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2011年12月23日

第二回ワイン試飲会

前回の試飲会ではランブルスコが買えずすごすご帰ってまいりましたが、
今回は欲しい物はとっとと買うことを念頭に再挑戦してまいりました。
場所は前回と同じさいたま新都心。
参加している輸入代理店の数は減りましたが、
厳選された良質なワインが取り揃えてあるようです。
プロシュートをつまみながら
ソーヴィニヨンブランとスパークリングを中心に試飲した結果、
こちらのワインを購入いたしました。

ラ ボカ トロンテス サルタ 2010年

ラ ボカ トロンテス サルタ 2010年
価格:987円(税込、送料別)

バロン ド ロートベルグ ブリュット N.V.

バロン ド ロートベルグ ブリュット N.V.
価格:1,134円(税込、送料別)

上記の5本とドメーヌ・フェリーヌ-ジョルダン
ソーヴィニヨン・ブラン・IGP・コトー・ド・ブスィユ 2010
を買いました。
あれこれ飲んでいると好みの傾向がわかってまいりまして、
すっきり辛口のソーヴィニヨンブランが好みのタイプということが判明しました。
合わせるなら炭火焼きした魚介にレモンをきゅっと絞ったものでしょうか。
牡蠣なんてすごく合いそうです。
このうちの2本のINVIVOとカヴァを近所の忘年会に持参いたしました。
この日はワインを持ってくる人が多く、さながらワイン大会のようでした。
INVIVOとカヴァはどちらも好評で買って大正解でした。
シチリアのワインも美味しゅうございました。
まだワインが4本残っているので、
人数が集まった時に持参しようと思います。
それまで大切に取っておかねば。

2011年12月21日

入院顛末記

アルゼンチン産の赤海老が1匹100円で売られていました。
5匹だと398円でした。
茹でる前から赤いその海老は大変大きく立派でした。
買いでしょ。これは買いでしょ。
ベッドに佐々木希が裸で寝ていたら行くでしょ。
タモリが夕飯を作ってくれたら食べるでしょ。
それと同じです。
5匹の海老はこの日の夕食になりました。
パエーリャです。

