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2008年07月09日

どこまで続くのかインド熱

先日の渡辺玲さんのトークライブ中に宣伝していたdancyu最新号を買いました。
毎年このくらいの時期にはカレー特集になるのですが、
2006年、2007年のカレー特集は、やはり渡辺さんが手がけていました。
勿論どちらも購入済みです。
ある夜、パラパラとページをめくっていると、
渡辺さんのカレーレシピが書かれたページで手が止まりました。
それは北インドのヨーグルトベースのチキンカレーと、
南インドの黒胡椒の効いたチキンカレーのレシピでした。
ミールスにどっぷりはまって以来、
我が家のインド料理は南インドが主流になりましたが、
久しぶりにふと北インドのカレーを食べてみたくなりました。
ココナッツミルクを使っていないカレーは、ここ2年は作ってませんから。
幸いヨーグルトも骨付き鶏肉もストックがあります。
思い立つが早いか、22時に調理開始しました。
スパイスはシナモン、ベイリーフ、黒胡椒、赤唐辛子、カルダモン、
コリアンダー、ターメリック、香菜です。
いつものチキンカレーなら必ず使っていたクミン、マスタードシード、
カレーリーフの出番はありませんでした。
あのウホッとくるクミンの香りがしないと、
カレーらしい香りがしないように感じます。
嗅げばむせそうになるのに、ないと何とも物足りなさを感じるあの体臭のような香り。
蠱惑的な性質を持つクミンは、やはり一種のフェロモンなのでしょうか。
物足りなさを感じつつも、シナモンの甘い香りは漂っています。
今日は男らしい香りが足りない分、
柔肌女性の香りが台所に充満しています。
でできたのがコレ。

curry04.jpg
美味しそうに見えないのは何故だろう
ヨーグルトの酸味が強いカレーです。
トマトも入っていません。
クミンが入っていないせいか、他のスパイスの香りがデコボコせずに
揃って全面に出ている感じがします。
カルダモンとコリアンダーの爽やかな香りを鼻で感じる度に、
最近これに似たような味をどこかで食べたと思いました。
はて。
それはインド程遠い過去ではなく、ごく最近のような気が。
わかりました。
コチラの一番上の写真のチキンカレーです。
2月にブルネイダルサラームのバンダルスリブガワンで食べたチキンカレーです。
ハラールフードのインド料理屋でしたので、
ムスリム系インド人かパキスタン人が経営していると思われます。
ここのカレーの味に似ていました。
嗅覚の記憶って凄いと我ながら感心しました。
さて、マレーシア、ブルネイ、シンガポールに行っても、
インド料理を食べる回数が断然多かったのは、
体がスパイスを求めているからだと思うのですが、
日本でもスパイスを求めに、今日は蔵前まで行ってしまいました。
蔵前には、スパイス輸入の大手アンビカトレーディングのお店があるのです。
お店に入ると、インド人の綺麗なお姉さんが笑顔で迎えてくれました。
いつも買いに行く大久保のスパイス屋とは、
店の清潔度、明るさ、接客態度がえらく違います。
初めてインド食材を買いに行くなら、アンビカの方が向いているようです。
商品構成はほぼインド食材なのですが、
日本のお菓子や、タコス、ヨーロッパの食材も少し置いてあります。
アタ(全粒粉)が1kg460円というのは魅力でした。
この後、お台場に行く用事がないのなら、
アタとベスン(豆の粉)、ジャスミンライス、バスマティライス、を迷わず買っていました。
これだけで10kgいきますが。
様々な商品の誘惑に負けぬよう、心を鬼にして選んだ商品は、
ドーサの素、ワダの素、ココナッツファイン、マンゴーピックルです。
『○○の素』系の食材は和洋こだわらず滅多に買わないのですが、
ドーサは米と豆の粉を発酵させるところから始めるため、
少し手間を省くために買ってしまいました。
ワダも似たような理由です。
それとムンバイパンと名づけられたパンも買いました。
ふわふわそうなパンなのに卵が入っていないパンだったので、
息子用に買いました。
どの辺がムンバイなのかさっぱりわからないパンでしたが、
息子は気に入りまして、バクバク食べてくれました。
近々、ココナッツチャトニとサンバルを作って、
ドーサ作りに挑戦したいと思います。

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コメント&トラックバック

>ココナッツミルクを使っていないカレーは、ここ2年は作ってませんから。
>幸いヨーグルトも骨付き鶏肉もストックがあります。
2年前の食材でつか。オソロシイデスネ(;^ω^)

>珊瑚ky
そう読み取れるのですね。
気をつけるでつ。
一応賞味期限切れ前のヨーグルトと新鮮な鶏肉でした。

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