2013年10月02日

牛久ツアー~牛久大仏編

茨城にある世界一大きな大仏、牛久大仏を見に行ってまいりました。
天気も良く巨大仏像を見るにはもってこいの陽気でした。
牛久までは日暮里から常磐線で40分強という近さです。
茨城がこんなに近いとは。
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これなら迷わない
牛久駅前からは『牛久大仏』への直行バスがありました。
片道500円。
あら結構お高い。
現場までは9km程あります。
駅から離れ工場が出てきた辺りでお目当ての大仏のお出ましです。
進行方向、バスの右側に座っていると見えてきました。
まだ距離はあるのにこんなに見えるとは。
どのくらい大きいのかしら。
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見えた!
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体長120m。自由の女神よりも大きいよ
以前当ブログでも取り上げた、
ロシアはヴォルゴグラードにある母なる祖国像は85m。
それよりも35mも大きい牛久大仏でございます。
ちなみにリオでジャネイロのキリスト像は39.6mです。
現地で見た時はその大きさに圧倒されましたが、
大仏と比べると意外と小さかったようです。
この牛久大仏は平野にいきなり立ってわけではなく、
牛久浄苑という霊園に立っております。
目玉の大仏以外にも、小動物公園、花畑、庭園、レストランなどもあります。
墓参りついでに大仏を拝んで、さるの曲芸を見て、
公園で遊び、ピクニックなどという休日の過ごし方ができることを考えますと、
複合型施設の霊園と言えましょう。
これだけ見てると新興宗教の類なのかと思ったら、
浄土真宗東本願寺派でして、
お東騒動で分裂した一派のようです。
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お約束の大仏ポーズ
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大仏へと続く道
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鐘は強く突いちゃいけません
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や、やさしくついてね…
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真下から見上げると大迫力。背後にオーラが渦巻いてるよ!
巨像恐怖症の方だと確実にちびります。
頭がもげたらどうしようとか、目からレーザーが出てきそうだとか、
頭の天辺にあるアンテナがあるからマジンガーZみたいなもんだとか
ありがたい大仏様の御足元でそんな世俗な話をしておりました。
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シュールな光景
動物ふれあい広場ではサルの曲芸なるものをやっていたのですが、
雄ザルが玉乗りをしている間、こちらの雌ザルは舞台上でじっとしたまま。
一度玉拾いに行ったくらいで動きませんでした。
対照的に雄ザルは近くにいた子供達に
牙を剥いて威嚇をするという本気のアドリブを見せてくれました。
そんな役者魂が炸裂する舞台に観光客が釘付けのうちに、
大仏の中に入ってしまえということになりました。
これが凄かった。
自動ドアが開き中へ入ると、ドアは閉まり暗闇となりました。
そこに静かに響き渡る「ジェットストリーム。こんばんは城達也です」的なナレーション。
暗闇になって低音ボイスが流れてきたところで
わたくしは笑いを堪えることに必死でした。
隣にいた友人も同じような息遣いだったので、
笑いがこみ上げてきていたのでしょう。
阿弥陀如来の光の世界についてのお話が終わると、
右側にある無数の仏像のイルミネーションが。
数秒毎に色を変えそれはもうカラフルなのです。
最初ホログラム仏像かと思いましたが半透明の仏像そのものが光っていました。
何これ。すげえ。
その後、全面の扉が開かると、ゆらめく光の部屋が待ち構えていました。
そうか。ここが極楽浄土か。
大仏の中に極楽があるなんて思いませんでした。
でも極楽浄土は1階だけでして、その後上階に行くと土産物やら
永代供養の費用やらの俗臭が漂って参ります。
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世界一の後ろには『チイイイイ!!』とつけたくなる
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大仏の建設写真
ここだけ抜粋すると奇怪遺産に出てもおかしくないと思います。
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大仏三階
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天井までぎっしりと。これなあに?
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正解は永代経の仏様
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小さいので30万円。大きいので100万円。
お早めにどうぞという不動産屋の謳い文句みたいなのが書かれていますが、
空いている棚はたくさんありました。
のせられちゃダメ!絶対!
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生々しい
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こえーよ
友人は夜の大仏を見たいとの希望でしたが時間的にちょっと無理でして、
田舎のパチンコ屋のようにスポットライトを浴びる大仏の写真で満たすことに。
最終的には大仏の胸の辺りまで登れまして、
四方の小窓から茨城の風景を楽しむことができました。
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活きが良すぎる鯉たち
大仏の外を出ると鯉がうじゃうじゃいる池に出ました。
本当にうじゃうじゃです。
自ら浅瀬に上ってきてまで餌を所望する貪欲さ。
このまま何百年と続ければ、
鯉も陸に上がって足が生えて歩き始めるんじゃないかってくらいです。
オーストラリアのパロネラパークのうなぎよりも数が多かったと思います。