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旨そうな面してとんでもねえ野郎だな
ムール貝もパクチーもあったのでパエーリャにしました。
ムール貝は白ワインで蒸して、海老はにんにくとオリーブオイルで炒めて、
海の幸のエキスがたっぷり染み込んだパエーリャはサフランの香り。
一口頬張ればバルセロナで食べたパエーリャの味がしました。
これは過去最高の出来でした。
海老アレルギーの心配があるため
念のため海老以外をガツガツ食べました。
2時間後。
何だか胃が痛いです。
3時間後。
身体の局所が痒くなってきました。
そして下痢も始まりました。
これは久しく出ていなかった海老アレルギーの症状に違いありません。
迂闊でした。
ここ3年くらいトムヤムクンを食べてもブイヤベースを食べても無症状だったので油断していました。
加えて非常薬のアレロックも切れているのです。
これはまずい。
そうこうしているうちに全身が赤味のまだらになってきました。
痒みはありますが、掻くとぼこぼこに腫れたことがありましたので、
我慢します。
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顔のT字ラインが真っ赤
この頃はまだPCをいじる元気もありました。
赤味と腫れがちょっとひどくなってきたので夫に見せたら、
音楽を聴くためのイヤホンを外して「どうしたんだ!」と声をかけられました。
イヤホンを外してまでの会話は珍しいです。
相当ひどい形相だったのでしょう。
そして全身痒いけど寝て起きたら治ってるかもなどと淡い期待を抱きつつ
布団に入りました。
就寝して1時間後。
息苦しくて目が覚めました。
顔と手が腫れ上がりすんごいことになっていました。
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赤味が引いたように見えても腫れが増大
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7号サイズの指が力士化
これはまずいです。
息が苦しくなってきたということは気管が狭窄しつつあるのではないか。
近くの救急外来へ駆け込むことにしました。
夫を起こし顔と手を見せ、病院へ行くからタクシーを呼んでほしいと頼んだら、
タクシーを手配してまた寝ました。
えーと、手がパンパンに腫れているので洋服も着れないんですけど。
鍵も閉められないんですけど。
言われたことしかしない気の利かなさと
事の重大さを認識していない態度に腹が立ち、再び起こして手伝わせました。
アレルギーは死ぬこともあるってのに、息子の時の対応といい今回の対応といい、
どちらかがアナフィラキシーで死ぬまでわからないのかもしれません。
タクシーの清算時に財布を出しましたが小銭が持てませんでした。
指が細かく動かないのです。
ですのでカードで支払いました。
サインをするのも一苦労。
小学1年レベルの字になりました。
救急外来の手続きをして待合室でぐったりしながら待っていると、
看護士さんがやってきてまだらで膨らんでいるわたくしを見て驚いていました。
そしてコートを脱がしてくれました。
指が動かなくてボタンが外せないからです。
すぐさま抗ヒスタミン剤とステロイドの点滴です。
これを打っている間に問診です。
3人の若い医師に診てもらったのですが、
今日食べた夕飯の話と5年ほど前に海老を食べて蕁麻疹が出たこと、
ここ3年くらいは海老を食べても症状がなかったことを伝えました。
すると1人の医師が
「じゃあ今日はあえて海老を食べちゃったって感じですかあ?」
と言ってきました。
うわー。問診なのに何だか若者っぽいわー。
しばらく点滴を打っても腫れが引かず、息苦しさも変わりがないので、
「これは重症です。入院の適応です。3日間は入院してください」
とこの日が土曜日なので、月曜日まで入院を宣告されました。
実は月曜日は有休を取っておりました。
それなのにこれが入院に使われるなんて。
初めての有休を取っていたのはこの入院のためじゃないのに!
仕事に支障をきたすことはないのですが、
タイミングが良いのか悪いのかわたくしの貴重な有休がー。
とりあえず夫に電話をし入院を伝えます。
出産以外で人生初入院です。
車椅子で点滴台と共に病棟へ運ばれました。
個室風の4人部屋に通され、心電図、点滴をセットされます。
点滴が激しく液漏れしておりまして、
「あー、液漏れしてる。先生気づかないのかしら。全く」
とブツブツ言いながら看護士さん達がてきぱきとセットし直してくれます。
点滴のせいか、それとも睡眠不足のせいか。
自然と眠りにつきました。
朝、先生に起こされ具合を聞かれました。
どうやら2時間寝ていたようです。
顔の赤味が消えていますし、手の腫れも大分改善しています。
喉が詰まっている感じも良くなってきています。
先生にそれを伝えると、このまま症状が改善されるなら、
今日中に退院しても良いし、明日まで様子を見てもいいとのこと。
安心しました。
身体が楽になってきたので、朝食を軽く食べ、
テーブルに置かれた入院案内を見ましたら、
飲んでいる牛乳を噴出しそうになりました。
『救命救急センターの当病棟は特定入院料の加算があるからそれも含めて
 1日当たり約98,000円(3割負担で33,000円)かかりまっせ』
みたいなことが書かれているではありませんか。
ぎゃー。
1日33,000円ってどこの高級ホテルですか。
明日まで入院したら更に倍。
これで一気に赤味も引いたと思います。
まだ浮腫んだ手をしながらも次の回診時に先生に
「夕方退院します!」
と元気よく伝えたのは言うまでもありません。
そんな感じで短時間で無事退院しました。
救命救急病棟に入院するとこんなにお金がかかるもんだとは知りませんでした。
たしかに周囲は重病っぽい方がちらほら。
帰宅後自分の加入保険で保険金が降りるか調べましたが、
入院5日目以降からの適応でした。
特定入院料とダブルで凹みました。
今回は身体的にも金銭的にも恐ろしいアレルギーでの入院となりました。
皆様も生命保険の見直しをオススメいたします。

