Home > 12月 25th, 2010

2010年12月25日

ガージェリー工場見学会

随分とご無沙汰しておりました。
別に海外に逃亡していた訳ではなく、
ただ単に息子中心の生活をしていたら、
ブログの更新が後回しになったというだけのことです。
唯一ゆっくりできるお風呂の時間は読書に当てていたので、
そこで長湯しすぎてぐったりしたり、
twitterでブツブツ言ってたくらいで電池が切れたりしていました。
ということでお待たせいたしました。
告知していたガージェリー工場見学会のお話でございます。
12月11日(土)、ガージェリーの委託醸造先である
新潟市のエチゴビール工場に行ってまいりました。
わたくしは友人と2名で参加です。
工場へ向かう道中、ビールの醸造について質問したいことをメモっていると
友人から
「工場見学中に質問すると飲む時間がなくなるから質問は呑み会で!」
との命令が下りました。
そうです。
この日の行程は、工場見学(2時間)→試飲会(2時間)の予定なのです。
つまり工場見学の時間がずれ込めば、
一番楽しみにしていた『掟破りの全商品飲み放題』の時間が少なくなるのです。
それは嫌だ。
ですので、友人の言うことをしっかり守って見学中は質問せずに、
試飲会で社長さんに質問しました。
しましたがモゴモゴ。
まあこれは追々書きますので、まずは画像をどうぞ。
一部、ガージェリーさんからお借りした画像も紛れております。
gargery01.jpg
このどんよりした冬空が新潟のデフォルト
gargery02.jpg
モルト粉砕機。ここで粉砕して階下に落ちる仕組み
gargery13.jpg
ガージェリーの使用モルトは農業大国フランス産
gargery14.jpg
モルトの山積み部屋
gargery03.jpg
理科室のような成分分析室
gargery04.jpg
pH検査
こちらでアルコール濃度、微生物、pHのチェックを行うそうです。
gargery20.jpg
ここから先は長靴を消毒してから入室。
工場内では社会科見学度がアップするアイテムを身に着けました。
キャップ、白衣、長靴という装いです。
チリの銅山見学だとヘルメット、マスク、保護ブーツでした。
ブラジルのダムでは飛沫がすごいのでレインコートが必須でした。
工場見学を楽しむには装備から。
これを踏まえると、見学の楽しみ方が更に増幅されます。
gargery06.jpg
発酵タンク
gargery05.jpg
発酵タンク脇にあるホース。
発酵MAX時には泡が黒矢印の高さまであったが、今は赤矢印まで下がっている
gargery07.jpg
仕込室にて。麦汁濾過後のモルトの残りかす。見た目がおから
gargery09.jpg
ホップを入れる寸前のところ。左にあるバケツにホップのペレットが入っている。
その後グツグツ煮る
gargery08.jpg
ワールプールタンク。麦の香りがすんごい
gargery10.jpg
搾り取ったモルトの残りかすを排出している様子
gargery11.jpg
これがモルトかす。甘い麦の味がした
これらは牛の飼料や堆肥にも使用されるのですが、
色々コストの面で廃棄処分になってしまうようです。
なんてもったいない。
後は捨てるだけならこれ貰ってお菓子を作ったら美味しそうです。
これでビスケットを作ったら美味しいだろうなあ。
食物繊維だらけで便通にも良さそうだし。
gargery12.jpg
煮沸後の麦汁を一気に冷やす冷却機。ここで麦汁を17度まで下げて発酵タンクへ
gargery16.jpg
酵母を加えてこのタンクで熟成させる。
中身の温度は0度が理想だけど2度くらいだそう
ガージェリーのエステラはここで60日、スタウトは100日熟成させます。
長い低温熟成であの香り高いビールが出来上がるのです。
gargery15.jpg
こちらが本日の試飲会で供されるために
わたくし達を待っている出来立てガージェリー
gargery17.jpg
エチゴビールが保管された桃源郷。見飽きない風景
gargery18.jpg
(多分)王冠をつける機械。この後のラベル貼りは手作業だそう
珪藻土を使った濾過装置や瓶詰めルーム等、
途中写真を撮ってない場面もありましたが、工場見学は以上です。
その後は待ってましたの試飲会です。
友人に言われたとおり質問をしなかったので、
工場見学がさくさく進み、予定時間よりも早目に試飲会が始まりました。
バンザーイ。
gargery21.jpg
まずは乾杯
この日はつまみ持ち込み大歓迎ということでしたので、
がっつり作ってきましたとも。
会心の作、パテ・ド・カンパーニュを。
なのに写真を撮り忘れました。
一応好評でしたので、後日自宅で食べた画像を載せておきます。

food201.jpg
ラミティエの前菜でパテを頼み続けた成果が今ここに!
友人は高座豚の燻製を1週間かけて作ってきました。
これが絶品でした。
燻製万歳。スペアリブ最高。
やっぱりビールには肉だと再確認しました。
他にも美味しい棒々鶏や叉焼あり、柿の種、ナッツ類の定番もあり、
新潟から唯一の参加者の方は、
甘海老や瑞花のうす揚を持参していらっしゃいました。
飲んで食べて飲んで食べて。
エステラだけ飲んだり、エステラとスタウトを7:3で注いだり。
ヴァイツェンも酵母ごと飲み干し、スタウトもゴクリ。
gargery19.jpg
麦汁の試飲もあり
gargery22.jpg
最後に記念撮影
上記の時にはすでに記憶がございません。
ですので試飲会の様子や見学の詳細については、
ガージェリーのコチラのブログにも当日の様子がアップされていますので、
合わせてご覧ください。
ガージェリーを飲んでみたい方は、
コチラでお近くのお店を探してみてください。
東京には結構ありますが、新潟ではガージェリーはまだ飲めないそうです。
そして小売をしていないガージェリー。
ガージェリーを毎晩のお供にするには、自分で店を開くしかないようです。
ふーむ。
【気づいたこと・やらかしたこと】
・この日のために禁酒をしたら、むしろ酒に弱くなってしまい酔い潰れた。
 周囲の方にご迷惑をおかけしました。お詫びいたします。
・気がついたら温泉に入っていた
・温泉で復活してからあんこう鍋とのどぐろの刺身を食べて更に生き返る
・自分で敷いたと思った布団が、実は敷いてもらった布団だった
・ガージェリーの社長さんにたくさん質問したのに、
 ほとんど覚えていないという失態
・ガージェリーは美味い。やっぱり美味い。
・壜内熟成のGARGERY23のヴァイツェンがこれまた美味い。
・あれだけ酔い潰れたのに、二日酔いもなく快適な目覚めだったのには驚いた
・これがビアチャーンなら翌日死んでた