2012年12月24日

アジアの台所風景を目指して

今日はクリスマスイブです。
ツリーなどの飾りつけもしなけりゃケーキも食べませんが、
息子のサンタさんからのプレゼントくらいは心配しています。
それでも年に1回の東京カテドラルのクリスマスミサには行こうかしら。

ここに干し肉をぶら下げたい
画像はローストチキン用の鶏を干しているところです。
ここにチャーシューやソーセージ、ベーコンを吊るしたいですね。
クリスマスプレゼントに発酵部屋が欲しいです。

2012年11月07日

煮こみやなりた

夜中の0時以降に電話をしないと予約が取れないという噂の店に
電話をかけ続けるも繋がらない日々。
そのことをツイートしたら、
わたくしと同じような目に合っていた友人が見つかりました。
いつ行けるかねえなどと話していたら、
その友人が飛び込みで入れたというメールが来たのが7月。
一度来店すれば帰りに次の予約が取れるというので友人に予約をお願いすると、
直近で10月でした。
中々終わらない夏が過ぎ、ジャケットを羽織るくらいが丁度良い秋になり、
指折り数えて待つこと3ヶ月。
ようやく行ってまいりました。
煮こみやなりたへ。
飲兵衛の女性3名でいざ参戦。
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砂肝のサラダ
砂肝を頼んだことを忘れていたくらいの野菜のボリュームで砂肝が全く見えません。
生ハムと葉っぱのドームを掻き分けていくと、
その下にメロンとパイナップルと砂肝という驚く組み合わせ。
でもこれが美味しいのです。
ルッコラセルバチカの辛味はかなり強めということを知りました。
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米なすのミルフィーユ
米なすの薄切りにトマトソースとチーズをかけたムサカみたいなのを
想像していましたら、あっさり裏切られました。
緑と白のソースに浮かぶなすの船が来ました。
天辺にはトマトの帆掛け。
それらを串で貫いております。
この緑のソースはブロッコリーでしょうか。
白はマッシュポテト。そして帆立も入ってました。
ソースはもれなくパンでさらいました。
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鴨胸肉のポワレ
鴨とマンゴーの組み合わせです。
鴨とベリー系の組み合わせは聞きますがマンゴーは初めてでした。
系統は違えどベリーもマンゴーも甘酸っぱい。
どちらも鴨と合うのですね。
そしてなんといっても鴨肉のしっとりジューシーな食感がたまりません。
下のソースはバルサミコでしょうか。
メインに選んだこちらのボリュームが豊かすぎましたが、
このメンバーで来て良かったと思わせる食べっぷりで見事完食いたしました。
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ポロ葱のマリネと豚のロースト
こちらは豚肉×ラズベリーの組み合わせです。
このディナーだけで果物を4種類食べていることになります。
前菜っぽいあっさり加減です。
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リドボーと赤海老とフォアグラのポワレ
リドボーとフォアグラと海老がてんこ盛り。
盆と正月とクリスマスが一度に来たような一品です。
リドボーってどこだっけ。よくわかんないけど肉かなーとか話しながら、
がつがつ食べているわたくし達3人の隣では、
上司&新人OL風3人のテーブルで誰も手をつけず冷めていた料理がありました。
上司のつまらないガンダム話に「えーわかんなーい」とお愛想でウケてあげる
健気な新人さん達。
相手が理解できない話を繰り広げるよりも、
出てきた料理を温かいうちに食わせろよ。
もしくはその料理をこっちによこせ。
ワインはソーヴィニヨンブランを頼みましたらさくっと1本空きまして、
続いて赤の何かをもう1本頼みましたがもう覚えていません。
ソーヴィニヨンブランは多分サンセール ブラン 2010年だと思います。
実は2名がハロプロファンでベリキュ話をしたり、
将太の寿司における絶対食感話をしながら、
全5品+ボトル2本+グラス各1杯ずつ全てきれいに完食&完飲いたしました。
これで1人6,000円とは素晴らしいコストパフォーマンスです。
予約方法は以前と違い1週間前から受け付けているそうなので、
予約が取れたらメンバーを集めようと思っています。

