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2007年02月03日

バンコクSPA行脚~DIVANA SPAの巻

【DIVANA SPA】
2軒目はDIVANA SPAです。
DIVANA系列は大変人気があり、
レセプションの対応も素晴らしいと聞いていたので楽しみにしておりました。
他にバンコク市内に3店舗あります。
コチラ。
あちらこちらで工事中のソイから店の敷地に入ると、
水の音が聞こえてきました。
小さな噴水がある緑溢れる庭でした。
小川に架かった橋を渡ると、テラスがあります。
そこでお茶を飲んだら気持ちよさそうです。
玄関に近づいたらスタッフが出迎えてくれました。
靴を脱ぎ、素足で中に入ります。
フローリングのひんやり感が素足に心地よいです。
ソファーでお茶と冷たいお絞りが供されました。
午前中に訪れたBUA SPAと同じです。
これを飲みながらスクラブ、オイル、バスソルトを選んでいきます。
bangkok-spa01.jpg
手前4つがスクラブ、中央3つがバスソルト、奥はオイル
一つ一つどういう効果があり、向いている肌質の説明がありました。
オイルの香りはとても良く、ケミカルな香りがしません。
強すぎない香りです。
スクラブは姉が黒ゴマ、わたくしはベリーミックス。
オイルは姉がなんちゃら、わたくしはジャスミン。
ミルクバスを選んだ姉のバスソルトはなんちゃら。
ハーバルフラワーバスを選んだわたくしはバスソルトはありません。
この他にもマッサージの強さと、
集中的に揉んで欲しいところのリクエストなど聞かれました。
静かな落ち着いた口調で聞きながら、
スタッフは静かな笑みを浮かべています。
受付で余計なおしゃべりも一切していませんし、
動作に無駄がありませんが、ゆったりしています。
スタッフもスパに溶け込んでいるような気がしました。
今日のコースはSpa Specialtyという贅沢な5時間のコースです。
メニューは、ボディブラッシュ、ハニーアロマカバー、ハーバルスティーム、
ボディスクラブ、ボディマッド、ボディマッサージ、バス、
アンチストレスフェイシャルマッサージ、ディヴァナフットマッサージ。
これにオーガニックの軽食、フルーツもつきます。
施術時間になり、2階へ案内されました。
部屋の前では受付のスタッフから担当セラピストを紹介されます。
姉と一緒の部屋をリクエストしたので、
ツインルームで二人のセラピストがつきました。
部屋に入ると、BUA SPAよりも薄暗い照明でした。
すでにセレクトしたスクラブ、オイル、ソルト類はベッドの上にセットされています。
二つのベッドの他に、椅子とテーブル、ドレッサー、
シャワー兼スチームルーム、奥には開放されたバスルームがあります。
バスタブは木の桶です。
着替えをし終わったら銅鑼を鳴らしてくださいと言われました。
使い捨てのパンツは、どこのスパも共通のようで、
よく伸びるストッキングのさらに柔らかいネットタイプのものです。
これは履き心地が良くかさばらないので、
旅行用に欲しいくらい気に入りました。
さてさて、コースの開始です。
まずはバスローブを脱ぎベッドに横になるのですが、
ここで両セラピストは姉とわたくしの間に立ち、
ロンジーのような布で壁を作ります。
後になって姉が言ったのですが、
これはセラピストに裸が見えないようにするためと、
姉とわたくしが裸を見せ合わないための配慮だったのです。
後日行った別のスパでは、セラピストがわたくしと姉の間に立たずに布の壁を作ったために、
お互い見たくもない裸を見てしまうという事が起きました。
このスパは何かにつけてタイらしかったので、
ついついDIVANAと比べる良い対象になりましたが、
それは後々書くことにします。
話を戻しましょう。
体の上にロンジーが掛けられました。
まずは足の裏に熱いタオルを押し付けます。
熱い!
けど気持ちいい!
お灸のような感覚です。
これが終わると、硬い毛のブラシで皮膚をスッスッと円を描くようになぞっていきます。
最初はくすぐったく、何じゃこりゃと思ったのですが、
これが快感に変わりました。
元々尖った物で皮膚を擦るのが快感な体質なので、ハマりました。
手足だけじゃなくて全身やってくれー。
5時間これでもいいわー。
でもその分安くしてー。
ハフハフしているうちにブラッシングは終了です。
それからハチミツをたっぷりと体に塗り塗りします。
勿論急がずあわてずゆっくりと。
全身にくまなく塗ったら、スチームサウナで15分蒸されます。
この時セラピストが
「15分後に迎えに来ます」
と言って部屋を出て行きました。
時間を伝えてくれると進行状況がわかりやすく良いですね。
前述した別のスパではこれがありませんでした。
ああ。早くだめスパについて書きたいです。
体に塗りたくられたものが蜂蜜らしいので舐めてみました。
甘いです。
美味しいです。
ペロペロ舐めてしまいました。
15分後。
ここでシャワーを浴びたのか記憶が定かではありません。
すぐお茶と果物を頂いたような気もします。
間違いがあれば姉の方から訂正のコメントが来ると思われますので、
あまり細かいことは気にしないでください。
休憩の後、面白いことがありました。
姉担当のセラピストがわたくしを誘導したのです。
ドッペルゲンガーに騙されたようです。
姉はショートヘア、わたくしはロングで一目瞭然なのですが、
今は頭にシャワーキャップを被っているので、
勘違いしてしまったようです。
タイ人をも騙せるくらいなら、やはりイミグレでパスポート取替え実験をしたかったです。
また少々話が脱線します。
わたくしは成田で提案しました。
「そんなに顔が似ているというなら、パスポートを取り替えてイミグレを通ってみようじゃないか」
と。
成田だとアレなので、
タイの空港で同じ列に並び、取り替えたパスポートを提出します。
もしこれで顔が違うとか何とか突っ込まれたら、
「あー。うっかり姉の(妹の)と間違えちゃった。エヘ」
とか言いつつ、舌でも出しつつ、頭をコツンと叩きつつ、
茶目っ気の一つでも出しときゃマイペンライかと思いまして、
かのように姉に提案をしたのですが、
十数年ぶりに海外に行く姉が拒否しました。
「何かあったら怖い」
と。
それにわたくしのパスポートは、婚姻による改名手続きがしてあるので、
別記のページに新しい名前と本籍地が書かれています。
