頑張りました。特に肝臓と胃袋。
こんなに肝臓を愛しく思ったことはありませんでした。
ということで各地のビール情報及び食べ物情報をアップしてまいりますが、
当ブログでお馴染みの料理画像は少なめになっておりますのでご了承ください。
だってアメリカの食事って(ry
そして備忘録も兼ねてビールの感想も書き連ねます。
興味のない方は読み飛ばしてください。
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シアトル着2時間後、早速飲みに出かけました
シアトル一軒目はRock Bottomです。
全米各地で展開するブルーパブです。
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サンプラーサイズで飲むことに。$6
左からケルシュ。ホワイトエール。IPA。レッドエール。
スタウト。パンプキンエール。
ドイツのケルンのビール、ケルシュがあることに驚いたのですが、
これ以降もケルシュをあちこちで見かけました。
アメリカでケルシュはメジャーなスタイルのようです。
でもケルシュは味わいが淡白すぎてわたくしにはまだその魅力がわかりません。
例えるなら、ギムナジウムで純粋培養された線の細い男子みたいなんですわ。
いや、その萩尾望都先生や竹宮恵子先生の世界は大好きなんですけど、
脇を固めるちょい悪な登場人物の方に惹かれる傾向にあるため、
取っ付きにくいのにいつの間にか癖になるIPAとかの方が相性が合うのです。
ざっとコメント。
パンプキンは薄い琥珀色。シナモンフレーバー。
ハロウィン前に出す季節物のビール。
かぼちゃの味はよくわからず。
スタウトはコーヒーフレーバー。
かなりダーク。
ホワイトエールはオレンジピールとコリアンダーを仕様。
時間が経つと味わいが薄まる。
レッドエールは赤銅色。
ホッピーで美味しい。
IPAはかなりIBUは高いと思う。
美味いね。
少ない量であれこれ飲めるサンプラーサイズを用意しているお店が多いので、
独り飲み歩き派としては大変ありがたいです。
今回のアメリカ旅行ではお世話になりました。
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つまみはナチョス
つまみにナチョスを頼みましたら、
店員さんの「おめーはハーフサイズにしとけ」というアドバイスどおりにしてみたら、
直径30cmの皿に山盛りナチョスがやってきました。
これでハーフならば通常サイズはどんだけてんこ盛りなのかしら。
この後ナチョスと格闘していたら○唐が絡んできてゲームの相手をしたりと
面倒になったので早々に退散。
金持ちの毛○でしたが奢ってくれませんでした。ちっ。
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気を取り直してTHE PIKE
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またまたサンプラー。$11
手前左からPike Naughty Nellie,Pike Pale Ale,Pike IPA,
奥左からPike Kilt Lifter,Pike XXXXX,Pike Monk’s Uncle です。
・Pike Naughty Nellie
オーガニックゴールデンエール。
多くの性的魅力を兼ね備えたとか書いてある。
苦い。
・Pike Pale Ale
ペールエールなのにフルボディ。アンバーエールみたい。
でもってモルティ。
・Pike IPA
IPAらしいホップの効き具合。
『300 beers to try before you die』にも載ってる。
・Pike Kilt Lifter
スコッチエール。
スコッチエールが苦手なのでコメントなし。
・Pike XXXXX
エクストラスタウト。
ロースト香強し。苦い。IBUはIPAよりも高い。
・Pike Monk’s Uncle
ベルジャントリペル。
わたくしの大好物のスタイル。
マンゴーのようなフルーティーな香りがたまらん。
フルボディ、ハイアルコール9%。
うめーうめー。
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THE PIKEは毎日11時から飲めるのよ
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シアトル2日目。1軒目はBrouwer’s Cafe
こちらも11時から飲めます。
午前中からビールが飲めるなんてアメリカっていい国ですよね。
ええ、昔から大好きでした。アメリカ。
こちらは64TAPにボトルは300以上。
このTAP数は日本では中々お目にかかれません。
ベルギービールとシアトルを中心としたアメリカのビールの他にも、
ドイツ、イギリス、スウェーデンもありました。
残念ながらサンプラーはありませんでした。
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Fremont Trifecta IPA
地元シアトルのビールです。
褐色でホッピーなIPA。うまい!
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Elysian Dry Fly Bbi-Aged Dragonstooth Stout
こちらもシアトルのビールで泡立ちがきめ細かく滑らかなスタウトです。
Al度数は7.45%とやや高めのミディアムボディ。
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ガーゴイルがいるよ
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天井には蜘蛛
店内はスタイリッシュな軽めのゴシックです。
1階の壁沿いに2階へと続く階段があり、
壁2階はをぐるりと囲むような構造で完全な吹き抜けになっています。
天井が高いから混雑していても窮屈と感じなさそうです。
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お次はHALE’s ALES
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左からケルシュ。ヴァイツェン。ペールエール。マングースIPA。ビッグアンバー
5 oz.のテイスターサイズをあれこれ注文してみました。
1杯$1.35!
ケルシュはやや濁り、草のような香り。
ヴァイツェンはどえらい濁りっぷりで、まるで無濾過のリンゴの絞り汁みたいでした。
かなりイースティ、酵母臭い。
はっきりいってまずい。こんなもん出すなというレベルです。
こんなひどいビールをよく出すなあ。びっくらこきました。
ペールエールはクリアで適度なホッピーさ。まあ普通。
IPAはやや濁りあり。IPAの割りに苦味が少なくぼんやりした印象。
アンバーは酸味あり。でもまあ飲めるよ。この中では。
こちらはビールの味もひどかったけど接客も残念なものでした。
店内は広くて子供の遊べるスペースもあるくらいですから、
休日は家族連れで賑わったりするのでしょうけど。
うーむ。
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気を取り直してお次はPEDDLER BREWING
美味しいビールを飲むぞー、口を清めるよーとドアを開けようとしたら休みでした。
ガーン。
口がまずいビールで穢れたままとなりました。
ここのビールは是非飲んでみてかったのですが次回に持ち越しです。
ちなみにこちらのテイスティングルームは食べ物の持ち込みOKです。
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スーパーのビール売り場。通常は1/2ダースで販売
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Lagunitasも大好き
DOGFISH HEADSierranevadaが普通に売ってるって羨ましいです。
レフトハンドのミルクスタウトもありますね。
いいなあ。いいなあ。
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ハロウィン前日のスーパーではこんな飾り付けが。ラグニタスだよ
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オーガニックスーパーの野菜の美味そうなことといったら
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夜のハンマリングマン
シアトル美術館の前にいる作品です。
昼間はひたすらビールを飲み歩いていたので、
夜中にしか観れませんでした。
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ブルース・リーの墓参りに行く途中