【条件】
・好き嫌いがないこと
・ワインが飲めること(たしなむ程度ではない)
・肉が大好きなこと
・大食いなこと
季節ごとに訪れたい店がまた増えました。

2012年09月17日

Gare de Lyon

夫と息子が不在の間に何か美味いもの食いてーということで、
友人と八丁堀にあるビストロへ行ってまいりました。
お店はGare de Lyonです。
お店は友人がいくつかピックアップしてくれまして、
その中に以前予約が一杯で断られたことのあるGare de Lyonがありました。
せっかくだからそこへ行きたいとなりまして、めでたく予約も取れました。
店は小さく、人が1人通れるくらいのスペースを開けて
テーブルがセッティングされています。
壁には価格の書かれたボトルがずらり。
反対の壁にはメニューの黒板。
予約テーブルにはわたくしの名前の書かれたメッセージカードがありました。
料理を食べる前から期待ができそうです。
まずは前菜とすぐ食べられそうなものを頼みます。
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鯵となすのタルタル
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もつ煮込み
ぐわー。
タルタルうめえ。
ナスと鯵って好相性なんですね。
ビストロでもつ煮込みってありなのか。ありでした。
このもつ煮込み、甘いんです。
何の甘味かと思ったら黒糖を使っているそうです。
あと八丁味噌とポートワインと赤ワイン。
これはご飯にかけてもいける味でした。
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田舎風パテ
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ピクルス
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鴨の胸肉のロースト
肉食いてーと肉モードにスイッチが入りまして、
煮込み、パテ、最後に鴨まで頼みました。
この鴨が美味しかったのです。
しっとり柔らかくてぱさつきが全くありません。
散々酔っ払っているのにペロリと平らげました。
こちらはワインを飲まない方はお断りの店だけあって、
たくさんガブ飲みできるようにボトルの方が安いです。
注文した料理に合いそうなワインを、
こちらの好みと値段はこのくらいでと伝えて出してもらいました。
ソーヴィニヨンブランとリースリングが出てきた記憶はありますが、
何せこの日は2人で3本も開けたものでしこたま酔っ払いまして、
いつも以上に覚えておりません。
気のおけない友人とおしゃべりに花を咲かせ、
美味しい料理と酒を楽しむ時間は至福の時です。

2012年09月16日

先月はいわゆる一つの痔に苦しんでおりました。
前ぶれもほとんどなくいきなりずどーんと。
あれは地獄の苦しみでした。
死因は痔だと思い込んでしまうくらいの痛みです。
今ではすっかり治っているので、
ここらでちょっと痔にまつわる思い出でも聞かせようじゃないの。
ある日、尻の痛みで目が覚めました。
尻と言いますか、尻の局地的な痛みです。
そのうち治るだろうと気にせずにいると、
仕事中どんどん痛みが増していきました。
何もしなくてもズキズキ痛むのです。
そして立ったり座ったりした拍子に下着に触れると激痛が走るようになりました。
それは一瞬身体に電流が走ったように動きも止まるのです。
これは非常事態発生とトイレへ駆け込み確認すると、
自分の体に触り覚えのないものが出現していました。
なんか出っ張ってる。
腫瘍みたいなのができていました。
これが痔なのね。
もしかしたら痔が中から出てきて戻らないのでは。
ならば元に戻してあげなくちゃと親切心が働いて
痛みを堪えながら中に押し戻してみますがすぐに出てきます。
痔で苦しんでいる友人が言ってました。
「中に戻してもすぐ戻ってくるようなら手術しかない」と。
オワタ。
もう手術を覚悟してトイレを出まして、仕事を騙し騙しこなし、
さて帰ろうと自転車に乗ったらはたして激痛が走りました。
仕方なく自転車を引きながら帰りましたとも。
帰宅後、大至急痔の病院を調べまして、
横浜と巣鴨に痔の女性専門クリニックがあることがわかりました。
やはり局部を晒すのにVS男性よりも女性の方が安心しますし。
これはもうすぐ行かねばと診療日を確認すると片やお盆休み。
片や定休日。
オワタ。
こうなったらもう近い病院で選定療養費をプラスで払ってもいいから
診てもらう方向に転換します。
それくらい我慢できない肛門痛なんですわ。
背に腹は変えられません。
大腸肛門科で有名な病院へ朝一で受診しました。
待合室にはおそらく尻具合・腹具合に問題のある方々が待っていらっしゃいます。
みんな肛門関係で悩んでいるのかと思うと、勝手に親近感を持ちました。
名前を呼ばれ診察室へ入ると、壁に診察方法の説明が絵で書いてありました。
診察ポージングを言葉にするとこんな感じです。