これも説明しなければいけないのが拒否の原因の一つでもあります。
おそらく成功したと思うんですが、
成功したから何だと言われても困ります。
はい。本題に戻りましょう。
お次はボディスクラブです。
わたくしはストロベリーにラズベリーなどのベリー類をミックスしたスクラブです。
スクラブが始まると、たちまち甘い匂いが立ち込めてきました。
全身ジャムを塗っているような甘い匂いです。
今蟻が来たら、ゴキブリが来たら、犬が来たらetc…
あれこれ考えてしまいました。
スクラブの粒々よりも流動体の方がたくさん入っていたので、
肌に負担をかけない優しいスクラブです。
出国前に垢すりをしたので、ベリーのエキスを全て吸い取って
プリプリの肌になった気がします。
その後は、シャワーを浴びてスクラブを落とします。
ここでシャンプーとボディソープで洗うように言われました。
そのソープ類はDIVANA特製のナチュラルなソープでした。
ロビーでも販売しているこれをたっぷり使って、
スクラブをと汗を流しました。
シャワーは一つしかないのですが、
姉と時間をうまくずらして使わせてくれました。
無駄に待つ時間がありませんでした。
これも別のだめスパでは(ry
シャワーが終わった後は、バスローブを持って待っていてくれ、
再びベッドへ誘導されます。
メニューではボディマッドがありましたが、
これをいつやったのかは記憶にございません。
あまりの気持ちよさに寝てしまいました。
オイルマッサージは所々覚えています。
足を重点的にやって欲しいと頼んだら、
足の裏と指の間を棒を使ってツボ押ししてくれました。
姉も同じ事をやられたかと思いきや、
後で聞いたらヒップの周りを頼んだので、
腰周辺を丹念に繰り返し繰り返し揉まれたそうです。
強さはミディアムをお願いしたのですが、ここでのマッサージも強めでした。
午前中のBUA SPAでの揉み返しも少々あり、
少し弱めにしてくださいと伝えましたが、
あまり変わらなかったような気がします。
でもそれも気になりませんでした。
なぜならいつしか眠りに落ちていましたから。
そうそう。
セラピストは一切無駄なお喋りをしないことも素晴らしいのですが、
くしゃみをする度に
「Sorry.Madam」
と言います。
別のだめスパなんか(ry
見習えっつーの。
最後にバスに浸かるので、
二人で別種類のバスのわたくし達は、
フェイシャルを先にしてバスを後にするか、
若しくはその逆で時間をずらして貰いました。
当たり前の配慮のようでそうではないことが、
だめスパでの体験で(ry
しつこいですね。
すみません。
フェイシャルは、決まった指先の動きで
頬、鼻、額、口の周りにクレンジングを塗り、拭き取ります。
何度も何度も同じ順番で指先でなぞられるので、
ゾクゾクしました。
気がつけばパックまでされ、またしても寝ていました。
どのくらい眠ったのでしょうか。
セラピストに優しく起こされ、バスタブへ誘導されます。
そこにはたくさんの花を浮かべたレモンの香りのお風呂がありました。
ハーバルフラワーバスです。
バリ島以来の体験です。
これは気分的にお姫様度がアップします。
頭の後ろにバスタオルを置いてもらい、
ゆっくりと横になりました。
湯船の中には、レモングラスとライム、生姜が入っていました。
トムヤムクンの材料です。
ここにこぶみかんの葉と唐辛子とか入れてグツグツ煮込んだら、
『トムヤム人間』になるなーなどと考えたり。
体が温まったら、もう一度シャワーを浴びます。
今度はソープは使いません。
これでマッサージメニューの終了です。
着替えをしている最中に姉と話しました。
「もう5時間経ったの?ってくらいの速さだったよね。
 気持ち良かったわー。こりゃチップも弾まないと」
というわけでセラピストにチップを渡しました。
チップ制度はあまり好きではないのですが、
行き届いたサービスにはお金を払うことも必要なのかもしれません。
キャンドルが灯っった薄暗い階段を下り、
ロビーまで案内されてました。
そういえばこのコースには軽食も付いているのでした。
お腹は大変空きまくっております。
軽食というくらいだから大したものは出ないだろうと思っていたら、
男性スタッフから声がかかりました。
いつの間にやらレセプションが男性二名に変わっています。
でも物腰は優しげな二人です。
スタッフに案内された先は、小さな橋を渡った外のテラスでした。
キャンドルの灯りに照らされたテーブルの上には、
軽食以上の豪華さの食事が並んでいました。
bangkok-spa02.jpg
こんなにたくさん
パッションフルーツジュース、サツマイモのポタージュ、
生姜ドレッシングのサラダ、海老とツナのプチタルトなど。
彩りも美しく、味も申し分ありません。
オーガニックフードのようです。
サツマイモのポタージュが塩味がなく物足りないと思っていたら、
隣にあった液体が中華風の味の濃いスープで、
これをかけて飲むに違いないと姉に言いました。
姉も
「私、この味好き」
とか言ってます。
でも確かに味は濃くなりましたが、何か違います。
おもむろにサラダを食べてみました。
そして気づきました。
あの中華味のスープのようなものはドレッシングだということに。
ドレッシングだと告げたら、姉が口に入っていた食べ物を
思いっきり噴出しました。
おかげでわたくしの顔やら服やらにも被害が及びました。
人に食べ物を噴きかけられる経験は初めてかもしれません。
そんなこともありながら、全ての皿を空にしました。
途中、猫がそばに来て和みましたが、
数分後にはわたくしだけ蚊に刺されまくりまして、
和みどころではありませんでした。
日もとっぷり暮れてからの水辺での食事はできれば避けたかったです。
DIVANAで唯一難点を挙げるとすれば、そこくらいです。
食事も終わり、スタッフに声をかけて帰ろうとしたら、
ふいに紙袋を渡されました。
プレゼントだそうです。
中を見ると、シャワーの時に使ったシャンプー&コンディショナーとボディーソープでした。
使用したものと種類は違いましたが、
ロビーで眺めてながら欲しいなーと思っていたものでした。
こんなサプライズのプレゼントも、
わたくし達のDIVANAの評価を高くしました。
スタッフの対応、技術、ホスピタリティ、どれを取っても文句なしです。
スパには雰囲気にもお金を払っていると考えているならば、
DIVANAが一押しです。
心も体も潤うことでしょう。