2013年10月17日

牛久ツアー~牛久ブルワリー編

大仏を見た後は
わたくし的に今回の本命だった牛久ブルワリーへの訪問でございます。
本命だったと過去形になっていますが、
そりゃ貴方、あんな馬鹿でかい大仏の中に入ってトリップ空間を体験したら
大仏の圧勝です。
ビール目的のはずだったのに。
とはいえ夏の暑さで喉が渇いておりますし、
牛久まで来てビールを飲まないわけにはまいりません。
しっかりがっつりいただいてまいりました。
こちらではレンガ造りの素敵な建物のレストラン、ラ・テラス・ドゥ・オエノン
屋外でもBBQができるBBQガーデンの2箇所でビールをいただくことができます。
わたくし達はBBQガーデンで飲み食いすることにいたしました。
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本日のビールは5種
こちらの牛久ブルワリーはドイツビールのスタイルで作られているため、
ヘレス、デュンケルがありました。
右上の秋あがりはメルツェンです。
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多分ウィートエール
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多分メルツェン
1杯500円くらいだったような。
一応全種類をいただいたような。
アルコール摂取時の記憶力の低下が近年著しいです。
うろ覚えな記憶の糸を手繰り寄せてみますと、
秋あがりが美味しゅうございました。
赤銅色のミディアムボディ。
多分。
ブルワリー直営パブで飲む良さと言えば、
新鮮なビールを手軽な値段飲めることに尽きます。
そして場所によっては醸造所見学ができるというのも魅力的です。
こちらでは常時見学可ではありませんでしたが、
美味しいビールを大人数で飲めるスペースがあるだけでも
行く価値がありました。
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日がとっぷりと暮れてからはワインへ移行
BBQガーデンでは夕方から地元の方々と思われる面々が
わらわらと出没してきて、
外では大人が酒盛り&子供は芝の上でレスリングという
老若男女楽しめる場所と化しておりました。
それにしても小学生男子というものは、
遊び道具はなくとも広場さえあれば大運動会を始める生き物なのですね。
自然と一対一でレスリングを始めたり、リレーが始めたり。
おそらく動かずにはいられないDNAが組み込まれているのでしょう。
水を見れば事後を考えずに浴びる、飛び込む。
棒が落ちていれば拾う、奪い合う、振り回す、長さを競い合う。
隙間があれば猫のように入り込む、挟まる、落ち着く。
お酒を飲みながら男子という生態について思いを巡らせておりました。