2011年12月11日

金魚の世界は深いのよ

かなり前の話ですがアップします。
金魚資料館なる場所に行ってきたのですが、
スネークセンターよりも昭和感漂う場所でした。
ヘビ研よりも規模が段違いに小さいことと、
個人が趣味で始めた延長の手作り感のおかげで、
妙な期待が高まります。
もしかしてパラダイスかもしれない。
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看板も屋根もザ・昭和
周囲は金魚のための貯水池だらけで、夏は蚊が多そうです。
内部は金魚に関する資料展示室と水槽に入った金魚の展示室に別れていました。
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のっけから金魚のホルマリン漬け
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何故か竹串でぐっさり刺されて固定中
ホルマリン漬け以外には金魚の浮世絵から金魚の玩具まで
幅広く節操なく展示されています。
だって俺が資料館の主役と言わんばかりに、
展示室のど真ん中に猛禽類の剥製がどーんと鎮座ましましているんですもの。
とてもフリーダム。
ホルマリン漬けではなくちゃんと生きている金魚の水槽が並ぶ展示室では
様々な種類の金魚がいました。
ええ、様々な種類が。
はっきり言ってグロいです。
品種改良という名の下に生まれた金魚たちは、
素人のわたくしからすると美意識という価値観の相違を
見せつけられている感じがしました。
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この辺はまだ普通の金魚
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もしもし?脳みそが乗っかっていますよ
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眼が・・・眼がー!
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眼が袋に包まれて見えないんじゃないの?
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辛うじて上から見えるのか。でも視野が上のみ?
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やっぱり横は完全に見えないじゃん
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かなり大きめの金魚
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眼自体が巨大化している・・・・
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日野日出志だー!
展示室の解説によると、眼を覆う巨大な袋のために上しか見えない金魚は
上から見るのがこの金魚の正しい鑑賞法なのだそうです。
つまりこの金魚が一番美しく見える姿である目が上向きのものが最上で、
斜めになっているとランクも落ちるということ。
脳みそが上に乗っかっているような金魚は、その瘤が美しいのでしょう。
眼が全部袋で覆われている金魚は、その袋が美しいのでしょう。
わたくしには奇形にしか見えませんでしたが、
それこそが美しさの基本である世界があるのです。

