2012年04月07日

見た目は同じでも

冷蔵庫が3倍に大きくなってからというもの、
せっせと食材を買い込み、加工している毎日でございます。
以前の冷凍庫部分ではアイスクリーマーの保冷ポットが入らず、
アイスクリーム作りは幻と化しておりましたが、
今度はホームサイズのアイスクリームも入りそうです。
ですので早速アイスを作ることにいたしました。
保冷ポットは18時間以上冷凍庫で冷やし、
その間にアイスの中身を作ります。
ピューレにした苺、牛乳、キビ糖、生クリームを合わせたものを
冷蔵庫で3時間以上冷やします。
以上の下準備をしてこの日は寝ました。
翌朝。
アイスクリーマーをセットし、冷蔵庫に冷やしておいた中身を注ぎます。
「あれ?なんか少ない?」
昨日作った中身が目減りしているような気がします。
アイスクリーマーの撹拌パドルに辛うじてかすめる程度しか量がありません。
ラップをしなかったから蒸発したのか、
それとも元々少ない量を作ったのか。
減ったという確信がないまま、再び同量の中身を作り、
アイスクリーマーに継ぎ足しました。
アイスクリーマーが一生懸命にアイスを撹拌しているところに
夫が起きてきました。
「それ飲みたいんだけど」
アイスクリームだから飲めませんよ。
「昨日それ飲んだけど」
なぬ。
犯人はお前か。
どうやら冷蔵庫に冷やしてあった中身を苺シェイクと勘違いして
グビグビ飲んだようです。
どうりで少ないわけです。
砂糖たっぷりのあの液体を美味そうにグビグビ飲んでいる様を
思い浮かべたら笑えました。
あんまり面白かったので、マンゴーラッシーを作ってあげました。
座布団代わりに。

2011年12月11日

金魚の世界は深いのよ

かなり前の話ですがアップします。
金魚資料館なる場所に行ってきたのですが、
スネークセンターよりも昭和感漂う場所でした。
ヘビ研よりも規模が段違いに小さいことと、
個人が趣味で始めた延長の手作り感のおかげで、
妙な期待が高まります。
もしかしてパラダイスかもしれない。
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看板も屋根もザ・昭和
周囲は金魚のための貯水池だらけで、夏は蚊が多そうです。
内部は金魚に関する資料展示室と水槽に入った金魚の展示室に別れていました。
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のっけから金魚のホルマリン漬け
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何故か竹串でぐっさり刺されて固定中
ホルマリン漬け以外には金魚の浮世絵から金魚の玩具まで
幅広く節操なく展示されています。
だって俺が資料館の主役と言わんばかりに、
展示室のど真ん中に猛禽類の剥製がどーんと鎮座ましましているんですもの。
とてもフリーダム。
ホルマリン漬けではなくちゃんと生きている金魚の水槽が並ぶ展示室では
様々な種類の金魚がいました。
ええ、様々な種類が。
はっきり言ってグロいです。
品種改良という名の下に生まれた金魚たちは、
素人のわたくしからすると美意識という価値観の相違を
見せつけられている感じがしました。
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この辺はまだ普通の金魚
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もしもし?脳みそが乗っかっていますよ
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眼が・・・眼がー!
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眼が袋に包まれて見えないんじゃないの?
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辛うじて上から見えるのか。でも視野が上のみ?
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やっぱり横は完全に見えないじゃん
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かなり大きめの金魚
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眼自体が巨大化している・・・・
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日野日出志だー!
展示室の解説によると、眼を覆う巨大な袋のために上しか見えない金魚は
上から見るのがこの金魚の正しい鑑賞法なのだそうです。
つまりこの金魚が一番美しく見える姿である目が上向きのものが最上で、
斜めになっているとランクも落ちるということ。
脳みそが上に乗っかっているような金魚は、その瘤が美しいのでしょう。
眼が全部袋で覆われている金魚は、その袋が美しいのでしょう。
わたくしには奇形にしか見えませんでしたが、
それこそが美しさの基本である世界があるのです。