2010年09月02日

きゅうりのキューちゃん

新潟に帰省していた時、姉と息子と3人でプールに行きました。
別のプールでもそうだったのですが、
プールの中か外で野菜の直売がありました。
プール&野菜直売のコンビって新潟のデフォルトになってるのかしら。
某パン屋でも野菜が売っていたっけ。
それはともかく、でかいズッキーニとか枝豆とかきゅうりとかが
ありえないくらいの安さで売られていまして、
姉が買いまくっていました。
その販売しているおばさんが、
枝豆や自家製のきゅうりの炒め物を味見させてくれました。
そのきゅうりの炒め物が美味しいのです。
一見漬物なのですが、きゅうりの青臭さは醤油の味付けで緩和されていて、
ポリポリと歯ごたえがよく、ご飯のおかずにぴったりです。
当然買って帰ることになるのですが、
ご丁寧に作り方を書いた紙も用意されておりまして、
いただいてまいりました。
コツは、成長しすぎたくらい大きなきゅうりを使うこと。
通常スーパーなどで売っているきゅうりはまだ若いもので、
あれを収穫せずにそのままにしておくとお化けきゅうりになります。
外国で見かける大きなきゅうりくらいの大きさです。
それの種を取り、薄切りにして、塩をまぶし、水を切り、
調味料と一緒に炒め煮にすると出来上がりです。
できあがるまで1日半くらいかかります。
丁度幼稚園のお母様から巨大きゅうりをいただいたので、
これを作ることにしました。
コチラ。

food187.jpg
赤唐辛子も一緒に入れました
少し辛くてぽりぽりする歯ごたえは、
あの新潟のおばさんの作ったものに似ていました。
先に作った姉曰く、レシピどおりの醤油の量だと塩辛いそうなので、
かなり醤油は控えめにしました。
それがよかったようです。
ある日、幼稚園の別のお母様に差し上げたら、
「これ、きゅうりのキューちゃんや!」
と言われました。
キューちゃんと言われても
片岡鶴太郎くらいしか思い浮かばないわたくしは何のことかわからず、
それは一体何なのかと訊ねてみると、
「キューちゃんを知らんの?」
と言われました。
漬物を買う習慣が少ないせいなのか、
キューちゃんに心当たりはありません。
CMの説明も受けましたが記憶にありません。
調べてみたら、キューちゃんは昭和37年生まれ。
わたくしより歴史が古いのですね。
そして初期の塩分10%以上から
現在の4.0%の減塩ってのも凄まじい低下率です。
塩分6割減。
このくらいなら梅干よりも塩分が低いですね。
つーことで、1日半かけて作ったきゅうりの炒め煮が、
普通にスーパーで手に入ることがわかったというお話でした。