上りすぎて打ち上げられて人間に助けてもらっている鯉までいました。
なんと強欲な。
それにつけても畜生の浅ましさよ。
100円で餌が売っていたので勿論わたくしも買いました。
打ち上げられた鯉を助けたい。そして恩返しされたい。
機織はいらんから現金で。
ああ、浅ましい。浅ましい。
【総評】
牛久大仏は休日のアトラクションとして楽しめます。
でも一度で充分かな。
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牛久の駅前にて
牛久の観光はまだ続きます。

2012年01月15日

アニサキス疑惑

今回の小旅行では後半ほとんど死んでました。
というのもアニサキスにやられたのではなかろうかというのが
今回のお話でございます。
沼津の某回転寿司店で寿司を食べたのは29日の昼間でした。
駿河湾という深海ならではのネタが多く、
聞いたことのない魚の名前が列挙されていました。
同日18時。
わたくしの沼津訪問の本命・沼津タップルームへ行くために
バスに乗り込んだその時です。
何の前触れもなく突然胃に激痛が走りました。
鈍痛ではなく、胃袋を刺されるような痛みが襲ってきたのです。
そして悪心も出てきました。
恐らくわたくしの顔色も悪くなっていたのでしょう。
黙って腹部に手を当て痛みに耐えているわたくしを見て、
息子が何かがおかしいことに気づき、
わたくしを心配しながら目に涙を溜め始めました。
バスを降りようかどうしようか考えているうちにバスは出発しました。
もしかしたら店に着く頃には良くなるかもしれないという
根拠のない希望を抱きましたが、
店前に着く頃には良くなるどころか嘔吐感を抑えることに必死でした。
幸いバスは駅発、駅着の循環路線だったため、
運転手さんに事情を話し、バスを降りずにそのまま駅に戻りました。
そして駅に着くと、倒れそうなくらいの辛さになってきました。
しかしここで倒れたら今にも号泣しそうな息子が可哀想すぎます。
何とかホテルに戻って一目散に部屋のトイレへ駆け込みました。
吐き続けるわたくしに驚いた息子が泣き喚いています。
吐けるもの全てを出しつくし、ベッドに倒れ込んだわたくしを心配する息子。
「ママがもうだめってなったら電話の9番を押して助けを呼んでね」
息子にフロントへの電話の掛け方を教えました。
息子を落ち着かせるためにTVをつけ、わたくしは横たわりました。
こんな痛みは初体験です。
どうしてこんなことになったのか考えてみると、
昼間の寿司以外に考えられません。
瞬間的にアニサキスではと考えました。
それはわたくしだけイカ3種類を食べたからです。
wifi完備の宿だったので、ipodでアニサキスの症状を調べます。
うわー。ぴったり。
ビンゴじゃないかこれ。
となるとあとは内視鏡で駆除してもらうしか手がありません。
ということは今月2度目の救急外来です。
しかも病院も年末年始の休みに入っています。
前回の救急でも金がかかっているというのに、
ここでまた金がかかったらとんでもない。
自分の健康も大事だけど本当に金銭的に痛いし、
受診の間、息子はどうしようか。
様々なことが頭の中をぐるぐる駆け巡ります。
ありがたいことに2時間くらいすると、吐き気と痛みが落ち着いてきました。
起き上がれるようにもなりました。
息子もちょっと安心してにこにこしています。
2時間前のあの痛みが減って本当に良かったです。
アニサキス怖い。
さて、わたくしのために夕飯を食べ損ねた息子に何か食べさせねばなりません。
先程店の前まで行って入れなかった沼津タップルームで
息子の好きなものを食べさせることにしました。
もうバスはないのでタクシーで乗りつけます。
店内はほぼ満員でした。
沼津にこんなに外国人がいるの?というくらい外国人率が高いです。
TVではアメフト中継が流れています。
アメリカらしい雰囲気です。
パスタとフライドポテトとジュースで息子は満足。
わたくしはついさっきまで死にそうだったのに、
ここまで来たのに飲まずに帰れるかとばかりに
ウィートをテイスターグラス(極少量)でいただきました。
アホなことは承知の上です。
帰りは歩けるくらいに回復したので、
今夜は病院に行かずに様子を見ることにしました。
翌朝。
朝食が食べられるようになりました。
昼食、夕食は少量入りました。
これならこのまま病院に行かずにいけるかも。
もしかしたらアニーは吐いた時に出ちゃったか、
そのまま腸に流れて排出されるかもしれない。
そうプラスに考えて東京に戻りました。
2日間はげっぷと胃部膨満感が残りましたが、
無事回復に至りました。
ロタやノロかとも疑いましたが、下痢はなかったですし、
あの胃の痛みはやはりアニーじゃないかなと勝手に結論づけています。
疑惑のイカを噛み切れずに、丸飲みした覚えもありますので・・・・。
ということで懐かしいアニサキス動画をどうぞ。

