2012年09月14日

神田飲み歩き・其の弐

以前神田で飲み歩きをした時
同行者の友人が「ビル全部が肉の店を見かけた」と言うので、
探したものの酔っ払いには見つけられずに別の店で飲んだということがありました。
どこで見かけたのか皆目見当もつかず、あっちを曲がりこっちを曲がりをしているうちに、
「本当にそんなビルは存在するのか」
「肉が食いたいが故に見た幻だったのでは」
などと適当なことを言い始め、結局店はないという結論に達しました。
わたくしはこのように目的地が自分で見つけられないと、
目的地そのものが存在しないと否定する論法を良く取ります。
明治神宮でも姉と一緒に参拝するつもりで参道を進みましたが、
行けども行けども本殿が出てこないので、ここにはないと決めつけ帰ったことがあります。
全くひどいですね。
さて月日が変わり、またこの友人と神田で飲むことになりまして、
神田の駅に降り立ちました。
目的地はビアバーの蔵くらだったのですが、
そこへ行く途中に「神田ミートセンター」とでかかでかと書かれた看板を見つけてしまいました。
こんな近くにあったなんて!
もう蔵くらへは行かずに今日はここと決めて突撃です。
店の1階は牛、豚、鳥、馬、内臓の専門店が入っていて、
どの店で注文してもテーブルに持ってきてもらえるフードコートスタイルです。
馬刺しが大好きなので馬刺しを頼んでみました。
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塊の刺身なんて始めて見た
てっきり薄切りの馬刺しが来ると思っていたら、ぶつ切りでした。
店の何周年だかでイベントをやっていました。
さいころを振って出た目の数だけ刺身を追加してくれるという素敵なものです。
大きい数が出るように願いを込めて振ったさいころの目は5でした。
ですので、上の画像は+5になった状態の馬刺しです。
これで980円くらいだったかしら。
ひゃっほう。
馬刺しでビールを飲んで、〆に白濁した鳥スープをいただいてから、
ビルの上へ上がります。
ちなみに2、3階は別店舗になります。
3階はベコ奉行という
牛タンが食べられるお店です。
屋上はなんとビアガーデンになっています。
これはいい。
閉店間際だったのでお邪魔できませんでしたが、
神田で空を見ながらビールなんてのもオツで良いですね。
2階は魚介ビストロsasaya
ビル全体の中でもここが一番遅くまでやっているようなので、
馬刺しの次はこちらで飲むことにしました。
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グラスワインを頼めばギリギリまで注がれ
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ポテトサラダを頼めばウニがてんこ盛り
たまたまOPEN3日目とかだったので、OPEN記念で最初のワインは無料でした。
無料なのにあふれる寸前まで注いでくれる太っ腹ぶり。
このあとサングリアも頼んだのですが、
それも大きなグラスにギリギリではないけどかなり多めに入っていました。
更にアテに頼んだポテトサラダがこんなにボリュームがあるとは。
何この店。
サービスが良すぎる。
ミートセンターのビルは1、2、3階全てのスタイルが違うので
このビルだけで3軒目まではしごが可能です。
神田では飲み屋に困りませんね。

2012年01月14日

沼津港深海水族館

年末の息子との小旅行の目的は、
12月にOPENしたばかりの沼津港深海水族館に行くためです。
某友人が
「沼津に深海魚専門の水族館ができて、シーラカンスの標本も見れる」
という話をしてくれまして、
いつか沼津フィッシュマーケットタップルーム詣でをしたいと考えていたわたくしは
その話を聞いた5日後に息子と沼津の地に降り立ったのです。
水族館のある沼津港は、多くの観光客でごった返しております。
車で来る人がほとんどのようでして、
皆さん海産物を食べて、お土産にも買って帰るようです。
では早速水族館へ。
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入口にあったお詫び
思っていたよりこじんまりとしていた建物でした。
1階は深海生物の陳列、2階はシーラカンスの標本や魚拓や、
シーラカンスが生息している地域に纏わる展示が主です。
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ヘコアユ!
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デヅルモヅル!
みんなのうた・『恋のスベスベマンジュウガニ』に出てきた
珍名魚介類に会うことができました。
へこあゆは常に逆さに立っている魚です。
デヅルモヅルは上手く撮影ができなかったので説明パネルを上げておきます。
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ケブカガニっぽいけどこれ何だっけ?
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カラージェリーという綺麗な色のクラゲ
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水玉好きだけどこのカラーリングは・・・。赤白がいいな
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限りなくキュートなメンダコ!動きも風呂敷っぽかった
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食べるとこがないくらい細いミズヒキガニ
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世界最大の等脚類のダイオウグソクムシ
普段なかなか目にすることのできない深海魚の数々を
生きたまま見られる施設としては画期的でした。
ただ、2階のシーラカンスコーナーは広さを持て余している印象を受けました。
と言いますのも生きている生物の陳列コーナーとしては、
マダガスカルオオゴキブリアフリカオオヤスデ、サソリなどの昆虫類くらいでして、
あとはシーラカンスが発見された当時の話のアニメ、
VTR、シーラカンス生命の進化みたいなものの展示でした。
とはいえここの目玉はシーラカンスの冷凍個体ですから、
シーラカンスがお目当ての方にはドンピシャな水族館なのかもしれません。
こちらの水族館は当日に限り再入場が可能でしたので、
後に騒動になる寿司を食べた後にまた入館して楽しみました。