Home > 2月, 2009

2009年02月16日

大逆転

幼稚園には役員というものがあります。
言ってみればPTAのようなものですが、
息子の通っている幼稚園は、
親の出番が大変(←ここが重要)多い所でして巷でも有名です。
そのただでさえ忙しい幼稚園の役員ともなると、
しょっちゅう幼稚園で集まっては会合をしていますし、
イベントを取り仕切ったり、
他の委員がいる行事でも手が足りなければ役員の出番です。
とにかくいつも幼稚園にいるイメージです。
そんな多忙を極める役員はできれば避けて通りたいものですが、
園児の下に子供のいない人が役員になるのがこちらの慣習です。
少子化とは縁遠いこの幼稚園で一人っ子の母は少なく、
自然とターゲットが絞られていきます。
その中にわたくしも入っている訳です。
事前に打診もありましたが、正直わたくしにはできないと思いました。
何故なら時々二日酔いだったりするからです。
役員になったら二日酔いどころか、翌日に備えて夜遊びも自粛しなくてはなりません。
旅にも出られず、飲みにも行けないとなると、
わたくしの楽しみはどこに見い出せばいいのかという話になりまして、
さてどうしようかと。
しかし残り2年の内、どちらかで役員をやらねばなりません。
どちらでやろうか。
なるべくこの問題を考えないようにしながら時間は流れ、
本日、幼稚園の来年度の役員を決める集まりがありました。
それが事前の打診の効果で2人が役員に立候補しまして、
めでたく決まり拍手喝さいと相成りました。
と、そこで終わると思いきや、
「新役員の1人が多忙のため、通常2人体制のところを3人ということも考えている」
との説明がありました。
これを聞いて、
「2人よりも3人の方が作業分担ができるし、今がやり時だ。
 何しろ年長クラスで役員をやることになったら
 自動的に会長か副会長になるから年中の内に済ませよう」
と考えた時には挙手してました。
で、わたくしも突発的に役員になりました。
役員の挨拶をし、乾杯の音頭まで取りました。
姉や友人にも役員になったよメールを送りました。
これで来年度は幼稚園に身を捧げるのね。
没頭することができれば、旅行だなんだその他諸々のストレスも忘れるかしら。
そう一人感慨にひたっておりました。
数時間後、電話が鳴りました。
現役員さんからです。
「幼稚園の方に『年中さん役員は3人体制になります』と伝えたら、
 『年中さんは2人で』とのことですので、大変申し訳ないけど・・・・」 
一番最後に挙手したのはわたくしですので、
わたくしがお役御免になるのも当然です。
勿論快く了承しましたとも。
で、すでに決まっていたはずの運動会委員を何故かやることになってました。
二年連続です。多分音響です。
あの一世一代の挙手の勇気がー。
新役員の挨拶がー。乾杯がー。
一年後、返り咲くのは嫌だよー。

2009年02月13日

2丁目デビューは正装で

ようやく念願の2丁目デビューをして参りました。
何でも先日ゲイバーにて
「あんたはオカマを虜にする妖怪ね!」
と絶賛された某yvesさんの妖怪っぷりをこの目で見ることが一番の目的です。
おかげさまで想像以上の魔物使いであることがわかりました。
店中のオカマから
「あんたはここで店を出すべきよ!」
と勧められていたと言えばおわかりいただけることでしょう。
さて、この日のわたくしの服は着物でした。
正月に帯揚げと帯締めを購入しまして、足元も足袋風靴下と草履を履き、
ようやく着物らしい格好になりつつあります。
そんな格好でおかっぱ頭なものですから、
「何、あんた夜、髪が伸びる系?」
と言われました。
藤竜也、座頭市、皇居ツアー、夜の世界で五大陸制覇、
アフリカ人とはAメロまでしか聴けないなどなど、
抱腹絶倒の話が千夜一夜物語のように次から次へと繰り出されました。
そうか。この人はシェヘラザードに違いない。
そう思いました。
もっともっと話が聞きたいけど帰る時間がきました。
「これから蛍光色のオカマが来る」
という素敵な殺し文句に一瞬クラッときましたが、
泣く泣くエレベーターに乗りました。
若いオカマと一緒に。
わたくしが近所のテリトリーに到着後、
凄いコスチュームの蛍光色のオカマさんがいらしたそうで、
濃いオカマの三役揃い踏みだったそうです。
ああ、見たかった。
こんな素敵な一時をありがとうございました。
次回はカナリアを見たいです。