2012年01月14日

沼津港深海水族館

年末の息子との小旅行の目的は、
12月にOPENしたばかりの沼津港深海水族館に行くためです。
某友人が
「沼津に深海魚専門の水族館ができて、シーラカンスの標本も見れる」
という話をしてくれまして、
いつか沼津フィッシュマーケットタップルーム詣でをしたいと考えていたわたくしは
その話を聞いた5日後に息子と沼津の地に降り立ったのです。
水族館のある沼津港は、多くの観光客でごった返しております。
車で来る人がほとんどのようでして、
皆さん海産物を食べて、お土産にも買って帰るようです。
では早速水族館へ。
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入口にあったお詫び
思っていたよりこじんまりとしていた建物でした。
1階は深海生物の陳列、2階はシーラカンスの標本や魚拓や、
シーラカンスが生息している地域に纏わる展示が主です。
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ヘコアユ!
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デヅルモヅル!
みんなのうた・『恋のスベスベマンジュウガニ』に出てきた
珍名魚介類に会うことができました。
へこあゆは常に逆さに立っている魚です。
デヅルモヅルは上手く撮影ができなかったので説明パネルを上げておきます。
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ケブカガニっぽいけどこれ何だっけ?
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カラージェリーという綺麗な色のクラゲ
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水玉好きだけどこのカラーリングは・・・。赤白がいいな
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限りなくキュートなメンダコ!動きも風呂敷っぽかった
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食べるとこがないくらい細いミズヒキガニ
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世界最大の等脚類のダイオウグソクムシ
普段なかなか目にすることのできない深海魚の数々を
生きたまま見られる施設としては画期的でした。
ただ、2階のシーラカンスコーナーは広さを持て余している印象を受けました。
と言いますのも生きている生物の陳列コーナーとしては、
マダガスカルオオゴキブリアフリカオオヤスデ、サソリなどの昆虫類くらいでして、
あとはシーラカンスが発見された当時の話のアニメ、
VTR、シーラカンス生命の進化みたいなものの展示でした。
とはいえここの目玉はシーラカンスの冷凍個体ですから、
シーラカンスがお目当ての方にはドンピシャな水族館なのかもしれません。
こちらの水族館は当日に限り再入場が可能でしたので、
後に騒動になる寿司を食べた後にまた入館して楽しみました。

