2011年03月31日

一文字違いでこうも違う

釜山の宿でのこと。
片言の日本語で従業員の方に話しかけられました。
「まりさん、いくらですか?」
彼は年齢を聞く「いくつですか?」を使いたかったようですが、
『つ』を『ら』に変換しただけで、まるで意味が違ってきました。
意味が意味だけにわたくしは爆笑しながら
「それだと『オルマエヨ?』の意味です」
と説明しました。
釜山に来ていきなり買われちゃったか。
まだ買ってもらえるのか。
妙な自信がついたりつかなかったり。
値段を聞かれたのはフィリピン以来で新鮮でした。
早朝のソウルでのこと。
東大門駅で地図を見ていると、親切な韓国人男性が話しかけてきました。
「日本はゲンバク大変ですね」
ゲンパツと言いたかったのか。
それとも今回のことを原爆と思っているのか。
一文字違いでえらく違うものです。

2011年03月06日

ROSE BAKERYとPOUJAURAN

パリにあるローズベーカリーが日本に進出しまして、
東京は丸の内に日本第一号店がOPENしたのが先月のお話。
わたくし、ローズベーカリーの本店には足を運んだことがございません。
が、手持ちの本にローズベーカリーで働く日本人の話が掲載されていたり、
本屋の洋書コーナーで色に魅かれて手に取った本が
ローズベーカリーの本だったりと、何となく目にする機会が多いのです。
そうしてようやくローズベーカリー自体を検索したら、
東京にOPENしているというニュースを見つけまして、
これはもう行くしかない運命だということで、
普段足を向けない丸の内まで行ったという訳でございます。
お店はコム・デ・ギャルソンの店舗の一角での営業でした。
平日の14時半でしたのでランチタイムの混雑もありませんでした。
rosebakery01.jpg
豆乳ラテ
豆乳ラテを頼んだことを半分忘れかけながら口にしたので、
一瞬オエッとなりました。
ミルクの味を想定していたところに豆の味が来ちゃったもんだから
味蕾が異常信号を発していました。
まずい訳ではありません。
自分の注文を忘れたわたくしが悪いのです。
そしてこんな話を思い出しました。
某野菜スイーツのお店のケーキを子供に食べさせたらえずいた話を。
『ケーキ=甘い、果物』と先入観が完成されている幼児には、
野菜のケーキは想像できない食べ物だったようです。
別にケーキがまずいという訳ではなく、
野菜を使用ということを知らないで食べると、
このようなことも起きるのだと。
豆乳ラテに付いてきたのはサブレ。
うまし。
rosebakery02.jpg
キャロットケーキ
キャロットケーキという食べ物を生まれて初めて食べました。
まず形が面白いです。
高さのある型にタネ詰めてそのまま焼いたのかしら。
ケーキはどこが人参?ってくらい人参臭がないです。
くるみがたくさん入っていまして、
ケーキのトップには甘いクリームチーズのフィリングが乗っています。
ペロリと平らげました。
これなら子供もえずかないです。
よもや人参が入っているとは思うまい。
rosebakery03.jpg
高すぎて食べ物がよく見えない
本で見たパリのローズベーカリーは、
惣菜が大きなガラスのボウルにどーんと盛られ、
それらの彩りを楽しみながら選ぶ楽しさがあるようでしたが、
丸の内のお店は惣菜、タルト、ケーキの陳列棚が高い所にありまして、
見づらいのが本音でした。
rosebakery04.jpg
有機野菜がごろごろ
こちらのお店はオーガニックのお店です。
野菜はもちろん有機野菜なので、
安全な野菜をたっぷり取ることができます。
が、野菜のプレートが1,500円ですので、
野菜をガツガツ食べるぞーという度胸はありませんでした。
ローズベーカリーという店名の割りにパンは1種類しか見ませんでした。
パン・ド・カンパーニュが1個1,400円というお値段です。
パンに1,000円はちょっと出せない小市民のわたくしは、
プレーンスコーンを持ち帰りで購入しました。
このスコーンが抜群でした。
クロテッドクリームとかジャムとかそんなのいらねー!
そのまま食うべし!
さっくさくのスコーン。
イギリスの料理って個人的に正直モゴモゴですが、
スコーンは素晴らしい料理だと思います。
でだ。
前述した1,400円のパン・ド・カンパーニュ。
調べてみたらパリのPOUJAURANのレシピのパンでした。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
何が驚いたかというと、昔パリで日々食べ歩いていた頃、
アンヴァリッドで降りてはプージョランへ通っていたのです。
ここのパンが美味しくて美味しくて。
特にバゲットとミルフィーユが好きでした。
タルト・オ・ショコラも食べたような。
あの青とピンクのお店の外観も瞼を閉じると今でも浮かんできます。
そのプージョランのパンが日本で食べられるとは。
ああ、今日まで生きていて良かったよ。
でも1,400円なんて買えねーよ。
おし。今度パリに行った時に死ぬ程食べてやる。
いひひひ。
などと、いつ行けるかもわからないパリ行きに思いを馳せていると
そのわたくしの甘酸っぱいパリの思い出(主に食い物)と夢が
真っ二つに引き裂かれました。

