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2009年10月20日

万長ラーメンを手に入れるためのプロジェクト

つゆの素を買うために楽天を見ていて、
ふと、万長ラーメンも買おうと検索しました。
すると検索に引っかかりません。
ネットで唯一購入できた愛媛のレディ薬局が、
システム利用料がどんどん高くなる楽天から撤退したのかと思い、
レディ薬局のオンラインショップで探してみました。
こちらは在庫切れでした。
もしやご当地メニューブームに乗っかって、
Hahakoあたりの特集に載って大人気になったのか。
ついに時代が万長ラーメンに追いついたのか。
これはこれで嬉しいような悔しいような複雑な思いを抱いていますと、
実はそんな能天気な話ではなく、
製造会社の安葉製粉製麺が事業継続を断念し清算するため、
万長ラーメンがなくなるという危機を迎えていたのです。
詳しくはコチラ。
何ということでしょう。
あのケミカルラーメンの最高峰、
愛媛の(多分)ソウルフードの万長ラーメンがもう食べられなくなるなんて。
ニュースは3日の新聞記事です。
すでに2週間以上が経過しています。
おそらく地元の人はこのニュースを読むや否や、
近所のスーパーに駆け込んで買い占めたに違いありません。
と思ったら、やはりそうでした。
コチラとかコチラとか。
そりゃネットでも在庫がなくなるわけです。
そうだ。
東京にはせとうち旬彩館という素晴らしいアンテナショップがあるじゃないか。
ここは以前、万長ラーメンを10袋買った場所です。
ここならまだあるかもしれないと思い、
すぐさま電話をして在庫確認をしました。
ニュースを見てからここまで数分もかかっていません。
食べ物に関する瞬発力なら金メダルを貰えるだろうに。
えー、在庫なし。
はい、終了。
もうだめぽ。
もうあの万長ラーメンを味わうことはできません。
グルタミン酸ソーダー、イノシン酸のダブルパンチで虜にされたあのスープ。
ちゃんぽん麺のようなこしのある真っ直ぐな麺。
万長ラーメンの思い出だけで泣けてきました。
ついつい息子にも話して聞かせてしまいました。
「ママの大好きなラーメンがもう食べられないんだよ・・・」
「ラーメン?つけめんのお店?飴ちゃんくれるお店?いっぱいあるよ!」
近所には石を投げればラーメン屋に当たるくらいあるので、
息子にはこの悲しみは理解してもらえませんでした。
ここで、わたくしに万長ラーメンを教えてくれた友人にメールをしてみました。
友人もこのニュースには衝撃を受けるに違いないと思いましたが、
返信は、
「知ってる」
え?
知ってる?
知ってたなら教えてくれー!
知った時点で買い占められたかもしれないのにー!!
ネット市場にはもう出回っていないことをメールで告げると、
友人はすぐさま愛媛の実家に連絡を入れてくれ、
家族による探索で見つかり次第入手するという手を打ってくれました。
というわけで吉報を待っている最中です。
どうかもう一度万長ラーメンが食べられますように。