2012年01月13日

伊豆・三津シーパラダイス

沼津・三島への小旅行で伊豆・三津シーパラダイスへ行ってまいりました。
イルカやアシカのショーにはあまり興味がないのですが、
息子への家族サービスの一環として行くことにしました。
通常でしたら車での来館が大多数のようですが、
沼津駅前から出ているバスでこちらへ来ました。
施設内容は魚の展示と、イルカやトドのショーがメインです。
年末年始の休みに入ったためか家族連れとカップルで賑わっていました。
レストランや湾内遊覧船もありますので、
ショーや餌付けなどしていたら1日遊べると思います。
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モクズショイ!
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恋のスベスベマンジュウガニに出てきたのは君だったのか
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幻想的なクラゲ
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真ん中の穴からウツボの巣を覗いている様子
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ニョロニョロのようなチンアナゴ
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全員熟睡中だけど
首を器用に90度傾かせて寝ているオットセイと
仰向けになり手足で腹をガードしながら寝ているオットセイがいました。
首が凝りそうですが大丈夫なのかしら。
海獣の住処の一角にブリと真鯛の養殖場がありまして、
餌を買って魚にあげられるようになっていました。
お客が魚の餌を買い魚にばら撒く

ブリ・真鯛が育つ

ブリ・真鯛は海獣達の餌となる

餌代の足しになる
よくできたシステムです。
帰りは沼津ではなく伊豆長岡駅へのバスに乗り、
伊豆箱根鉄道で三島を目指しました。

2011年01月30日

伊賀の町・其の弐

痛車を堪能した後は、忍者を堪能します。
何故ならここは伊賀の町。
なんといってもNINJAは世界の共通語ですから、
日本人としてここは押さえておかないと。
とうことで伊賀流忍者博物館に足を運びました。
時間の都合で忍術ショーは見れませんでしたが、
忍者屋敷は見学できました。
見学者の数がそれなりに集まると、
案内人のくノ一的なお姉さんが屋敷内に隠された仕掛けを見せながら、
奥へ奥へと案内する仕組みです。
まず最初に見た仕掛けは隠し扉です。
一見普通の襖ですが、
襖の片側を叩くと、回転扉の要領で襖がくるりと回転します。
これをお姉さんが実演してくれた後、
「どなたかやってみたい方いらっしゃいますか?」
「はいっ!!」
真っ先に挙手したのは最前列に座っていたわたくしでした。
だって誰も挙げないんだもん。
先程のお姉さんのやり方を見て、頭の中でイメージトレーニングします。
手で襖を叩き、素早く体を回転させて、
丁度180度になったところでぴたりと止める。
この止め具合がぴたりとしないと、
襖が揺れ動くのでここだけは気をつけないと。
さあ実践です。
お姉さんの合図で回転します。
ぴたり。
しっかり止まりました。
イメトレ成功。
その後続けて子供と若者が挑戦していましたが、
あの止め具合がもう一つでした。
って別に忍者評論家でもないのに言ってみました。
その他にも板張りの一枚を外すとそこが刀を隠す穴になっていたり、
こちらからは見えないけど監視ができるようになっていたり、
あれこれ見ていると戸隠の忍者村を思い出しました。
あそこも面白かったです。
敷地内の資料館では、鎖帷子(くさりかたびら)を試着させてもらいました。
DQで言うと、くさりかたびらははがねのよろいを買うまでの
中継地点みたいな印象でしたが、これが貴方重いのなんのって。
重量20kgです。
これを身に着けて塀を乗り越えたり、走って逃げたりは無理です。
そんな軽快な動きはできません。
いや、忍者ならできるのか。
思い描いていた防具と現実では、
かなりかけ離れていることが判明した瞬間でした。
そうそう。
伊賀市立上野西小学校の建物が格好良すぎて、
思わず息子を入学させたくなりました。
木造建築ですが設備は新しく、屋根が瓦です。
松の木、瓦、木の建物の3つで日本のお屋敷っぽくなっている小学校。
鶏の飼育小屋まで格好よかったです。
コチラコチラに画像があります。
伊賀いいな。

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