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2010年01月17日

そんなにまずいですか

昨日の夕飯のメニューは野菜と豆の雑炊でした。
息子用として野菜を減らし、ソーセージを入れ、
チーズも入れて食べやすくしました。
しかし息子は雑炊をちらっと見た途端、
「眠くなっちゃったから寝る」
と言って布団に入るではありませんか。
10秒前まで元気に相撲を取っていたというのに。
これは食べたくない物だと思って食事拒否したに違いありません。
この態度にわたくしは激昂しました。
「明日の朝、腹が減っても同じもの出すからな!
 覚悟しとけ!食べるまで許さん!!」
お菓子は食べるくせに、野菜は食べない。
野菜を食べやすいようにポタージュにしたり、
みじん切りにして混ぜ込んでも食べない。
見たことのない料理には手を出さない。
親は美味しそうに食べているのに、同じものを食べたがらない。
我が家はいつもインド料理やタイ料理ばかり
作っているように思われるかもしれませんが、
基本は和食です。
焼き魚や刺身、おひたし、納豆、冷奴が並ぶのが普通です。
ですからタイ料理の辛さや、
インド料理のスパイスのような奇抜な味付けを拒否するのはわかるのですが、
普通の和食でも魚、納豆、豆腐以外は食べません。
野菜も名前を言うと食べなくなるので、
白菜もキャベツも唯一食べられる野菜の玉ねぎと偽っています。
このままでは野菜を知らない子に育ってしまう。
ただでさえ身長が小さめなのに、背が伸びなくなってしまう。
野菜の美味しさをわからないまま大人になって、
偏食家のままだったらどうしよう。
あれこれ悩んだ末に取った行動が先程の言葉でした。
翌朝。
同じ雑炊を出しました。
息子は心底嫌な顔をしながら米の部分だけ拾って食べています。
夫が食べ終っても、息子はまだ終わりません。
遊んだり、歌を歌ったりして食べることを忘れようとしています。
ここでわたくしが食事を促すと、
「ママが食べさせてくれたら食べられるかもしれない」
と言うので、普段はしませんがわたくしが息子の口に運ぶことにしました。
煮崩れたトマト、豆、チーズ、ソーセージ、玉ねぎの雑炊を
スプーンの先半分だけに乗せ、息子の口へ入れました。
好きなものはすぐに噛みますが、
嫌いなものはまず味を確かめる行動を取ります。
じっくり味わうから余計嫌な味が引き立つのかもしれません。
そして味わってから、牛乳で流し込みました。
その食べ方はよくないから、しっかり噛んで飲み込むようにと、
次のスプーンを口に入れました。
すると少ししか口に入ってないはずなのに、
頬を膨らませて複雑な表情で噛み始めました。
そして本気でえずきました。
その後の雑炊も涙を溜めながら、全てえずいてました。
そんなにまずいのか。
こっちが泣きそうです。