・女性は下着を尻下くらいまでずらし、膝を抱えるようなポーズで横向きに。
 尻は先生方向へ差し出す。
・男性は下半身を出して仰向けに。
 自分の脚を膝裏から手で抱え、局部全部を先生へ差し出す。
女に生まれて良かったと心の底から思いました。
加えて診察担当は偶然にも女性医師で更にリラックスできました。
先生の視診、触診を経て出た結論は、
「相当痛かっただろうが、痔としては大したことない。
 内服と外用薬で完治する」
という心強いものでした。
手術を覚悟してきたわたくしにとって、
肛門に指を入れられる痛みも吹っ飛ぶくらいの喜びでした。
病名は血栓性外痔核という、肛門周囲に血栓ができるものでした。
血栓は肛門内部から飛び出てきたものではないため、
中に入れてもすぐ戻ってくるのは当たり前のことでした。
原因としては、強いいきみ、長時間座りっぱなしか立ちっぱなし、
極寒地に長くいたなどが挙げられるそうです。
ここで思い当たる原因がありました。
激痛が走る前の3日間は自宅で開催されるパーティーのための仕込みで、
一日中、一晩中立ち続けて作業していたのです。
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この料理を作ったら痔になりました
料理の写真がこれ1枚ですが実際はもっとたくさん作っていたので、
そらまあ痔になりますよね。
ひとまず原因も病名も判明し、薬の処方も終え一安心です。
しばらくアルコールと刺激物の摂取を控えるようにという言いつけを守り、
内服、外用薬をきっちり使っていたら10日程で治りました。
その間、原因不明の発熱が5日くらい続いたり、
モデルになりきって秋葉原で撮影してもらったりしましたが。
つくづく健康の大切さを実感した夏でした。
皆様もお尻を大切に。

2012年01月20日

久しぶりにラミティエ

行こう行こうと思っていて中々予約を取れなかったラミティエ
ランチを食べに行ってまいりました。
調べてみたら最後に行ったのは1年3ヶ月前でした。
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ラタトィユ
野菜をたっぷり取るならラタトゥイユかクリュディテを頼みます。

ジビエの季節だったので鹿肉のパテ・ド・カンパーニュ
ラミティエの前菜で大好きなパテと鶏レバーのムース。
この日は鹿肉のパテでした。
ちょっと癖のある味わいは鹿肉だからでしょうか。
でも全然臭みはありませんでした。
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アッシュ・パルマンティエ
ひき肉とマッシュポテトが層になっているメインです。
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鴨のコンフィ
冬はコンフィが美味しい季節でございます。
カスレもいいですよね。
いつも鴨のコンフィに挑戦してはそのボリュームに挫折していたのですが、
今回は違いましたよ。

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手伝いもあって初めて完食できました
鴨の皮のパリパリ感とフォークで簡単にほぐれるくらいの柔らかさに
毎回感動してしまいます。
そしてこのボリューム感。
ソーセージとベーコンもついているのですから。
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パッションフルーツのソルベ
酸味を全面に出したソルベです。
パッションフルーツのあの酸っぱさそのままで、
口の中をさっぱりさせてくれます。
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大好きなクリームブリュレ
いくら満腹と言えどもデザートは別腹。
そしてここのクリームブリュレの上手さは格別です。
バニラビーンズも贅沢に使われています。
何度行っても質と量共に大変満足のできるお店です。
4人くらいでディナーに行きたいなあ。

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