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2011年04月28日

近頃の給食事情

息子の入学式からしばらくして給食が始まりました。
お弁当地獄×3年からようやく解放です。
しかしながら手放しで喜べないのは、
息子の好き嫌いとアレルギーがあるからです。
『栄養のバランス=野菜たっぷり』と考えると、
息子が食べられるものがないのではないか。
ピーナッツ和えやくるみパンが出る日はどうしたらよいのか。
海老やカニも積極的には食べさせてないけど、
食材としてよく出そうだな。
あれこれ心配は尽きません。
野菜嫌いに関しては、
同じく好き嫌いが多く、一番最後まで給食を食べていたわたくしからしてみれば
何とかなるだろうと多少は楽観視しておりましたが、
問題はアレルギーです。
事前に医師の診断書的な形式の書類の提出がありました。
それを元に学校側の栄養士の先生を始め、
校長先生、保健の先生とわたくしという4者面談をしまして、
息子のアレルギーの詳細、食べた場合の症状、
除去の程度についてを話し合いました。
この面談のおかげでこちらの心配していた点も解決できました。
小学校ってこんなに親切なのかと驚きつつ、
きめ細やかな対応に感謝しました。
結果、くるみ、ピーナッツは完全除去。
卵は加熱加工品は食べられるようになったが、
給食を作る上での除去の程度の判断が難しいため、
こちらも完全除去。
海老、カニについては、海老が使われる頻度が多いため、
海老、カニ、そのものを料理の中から取り出す除去食で対応。
これで安心です。
給食メニュー表が配布されました。
ビビンパ。スープスパゲティ。チキンカツバーガー。ジャージャー丼。
え。
何この豪華なメニューは。
ファミレス?
たまげましたよ。
ぱっさぱさのコッペパンや
わたくしの小学校時代の大嫌いな定番・ソフト麺の文字がありません。
「ソフトな麺なんかおよびじゃねえんだよ」
などとアルデンテという言葉が浸透していない時代に言えるはずもなく、
甘ったるいミートソースに入れて泣く泣く食べていたあの頃に比べて、
なんとハイカラになった給食なのでしょう。
出汁もちゃんと取り、手作りを心がけているそうで、
聞くところによると、この小学校の給食は美味しいと評判なのだそうです。
心底羨ましいです。
そして給食初日の帰宅後。
息子「ビビンパおいしかったよー。全部食べちゃった」
わたくし「ビビンパって肉と野菜も乗ってるアレだよね?
      混ぜて野菜も食べられたの?」
息子「うん!」
以前、自宅でビビンパを何度も作りました。
でも緑の野菜やぜんまいを見ただけで食べなかったあの息子が
あっさり食べるなんて。
本当に美味しかったらしく、
わたくしの作った夕飯を食べながら
「給食大好き!おいしいんだよー!」
と言う息子を前に、わたくしはこれからどうしたらよいのでしょうか。
息子の食に奮闘して4,5年ですが、
たった1日で給食にあっさりクリアーされたとあっては、
わたくしの今までの努力は何だったのかと。
好き嫌いが減るのは大変喜ばしいことなのですが、
わたくしは複雑な心境です。