2011年12月10日

インド料理のお店あれこれ

なかなかアップできなかったインド料理のお店をちょろっとご紹介します。
【想いの木】
インド料理らしからぬお店のこちらのお店は神楽坂にあります。
職場の人に推薦されて行ってみることに。
店内はインド料理とは対極にある
オサレオーガニック系のシンプルなカフェといった趣です。
インド音楽も流れていなければ、調度品もインドらしからぬ物が多いです。
サラダ、ラッシー、ハーフナン、ハーフライスカレー3種が付くランチセットを注文しました。
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サウザンドレッシングじゃない
個人的にレタスやキャベツの千切りにサウザンドレッシングをかけただけの物を
サラダと称する飲食業界の風潮はいただけないです。
ですのでランチの『サラダ付き』表記には要注意と常々思っていましたが、
こちらのサラダはれっきとしたサラダでした。
人参のすりおろしドレッシングにパニールがかかっていました。
具材はレタスでもこの一手間でサラダの存在価値も急上昇しました。
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ラッシー
容器がアルミ容器でもガラスでもありませんでした。
濃すぎずとても美味しいラッシーです。
湯のみくらいのサイズでした。
贅沢を言えばボリューム感がほしいところです。
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ラッサムを別注文
同行者がラッサムを好きなので、ラッサムを注文。
むむむ。
これは美味しい・・・。
酸味と辛味が良いバランスです。
これはいやがうえにも後続のカレー3種に期待が高まるではありませんか。
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メインが来ました
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ブラウン海老カリー、大地の息吹カリー、チキンカリーだったかな・・・
同行者はマトンカリー、野菜カリーを頼んだので、
この日のランチカリーを全制覇できました。
お味は、もう文句なしに美味しゅうございます。これはいい。
インドの食堂の味ではなく、
インドの高級レストランで味わう洗練されたカレーです。
たまにはこういうナンに合うカレーもいいなあと思いました。
だってナン自体がとても美味しいのですもの。
全体的に量が少なめですが、
一般的な女性には丁度良いボリュームかもしれません。
ということはわたくし的には足りねーよレベルです。
でも美味しいわー。
「インド料理屋には1人で入りづらいわ」なんて可愛らしい女性や、
オサレカップルのデートにも良いお店だと思われます。
【ダバインディア】
八重洲にあります有名な南インド料理専門店。
ミールスやドーサが食べられます。
平日のランチタイムは場所柄、東京駅界隈のサラリーマンやOLで大混雑ですが、
カウンター席もありますので1人でふらりと入ることもできます。
平日ミールスランチを頼みました。
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右から順にマトンひき肉と野菜のカレー、レモンチキンカレー、
ダルマハラニ、サンバル、ラッサム
ライスに刺さっているのはパパド。これにパトゥーラがつきます。
ライスはもっちり日本米でした。
うーん。バスマティライスを出せとは言わないけど、
もう少しさらりとしたご飯だといいなと思いました。
でも美味しいです。
美味しいと評判のお店ですから期待して行きましたが、さすがのお味でした。
全体的にお値段がお高めですが場所と客層から考えて妥当だと思います。
【アーンドラキッチン】
御徒町にありますこちらのお店は、
上記の八重洲のダバインディアで働いていた元シェフのお店です。
ホリデーランチミールスをいただいてきました。
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この頃は海老を食べていたのか
海老カレー、ポリヤル、ラッサム、サンバル、ライス、チャパティ、パパドがつきます。
デザートはバミセリを甘く煮た物。
ダバインディアのミールスは2,100円でしたっけ。
それに比べたらリーズナブルです。
ホール係の方が随分人懐っこい感じでした。
子供の相手をしたり、手でがつがつ食べているわたくしに話しかけてきたり。
今度はディナーの一品料理でアーンドラプラデーシュ料理を食べてみたいですね。
ビンディベイガンやアーンドラチキンとか。
【ケララの風Ⅱ】
5月で一旦店を閉めた大森のケララの風がリニューアルして、
ランチのみの営業となりました。
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ミールスは変わらず1,000円
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ふわっふわのワダ
新メニューでワダ、イドゥリ、ウプマ、ウタッパムが増えていました。
ミールスで満腹になることはわかっていましたが、
ついついワダも注文。
注文後、厨房からミキサーの音が聞こえてきました。
もしやココナッツチャトニを作っているのかしら。
出来たてフレッシュかもしれないココナッツチャトニ、
揚げたてワダにサンバルがついてきました。
わたくしが作るワダは足元にも及ばないくらいふわふわのワダでした。
チャトニは水分がかなり多めのシャバシャバなチャトニでした。
青唐辛子ががっつりきいています。
こういう南インドの軽食(ティファン)が気軽に食べられる店が増えると
食の愉しみも増えそうです。
パニプリ食べたい。

2011年12月09日

久しぶりに播磨屋へ

播磨屋の朝日あげが食べたくなり、虎ノ門まで足を延ばしました。
こちらのフリーカフェは一時期スローガンを掲げた横断幕が撤去されており
その筋のファンからは「播磨屋も権力に屈したか」と思われたとかいないとか。
嘘です。
通販で買うのが楽ですがフリーカフェのその後が気になったことと、
お茶も飲みたいしという思惑がありまして立ち寄った次第です。
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うわー。普通に復活してるじゃん
昼下がりのフリーカフェ。
テーブルの混雑具合は以前とは比べ物にならないくらい空いていますが、
その理由は以前は無料だった飲み物も、
今では商品を購入するか、イートイン用のおかきセット210円を購入しないと
飲めない仕様に変更したためでないかと推測されます。
よっぽど売り上げに関わらない只飲み客が多かったのでしょう。
もしくは店主の思想発表の場が復活していることに恐れをなしたか。
この日は朝日あげと季節限定の丸餅を買う予定でしたが、
餅は売り切れでした。
レジが長蛇の列なのは驚きました。
皆様こぞってお得なエコノミーパックを抱えたり、
餅の在庫や入荷時期を聞いています。
季節柄、お正月用にお餅を買いに来る人が多いのでしょう。
わたくしも前にならえで列に並んでおりましたら、
商品を大量購入した見知らぬ方からおしるこ無料券をいただいてしまいました。
列の順番を譲っただけなのですがありがたいお礼でした。
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伸びの良い美味しいお餅
数日後、友人へのお礼に播磨屋の詰め合わせを贈りました。
大変喜んでもらえて嬉しいのですが届いた時間が深夜0時。
配達トラブルがあったようです。
ゆうパックめ。

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