7区のPoujaurant(プージョラン)と言えば、
パン好きで知らない人はいないというくらいの有名店ですが、
プージョランさんは何年か前にお店を売ってしまいました。
お店に行くと、相変わらず看板は上がっています。
でも、このお店ではもうプージョランさんの作るパンは買えません。

詳細はコチラ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
数十分の検索作業でひゃっほうガタンの歓喜からorzに急降下。
痛恨の一撃を喰らいました。
プージョランはもう卸しかしていないそうです。
パリのレストランで食べられるということですけど、
おそらく高級フレンチは行かないだろうから、
つかそもそもパリに行けないだろうから、
もうローズベーカリーのパンを買うしかないのかもしれません。

2011年01月29日

伊賀の町・其の壱

ずっとアップするのを忘れていたネタがありました。
去年、伊賀へ行ったお話です。
たまたまだんじり祭りの真っ最中に行ったものですから、
町中にはだんじりがお披露目されていました。
屋台も人でも凄まじく、まさしく町をあげてのお祭りです。
それなのにだんじりよりも心を奪われたもの。
それが痛車でした。

iga01.jpg
長門ファンの車
iga02.jpg
ハルヒファンの車
iga06.jpg
同じ車の正面
だんじりスタンプラリーをやっているうちに、
紛れ込んだとある道に痛車がいました。
傍らには持ち主と思われる方々がいらっしゃいます。
東京で1、2回見かけた程度の痛車が一気に3台も見れて、
しかもそれが目の前にいるというこの状況にわたくしは大興奮。
これは写真が撮りたいところです。
するとフロントガラスには『撮影可』と書かれているではありませんか。
念のため、持ち主と思われる方に撮影の確認をすると、
どうぞどうぞと快諾してくださいました。
しかもドアを開けて内部までじっくり見せてくださいました。
iga03.jpg
内部もしっかりコーディネート
iga04.jpg
細部にも抜かりがない
iga05.jpg
給油の時満タンかどうか確認しないと
iga07.jpg
よく見かけるステッカーかと思いきや・・・
iga12.jpg
日本代表ユニフォームかと思ったら違いました
こちらの質問にもあれやこれやと答えていただきました。
これらの絵はステッカーを貼っているそうでして、
車に貼るくらいの巨大なサイズとなると万単位だそうです。
片面5万くらいかかったとのこと。
それ以外にもフロント、逆サイド、後ろ、トップにステッカーを貼り、
更に内部もとなると、一体どれだけの費用がかかることでしょう。
ここまで来るともう車の改造と同じ趣味の領域ですね。
ただただ感服いたしました。
そして帰ってから画像を確認すると、
だんじりを1枚も写真を撮らずに痛車ばかり撮っていたことに気づきました。
その他の伊賀画像。

iga08.jpg
電話を取る度に「アイウエオ」ってつけるのが面倒そう
iga09.jpg
入場料が渋い
iga10.jpg
bitchの居酒屋おつなま
日中でしたので、残念ながらおつなまはやっていませんでした。
どこがどうビッチの居酒屋なのか、すっごく入りたかったのに。
これだけが伊賀探訪の心残りです。
時期的に『私ビッチです!割引』のネタと被っていたので、
この看板を見つけた時は歓喜の声をあげたものです。
iga11.jpg
こんなに書かなくてもトイレってわかるだろう
伊賀市在住外国人が多いのでこういう掲示にしているのだろうけど、
少しやりすぎな感じが。
在住登録者数はコチラです。
南米多し。

2011年01月19日

ブイヤベースを作ろう

道路拡張後の場所に準じて立てたビルに入っている
和菓子屋とクリーニング屋のど真ん前で
道路拡張にもめげずにガンガン商売している八百屋兼魚屋に立ち寄ったら、
結構な品数の魚介類が揃っていたので、ちょろっと買ってみました。
だってイシモチが1匹250円なら買うでしょ。
鯛のあらが100円なら買うでしょ。
他にも芝海老、あさりも買いました。
で作ったのがコチラ。

food224.jpg
ブイヤベース
food225.jpg
大好物のキャロット・ラペ
food226.jpg
ルイユ(アリオリ)も作りました
ブイヤベースはイシモチと鯛のアラ、芝海老、あさりで作りました。
あさりは塩水に漬けておくと、
ぴゅうっと水を吹きかけるくらい元気でした。
イカかタコ、カニ、ムール貝を入れてもいいですね。
残りのイシモチは3枚に下ろして、
オリーブオイルとフェンネルでソテーしました。
アリオリは初めてバルセロナを訪れた時に食べて以来、
わたくしの大好物でございます。
自分で作ってみました。
ニンニク、オリーブオイル、塩、レモン汁で作ります。
これはブイヤベースに添えていただきます。
パンにつけても良し。じゃがいもにまぶしても良し。
サラダにかけても良し。
カロリーは恐ろしいけれど、料理が美味しくなる魔法のソースです。
魚ばかりでなく野菜も食べなくてはー。
そこでキャロット・ラペ。
すぐに作れて、人参1本をあっという間に消費できる常備菜です。