2009年02月12日

柑橘の香り

今年初の矢野味噌を注文しました。
いつも同じお店から買っているので、
こちらの振込みも早ければ、あちらの発送も迅速であります。
注文してから3日後には味噌が届きました。
ダンボールの封を開けると、爽やかな香りが広がりました。
半分は味噌、もう半分は柑橘類が入っていました。
橙色の果物の上には茶色い紙が乗っています。
通販担当の方からの手紙でした。
この方とはメールでも何度かやり取りをしたことがありまして、
送料無料にしてくれたのもこの方でした。
通販を利用していることへの感謝の言葉と、
同じく通販をしているいよかん、ポンカンを同梱したことが書いてありました。
ぽんかんの手書きイラスト付です。
手紙には手紙で返事をと思いながら2週間が経ってしまい、
実はまだ書いていません。
明日は息子を幼稚園に送り出した後ゆっくりできそうですから、
借りてきた病院坂の首縊りの家でも見ながら手紙をしたためようと思います。
ということで、あまんきみこさんの白いぼうしを思い出す出来事でした。

2009年02月10日

意外なところにいるもんだ

コチラで書いた同じ重慶マンションの住民の方と道端でばったり出くわしまして、
今度飲もうよ、あーいいですねみたいな会話をして
携帯の番号を交換した数時間後、
今晩どうよ的な電話が来ましたので飲んでみました。
場所はおなじみstiglです。
年が変わってから来るのは初めてです。
ここのところ夜遊びから縁遠いのです。
待ち合わせ時間に住民の方がいらして話が始まりました。
何の話かといいますと旅行の話です。
実はこの方は旅行者だったのです。
話を聞いてみると、コロンビアに長くいたとか、
アンティグアでホームステイしたとか、カオサンはCH2に泊まってたとか、
ハイダー爺が何ちゃらかんちゃらと、パッカー系の話ばかりです。
それも相当のダメ旅行者レベルのようです。
こんな近くに旅先で麻雀をしていたダメな人がいるなんて、
先日の落ち込みも少し回復するくらいの喜びです。
旅をしていた年を聞くと、どうも夫とどこかで会ってそうな感じです。
ですので、今度旅先の写真を見せてもらうことにしました。
そして夫の旅の写真も見てもらおうと思います。
もしかしたら同じホテルに泊まっていたかもしれませんし、
お互いが知り合いでなくとも共通の知人がいることは、
旅行者にはよくあることですから。
こんな風に。

2009年02月09日

料理の連鎖反応

里芋が大量に送られてきました。
つい数日前まではじゃがいもが大量にありましたが、
ポタージュ、煮込みなどを作っていたらあっという間になくなりました。
じゃがいもに比べて里芋の方がレパートリーが狭まるので、
どう消費しようかと考えまして、里芋でもポタージュを作りました。
ほうれん草も入れたらそれはそれはきれいな緑色のポタージュになりました。
でも息子は泣きながら食べています。
それから豚肉と里芋のパルマンティエを作ってみました。
本来パルマンティエはじゃがいもで作るものですが、
里芋で試してみました。
牛肉がなかったので豚肩ロースを人参、セロリ、玉ねぎ、
ニンニクと赤ワインで煮込み、ソースを漉し、
肉を漉したソースで軽く煮込み、
裏ごしした里芋のマッシュとチーズをかけてオーブンで焼きます。
くどい料理でしたが、美味しゅうございました。
翌日、11月から塩漬けしていたアンチョビをオイルに漬け込みました。
この時に出た魚醤を、肉団子の味付けに使ってみました。
豚肉、魚醤、パクチーの根、
豚肉の赤ワイン煮込みで漉したソースの野菜カスを混ぜこみます。
これを出汁を取った鍋に入れ、ほうれん草と玉ねぎも入れて、
手打ちうどんのうどんすきにしてみました。
アンチョビ作業の少し前には、パンチェッタ第二弾の仕込をしました。
3週間後には出来上がる予定です。

« Previous | Next »