2010年08月17日

セミの幼虫

セミ会の帰りに、参加者の方から虫捕り網を譲っていただきました。
「これで今すぐセミを捕りたい」と興奮する息子を22時頃の夜道でなだめて、
翌日セミ捕りをすることにしました。
しかし、セミの鳴き声がする近所の公園も、
旅茶箱のついでに立ち寄った西荻窪の公園も、
高い木ばかりで、セミも手の届かないところで鳴いています。
それなら日没前後を狙って幼虫を捕ろうということにして、
夕暮れ時に公園を覗いてみました。
semi32.jpg
こんばんは
いました。
生まれて初めて穴から出ようとしているセミの幼虫を見ました。
すでに抜け出た穴だと思って覗いたら、何かが動いていたのです。
これには息子もわたくしも大興奮。
誰もいない公園で虫捕り網を持ちながら、ギャーギャー言ってました。
周りから見たらみっともない親子だったと思います。
セミ会に出たのが昨日の今日でしたから、
大量に捕れたら食べてもいいかなと思っていましたが、
1匹しか捕獲できませんでしたので、
これの羽化を息子と観察することにしました。
そういえば旅茶箱の女将にセミ会の話をすると、
「ここでもやりたい!!セミ食べたい!」
とすんごい興奮していました。
セミはある種の人間を興奮させる作用があるらしいです。
で、幼虫を捕まえたので羽化を観察するメールを彼女に送ったところ、
「食べないの?」
という返信が来ました。
ああ、もうこの人『セミ=食べ物』になっているよ。
こういう思考回路こそが、彼女に惹きつけられる理由の一つなのでしょう。
虫かごに幼虫を入れた息子はご満悦で電車に乗り込みます。
しかしながら電車の一番前の車両で進行具合を見ながら
これまた大興奮の息子は幼虫の入っている虫かごを
電車が揺れる度にガンガンぶつけています。
一度は落としました。
「もう羽化が始まるかもしれないっつーのに衝撃を加えるな」
そう指導して家に帰りました。
帰宅後。
自宅でセミの羽化を観察するなら、網戸が一番便利です。
でも我が家には網戸がありません。
網戸がないことをすっかり忘れてました。
じゃあどこで羽化させようかと考えまして、
カレーリーフやゴーヤのネットにくっつけてみますが、
足がうまく引っかからず落ちてしまいます。
これは困った。
それに加えて台風接近中による強風で煽られています。
ここなら落ちさそうな虫捕り網の網部分にひっかけて様子を見ることにしました。
しかし。
何時間経っても羽化する様子がありません。
1時過ぎた時点でこちらも寝落ちしました。
翌朝。
虫捕り網を見てみると普通に幼虫がいました。
羽化していません。
生きています。
すんごい元気です。
羽化途中で死ぬ以外で、羽化しなかった幼虫を見たことがなかったので、
わたくしは困りました。
しかも生きてるし。
そのままプランター近くに置いておいて、夜、再び羽化を待つことにしました。
今度はカーテンにくっつけてみました。
部屋も暗くします。
が、息子が気になって気になって仕方がないようで、
しきりに様子を見にいき、カーテンから引っぺがして触っていました。
あー。もうこりゃ羽化しねえな。
翌朝。
幼虫はカーテンに捕まりながらお亡くなりになっていました。
衝撃が悪かったのか。
しっかりと固定できる場所がなかったからなのか。
いじりすぎたのか。
色々原因はあるのでしょうけど、
羽化を邪魔したことには変わりはないのですね。
息子もわたくしもいい勉強になりました。

2010年08月14日

大宮のライブで再び

前回のライブに引き続き、安全地帯のライブに大宮まで行ってきました。
すでに一度経験している余裕も手伝ってか、
ドキドキすることはありませんでした。
体験済みの余裕はこういうところにも現れます。
テンションの高さは相変わらずに、妙な揺れ具合のダンスも変わりありません。
ですが、ラストの『悲しみにさようなら』の一番最後を
マイクなしで歌ってくれたところで鳥肌が立ちました。
17列目のわたくしのところまで声が聞こえるくらいの声量でした。
ライブの最後の最後の曲で喉も疲れているはずなのに、
声が届きました。
この人はやっぱり歌の天才なんだわ。
で、一番期待していたあの場面。
4曲目の『プルシアンブルーの肖像』のサビでは、
やはりステージ下にいた女性が抱かれていました。
はいはい。お約束ー。
でサビが終わって解放された女性は、わたくしの列の後ろの女性でした。
新妻ではありませんでした。
はて。
帰宅後mixiのコミュで調べると、
ライブ前に会場入口でスタッフにお願いされている
女性の姿を見たという書き込みがありました。
その方が4曲目になるとスタッフの方と一緒に前方へ移動していったというのです。
選別方法はわかりませんが、
もしかしたら各会場で1名を抽出してるのかもしれません。
まあここで思うことは、
「ど う し て そ れ が わ た く し で は な い の か」
これに尽きます。