2013年09月30日

大人の食育 流しめん

大人の食育なるイベントに参加してみました。
このイベントは毎回子供も一緒に楽しめる企画でして
この度お誘いいただきましたので、
会場であるドイツ文化会館内にあるドイツパン・ウィーン菓子のお店ノイエスにお邪魔しました。
店内は赤を基調とした模様のオサレ壁にシンプルな木のテーブルと椅子。
そしてソファー。
ウィーンはハンガリーにこんなお店があったなあ。
そんなヨーロッパな雰囲気のお店で、日本の屋台メニューが食べられました。
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お祭りメニュー
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ビールとワインの注文はこちらで
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スワンレイクのクリスタルエール
息子には屋台メニューを与えている間にわたくしはおビールの時間。
8月は八重洲のスワンレイクパブ・エドにちょこちょこお邪魔しておりました。
炎天下の中、辿り着いて1杯目に飲むビールはクリスタルエールが多かったです。
柑橘系のアロマを感じる爽やかな飲み口です。
ホップはアマリロを使っているようです。
小麦麦芽も使用しているからさっぱりしているのかな。
これ以外にアンバースワンと越乃米こしひかり仕込みもありました。
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ちゃんと竹で流してます
中庭に設置された流し麺装置です。
流す麺は素麺、そば、スパゲティ、うどん。
ここに時々かにかまチャンスタイムが舞い降ります。
そしてつけだれがカレー、トマト、ゴマダレ、明太マヨなど豊富で、
ミックスしても美味しいですし、何よりこういうのは子供が喜びます。
ドイツ文化会館だけど局地的に日本の風流を感じます。
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エア流し麺
息子が突如エアで流し麺を取る素振りを始めました。
次の流しに備えて入念なフォームチェックの模様です。
箸を水中に差し込み、素早くカップに挿入し、すぐさま口に持っていく。
この一連の動きを一定のリズムに乗って繰り返します。
この様子を見ていた主催者の方から
「普段の教育がよくわかりますね」
との感想をいただきました。
ありがとうございます。
こんな息子を見ながらわたくしはこちらの画像が思い浮かびました。

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鮭が来たらこうっ!! 鮭が来たらこうっ!!

流し麺以外にも子供向けにお菓子のつかみ取りがありました。
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ふがしのみ集め中
息子はふがしが大好きでして、
うまい棒には目もくれず必死にふがしだけを集めていました。
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再びふがしのみ
自分の取りやすいようにふがしを一極集中させて両手でごっそり取りました。
こんなずるい手を使うことを許可してくださってありがとうございました。
おかげさまで9月一杯のおやつはふがしばかりで幸せそうでした。
安上がりな子です。
息子と一緒に出かけて文句を言われることなく過ごせたことは奇跡に近いです。
それもこれも子供心をくすぐるコーナーを設けてくださったことに尽きます。
どうもありがとうございました。
次回のイベントも楽しみにしております。

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