2011年03月06日

ROSE BAKERYとPOUJAURAN

パリにあるローズベーカリーが日本に進出しまして、
東京は丸の内に日本第一号店がOPENしたのが先月のお話。
わたくし、ローズベーカリーの本店には足を運んだことがございません。
が、手持ちの本にローズベーカリーで働く日本人の話が掲載されていたり、
本屋の洋書コーナーで色に魅かれて手に取った本が
ローズベーカリーの本だったりと、何となく目にする機会が多いのです。
そうしてようやくローズベーカリー自体を検索したら、
東京にOPENしているというニュースを見つけまして、
これはもう行くしかない運命だということで、
普段足を向けない丸の内まで行ったという訳でございます。
お店はコム・デ・ギャルソンの店舗の一角での営業でした。
平日の14時半でしたのでランチタイムの混雑もありませんでした。
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豆乳ラテ
豆乳ラテを頼んだことを半分忘れかけながら口にしたので、
一瞬オエッとなりました。
ミルクの味を想定していたところに豆の味が来ちゃったもんだから
味蕾が異常信号を発していました。
まずい訳ではありません。
自分の注文を忘れたわたくしが悪いのです。
そしてこんな話を思い出しました。
某野菜スイーツのお店のケーキを子供に食べさせたらえずいた話を。
『ケーキ=甘い、果物』と先入観が完成されている幼児には、
野菜のケーキは想像できない食べ物だったようです。
別にケーキがまずいという訳ではなく、
野菜を使用ということを知らないで食べると、
このようなことも起きるのだと。
豆乳ラテに付いてきたのはサブレ。
うまし。
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キャロットケーキ
キャロットケーキという食べ物を生まれて初めて食べました。
まず形が面白いです。
高さのある型にタネ詰めてそのまま焼いたのかしら。
ケーキはどこが人参?ってくらい人参臭がないです。
くるみがたくさん入っていまして、
ケーキのトップには甘いクリームチーズのフィリングが乗っています。
ペロリと平らげました。
これなら子供もえずかないです。
よもや人参が入っているとは思うまい。
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高すぎて食べ物がよく見えない
本で見たパリのローズベーカリーは、
惣菜が大きなガラスのボウルにどーんと盛られ、
それらの彩りを楽しみながら選ぶ楽しさがあるようでしたが、
丸の内のお店は惣菜、タルト、ケーキの陳列棚が高い所にありまして、
見づらいのが本音でした。
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有機野菜がごろごろ
こちらのお店はオーガニックのお店です。
野菜はもちろん有機野菜なので、
安全な野菜をたっぷり取ることができます。
が、野菜のプレートが1,500円ですので、
野菜をガツガツ食べるぞーという度胸はありませんでした。
ローズベーカリーという店名の割りにパンは1種類しか見ませんでした。
パン・ド・カンパーニュが1個1,400円というお値段です。
パンに1,000円はちょっと出せない小市民のわたくしは、
プレーンスコーンを持ち帰りで購入しました。
このスコーンが抜群でした。
クロテッドクリームとかジャムとかそんなのいらねー!
そのまま食うべし!
さっくさくのスコーン。
イギリスの料理って個人的に正直モゴモゴですが、
スコーンは素晴らしい料理だと思います。
でだ。
前述した1,400円のパン・ド・カンパーニュ。
調べてみたらパリのPOUJAURANのレシピのパンでした。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
何が驚いたかというと、昔パリで日々食べ歩いていた頃、
アンヴァリッドで降りてはプージョランへ通っていたのです。
ここのパンが美味しくて美味しくて。
特にバゲットとミルフィーユが好きでした。
タルト・オ・ショコラも食べたような。
あの青とピンクのお店の外観も瞼を閉じると今でも浮かんできます。
そのプージョランのパンが日本で食べられるとは。
ああ、今日まで生きていて良かったよ。
でも1,400円なんて買えねーよ。
おし。今度パリに行った時に死ぬ程食べてやる。
いひひひ。
などと、いつ行けるかもわからないパリ行きに思いを馳せていると
そのわたくしの甘酸っぱいパリの思い出(主に食い物)と夢が
真っ二つに引き裂かれました。

7区のPoujaurant(プージョラン)と言えば、
パン好きで知らない人はいないというくらいの有名店ですが、
プージョランさんは何年か前にお店を売ってしまいました。
お店に行くと、相変わらず看板は上がっています。
でも、このお店ではもうプージョランさんの作るパンは買えません。

詳細はコチラ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
数十分の検索作業でひゃっほうガタンの歓喜からorzに急降下。
痛恨の一撃を喰らいました。
プージョランはもう卸しかしていないそうです。
パリのレストランで食べられるということですけど、
おそらく高級フレンチは行かないだろうから、
つかそもそもパリに行けないだろうから、
もうローズベーカリーのパンを買うしかないのかもしれません。