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コメント&トラックバック

サービスのなんたるか。
痒いところにいきとどいたサービスは勉強になります。
ちなみに、パスポートは日本のパスポートであればほとんど見ていませんでした。
パックツアーでいちいち名前を確認してパスポートを返すのが面倒だったので、イミグレを通るときに適当にパスポートを配って通過したのですが、ほとんど問題なくハンコをくれました。
ま、10年以上前のパックツアーの話ですけど。

完読するのに、”3回”要しました(笑)。
もうタイへは行くことないな、と思っていましたが、
日記読ませていただいて、考えが変わりました!
財布の中も、大人で行こうと思います?(笑)。

>レッツゴロー
やはり試してみれば良かったと後悔しています。
>MASAさん
長くてすみません。
残りのレポートも長くなると思いますが、
よろしくお願いします。
尚、こちらのSPAは夫婦やカップルで訪れる人も多いようで、
実際ご夫婦でいらしている方も見かけました。
男性もあの極楽を体験してほしいですね。

楽しみにしてるよ!
なるほど、じゃあ夫婦で覚えて帰国して、
自宅で”ごっこ”すれば、夫婦円満でイイじゃないか!って気がするな。
でも私は知っている、
女どもは(笑)、どっか行きたいだけなんだよね。
えっ、違う?

もうタイへ行ってたんだねぇ、ってか戻ってきてたのね。
良いですなぁ、スパ!極楽気分が伝わってきます。
私も人に触ってもらうの好きだから、マッサージとか行きたいよ。
あっ、恢旅君おめでとー♪

>MASAさん
タイマッサージを夫婦で習ったら、
もう一人子供できそうですね。
>くみくみ。
もう帰ってきました。
なのにまた出かけます。
人に触ってもらうのって快感ですよね。
美容院とかメイクとか。
でも痴漢は快感じゃありません。

お二人でシャワーキャップとは、例のチラシモデルが3人
いる絵を想像いたします。
口の物を吹くなんて、実際なかなかできない漫画的アクションですね。
バナナの皮で滑ったり、木にぶつかって落ちてきた雪で雪だるまになったり。
素敵なお姉様です。

>実際なかなかできない漫画的アクションですね。
漫画的アクションについては、
前々からアレコレ気になっておりまして、
「指をパチンと鳴らして『そうこなくっちゃっ!』」とか、
「パンをくわえながら『遅刻しちゃう!』と駆け出し、
 男の子とぶつかる運命的な出会い」とか、
大変気になります。
ここらへんもそのうち書きたいです。

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