2010年08月06日

コンサートは擬似恋愛

行ってまいりました、
安全地帯完全復活ライブ・ 東京国際フォーラムに。
わっほいわっほい。
この日に合わせて新潟から戻ってきましたYO!
丁度、長岡花火の日にぶつかって新幹線の混み具合がカオスだったけど、
無理矢理帰ってきましたYO!
玉置さんに8列目で会うんだから、どこで見初められるかわかならい。
化粧して、お洒落して、足裏マッサージ行ってむくみも取って、
それはそれは小奇麗にして行きました。
なのに。
なのに。
4曲目、プルシアンブルーの肖像の演奏中、
突如後方から通路をSPと一緒に屈みながらかけてくる女性あり。
なんだなんだと思っていたら、サビの
「もーおーはなさないーっ!はなさないーっ!」
を歌いながらその女性を抱きすくめていました。
もしや新妻ですか。
ぎゃー。何その演出。
空気読めよコラ。
抱きすくめたあとほっぺにキスをして(たように見えた)、
新妻は再びSPと屈みながら後方に戻って行きました。
この時場内は「キャー!玉置さんやめてー!」とかいうんじゃなくて、
なんか一瞬場内が「え?」みたいな間がありました。
「え?ここでやっちゃうの?はい?」みたいな間が。
MCの時の
「僕も人生を共にする人ができまして・・・」
という言葉が出た時も同じような会場の間がありまして、
玉置さんのその言葉の後の自己完結の笑いにつられて、
会場につられ笑いが起きてました。
幸せで嬉しくてたまらないのはわかりますが、
それを見せつけんなよおい。
こっちは会場の9割くらいが総失恋なんだから。
金払って見に来てるんだからその辺考えて、
いい夢見させてくれよ。
「こうじー!愛してるーー!!」って叫んでた人の立場も考えろ。
・・・などと不満はありましたが、
歌、演奏そのものは素晴らしく、
マイクなんかいらないくらいの玉置さんの声量に度肝を抜かれました。
これでもかの怒涛の名曲ラッシュで感無量です。
ニューアルバムからの曲も3曲やってくれました。
やっぱりこの人はいい音楽を作って、いい声を持つ人なんだ。
私生活はどうでもいいから、ずっと音楽を続けて欲しい。
そんでもってあわよくば6番目の座に。
そう思いました。
後日、mixiのコミュでライブの感想を読んでいると、
どうやら別の公演で、最前列にいたウェディングドレス姿の女性を
「もーおーはなさないー!」と抱きすくめたところから
この演出が始まったようです。
最前列にウェディングドレスってところも突っ込みの余地がありますが、
まあそれはこの際置いといて、単純に羨ましいじゃないか。
でも新妻を引っ張り出す演出はどうよと思っていたら、
どうやらそれは新妻ではない女性だったという情報が載っていました。
青田さんは別の席に座っており、
違う女性がステージ下まで行って抱きすくめられた後、
青田さんの横を通って自分の席に戻っていったそうです。
はい?
どういうこと?
【気になったこと】
・ライブ中、アコースティックのメドレー以外は全部テンションが異様に高く、
 去年のの○Pの映像とダブるくらいの上がり具合だった
・メンバー全員が髪の毛を立てていて、ユニコーン時代の民生のようだった
・玉置さんは美川憲一のようなギラギラジャケットを着用。
 他のメンバーもスワロフスキーのような輝きのラインが入った衣装。
 貴和製作所ですか?
・妙に若作りしているので恐い。ボトックス打ってるのかなあ
・てゆーか忌野清志郎かと思ったよ