2011年02月04日

6歳になりました

息子も3月で卒園し、4月からは小学生になります。
早いなあ。
今年のプレゼントはコチラ。

ベイブレード BB-94 トルネードベイスタジアム
トルネードベイスタジアム
前者は親が選び、後者は息子のリクエストです。
前者の図鑑はわたくしが選んだのですが、
夫にこの図鑑でいいかメールすると、
「ワシもクリスマスプレゼントでこの図鑑を買うか迷った。これにしよう」
と返信が来ました。
ですのでわたくしがこの本を先に手配して、
後者のベイスタジアムは、誕生日当日にヨドバシまで買いに行きました。
その誕生日パーティー直前に夫が言いました。
「ベイスタジアムは明日届くから」
はい?
いやいや。すでに今日買いに行って押入れに入ってますけど?
どうやら夫は夫でベイスタジアムは自分が買うものだと思い込み、
わたくしはわたくしでプレゼントはわたくし担当と思い込んでいたがゆえの
プレゼントバッティングと相成りました。
コミュニケーションが成立していないとこうなるよという例です。
口約束だけだと言った言わないの水掛け論になる恐れがありますが、
メールならば証拠が残るのでこういう場合には有効です。
ということで「冷蔵庫とオーブンがほしい」という要望も
メールで連絡してみた次第でございます。
食事のリクエストは
「肉!肉がいい!肉!」
と育ち盛りの男子のようでした。
年に一度のお祝いですし、奮発して和牛サーロインステーキにしました。
そしてケーキも作りました。
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いちごのチーズタルト
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余ったチーズフィリングはミニケーキに
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ギャル男の表情と違っていい笑顔
卵入りのケーキでしたが、蕁麻疹が出ることもなくたくさん食べてくれました。

2009年11月29日

積ンデレ

我が家は非常に狭いです。
その狭い我が家を更に狭くしている人がいます。
その人は部屋のあちらこちらの自らの芸術を作り上げるため、
放っておくとこの作品であふれかえるのです。
そんな積み重ねる人の作品をご紹介します。
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【不可逆性の崩壊、もしくはその調和と融点】
牛乳パックを使ったオブジェ。
このままジェンガを続けるには難易度A。
最上部のパックは、消費量の減り続ける牛乳のための祈り。
下部は酪農家と消費者の悲しみを現している。
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【あれにそびえるはヒマラヤ】
塵も積もれば山となるを体現した大作。
衣類ケースにはぎゅうぎゅうにTシャツが敷き詰められており、
洗濯後にケースにしまう気力もなくなりこちらとしては、
自分で片付けろよのつもりでここに置き始めたら、
いつのまにかここが衣類の保管スペースに変換された。
この後もどんどんうず高く積み上げられ、時々雪崩が起きる。
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【実存主義と快楽主義の対話】
本を縦横、縦横に配置することによって、
本で本棚を作っていた時代に終止符を打つべく、
わたくしが本棚を組み立て、本の分類をしたのは2年程前。
それから徐々に本棚のスペースを無駄に使い始め、
今ではこのとおり下の棚の本は出せない状態に。
過去の物(本棚)よりも、
それを塗りつぶしてまでも新たに構築し続けることに意義を見い出す
活気的な作品。
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【緯度と経度の方向性の具現化に関する実験】
これが縦横の法則。
隙間があるとそこに物を置く習性があるためこのような状態に。
空間というものは必要ないらしい。
適度な抜けの全くない完璧なまでの取り出しにくさを追求した作品。

2009年11月10日

野獣風呂

先日、近所の住民関係者の皆様が
ちょっと早目の誕生日パーティーを開いてくれました。
築地のYっしーが魚介類を仕入れ、
o-iちゃんが本日のシェフです。
イカ墨煮、タコのマリネ、ディップ3種類、鯛のポワレ、
海鮮火鍋でした。
火鍋、最高。
窓を全開にして、皆様汗をかきかきしながら
火鍋に舌鼓を打っておりました。
ご馳走様でした。
皆様から素敵なプレゼントもいただき、
中には、「株主総会のおまけで貰ったけどいらないから捨てようっと。
あ。でもまりっぺの誕生日プレゼントにあげよう」的な物もいただきました。
メガテンのポスターとペルソナのポスター、
ペルソナのバッグにタオル。
ヤフオクでも買い手がついてないグッズでした。
さて夫からのプレゼントは、
澁澤龍彦のうつろ舟エスプレッソの歯磨き粉、そして野獣風呂でした。
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杉本彩プロデュース
豹柄をバックに、やや女豹のポーズで胸の谷間と太腿を強調する姐さん。
これで今日からわたくしも野獣デビューと試してみると、
お湯が真っ黒になりました。
透明感のある真っ黒です。
粗塩入りで溶けきるまで底がザシザシしています。
発汗作用があるのかやけに汗をかいた気がしますが、
このあたりが野獣なのかしら。
総額1,000円の誕生日プレゼントでした。
夫の誕生日にはこんなことをしたんですけど。