2010年03月28日

インド料理をハシゴしよう

パキスタンバザールの後のランチに、
そしてガムラン演奏会の後のディナーにインド料理を選択しました。
【VEGE HERB SAGA】
御徒町にあるベジのためのインド料理屋です。
店は地下にありますが、
昼間なのにネオンがギラギラしている看板が路上に出ているので
わかりやすいです。
上野界隈で風俗っぽい看板がマッチしています。
では本日のメニューです。
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息子用にシャヒパニールとナンのセット
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嫌がる息子に無理矢理かじらせるやらせの画像
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このシャヒパニールが美味い。マジで美味い。
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大人は黙ってマサラドーサ
おそらく日本でマサラドーサを食べるのは初めてだと思います。
果たしてコヴァーラムで朝食に貪っていたドーサを
思い出させる味になるのでしょうか。
なりました。
この形。焼き色。マサラ風味のポテト。
ココナッツチャトニ。トマトチャトニ。サンバル。
ああ、心に今、南インドの風が吹き抜けました。
ドーサ美味しいよう。
同行者の黒ヒゲも
「中身(ポテト)がインドで食べたのより美味い」
と絶賛しております。
ココナッツチャトニ、トマトチャトニ、サンバルが余ったので
ご飯を頼んだのですが、何故かナンが来ました。
ご飯盛るだけなのに中々来ないなーと思ったら、
ナンを焼いていたようです。
わざわざ焼いてくれたナンをご飯に替えてもらうのは忍びなく、
そのままいただきましたが、
ご飯と混ぜ混ぜして食べたかったです。
次回挑戦です。
そんなウハウハな大人を尻目に息子はというと、
店員さんの子供向け用にと勧めてくれたシャヒパニールには見向きもせず、
ひたすらナンを食べています。
それも嫌そうに。
食いつきの悪いのなんのって。
ナンを半分くらいしか食べず、
カレーをつけて無理矢理口に放り込んでやりましたが、
美味しいとは言いませんでした。
ですが、このシャヒパニールは絶品でした。
「甘いチーズのカレーです。子供にいい」
と店員さんが勧めたそのカレーを大人が平らげました。
トマトベースと思われるそれは、甘酸っぱい風味で、
上にかかっているのはギーかしら。
あとカスリメティかな。
辛味は全くなく、スパイスは抑え気味なので、
子供が喜びそうな味なのに息子ってば。
黒ヒゲ曰く、この甘味はレーズンだそうです。
そう言われて食べてみるとレーズンの味がします。
うーむ。
これを家で作れるように研究しようと思います。
そうそう。
ラッサムをサービスで出してくださいました。
黒胡椒の辛味がキツめで、ニンニクもたっぷりのラッサムです。
ケララの風のようなすっきりとした一気飲みできるラッサムとは違い、
これはこれで美味しいです。
ここも次回再訪決定です。
支払い時にオーナーらしき人物と話をしました。
黒ヒゲを見て、
「今日はモスクの帰りですか?」
と聞かれました。
常にムスリム帽をかぶっているため勘違いされたようです。
どうやら御徒町にはモスクがあるそうで、
調べてみたら本当にありました。
詳しくはコチラ。
なんと新潟にも2つのモスクがありました。
コチラなんて場所的に姉も行けそうです。
モスクは着実に増えていますね。
【マサラワーラーのインド料理食べ放題!!】
マサラワーラーなるカレーユニットの1,000円食べ放題イベントで夕食です。
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場所は原宿デザインフェスタギャラリー
ここは縁のある方もいらっしゃいますね。
10人程度が座ったらギチギチなくらいのスペースでの食べ放題。
キッチンでは延々と作り続けているスタッフが
楽しそうに喋ったり笑ったりしながら、
ビュッフェスペースにカレーを運んでいきます。
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チキン65、チキンカレー、インゲンのポリヤル、サトイモのポリヤル、
ポークビンダルー、ココナッツチャトニなどなど
常時10種類以上の品がどーんと取り放題という天国のような設定に、
インド料理好きの3人の大人はひたすら食べ続けました。
この日のわたくし的ヒットは、
ポークビンダルーとチキン65です。
ポークビンダルーは酸味が利いていて好みの味でした。
チキン65は、揚げたチキンにスパイスの利いたソースが絡まっています。
オリジン弁当でこれを出したら爆発的人気になりそうです。
唐揚げが余ったらこれを作ってもいいかもしれません。
ドラムスティックを使ったサンバルもいただきました。
日本じゃ中々お目にかかれません。
それにしてもドラムスティックってどうしてあんなに繊維があるのでしょうか。
歯ブラシ代わりになりそうなくらいの繊維質です。
マサラワーラーさんのブログをちょこちょこ拝見させていただいて
次回のイベントには是非と思っていたので、
おいしい料理をいただくことができて光栄です。
お腹も喜んでおります。
ご馳走様でした。
ふと思ったこと。
このギャラリーのキッチンスペースは少し狭いのが難点ですが、
料理イベントに使えそうです。
ここで料理大会するのも楽しそうですね。
ふむふむ。

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