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2008年11月09日

ラ・スペコラ解剖博物館

マッサージ師の友人が遊びに来た時に、
話の流れでイタリアにあるラ・スペコラ解剖博物館が話題にのぼりました。
フィレンツェにあるというその博物館には、
蝋細工の解剖人形がずらりと陳列されていて、
筋肉、血管などが細部にまで忠実に再現されているとのこと。
中でも腹部がぱっくり開かれた美少女が綺麗というので、
写真集も出ているという有名な美術館ならHPもあるだろうと調べてみると、
flickrでいい画像がでてきました。

※グロ注意です。コチラ。
こちらの博物館は18世紀にメディチ家の収集品から端を発するそうで、
そんな昔にこんなにリアルな蝋細工の解剖人形を作っていたのかと息を飲みましたが、
よく考えてみれば杉田玄白の解体新書も18世紀に刊行されたわけですから、
原本のターヘルアナトミアが出版されたヨーロッパの方で
このような技術が進歩していたことは当然なのかもしれません。
こちらの博物館の写真集はバロックアナトミアと、解剖百科の2冊があります。
どちらもわたくしの趣味にど真ん中なので欲しいです。
これを読んだ姉も欲しがると思います。
とりあえずわたくしの心のカートには入っています。

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コメント&トラックバック

昔イベント屋に属してた頃、ドイツから人間のプラスティネーション標本を取り寄せて展示するイベントをやってた思い出しました。
(十年近く経った今でもその続編やってるみたいですが…)
お客様へのサービス?として毎日本物ののーみその標本持って会場を歩き廻ったものです。
これに纏わるグロイ話いっぱいありますが、また次にお会いしたときにでも…
それ以来、リアルな標本見ても何とも思わなくなってしまいました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

>failstail
初期の人体の不思議展を見たことがあります。
妊娠中の女性の標本もあって、
開腹状態の中身が胎児だったことを覚えています。
見たあとはハガキをアレコレ買いまして、
今は我が家のトイレに人間の輪切りハガキが貼ってあります。
脳みそを持ち歩く仕事なんて滅多にできませんから、
随分得しましたね。
羨ましいです。

ある教授が学生時代の昔話をしていて
「いやぁ、秋になるとサンプルが増えて実験が進むんだよね~。」
と笑っていたのを思い出しました。
(サンプル=中絶胎児の脳)
ひと夏のなんちゃら、でしょうか。

>junkita
カーニバルの9ヵ月後に出生率が高くなるブラジルみたいなもんですかね。
こちらもひと夏の何ちゃらです。

ご無沙汰です。
ラスペコラの文字で思わずよりました。
ドイツの本屋ですが、タッシェン(taschen:携帯という意味)がスペコラの写真集を出していますよ。ドイツに住んでいるとき、買うことに非常に悩みました。結局買いませんでしたが、いまだに後悔しています。
http://www.taschen.com/pages/en/search/result.1.htm?show_all=catalogue&search_string=la+specola

>masa
お久しぶりです。
一級小型船舶免許取得おめでとうございます。
上の記事に書いてある解剖百科が、
そのタッシェンのスペコラ写真集の日本語版のようです。
表紙が同じですからおそらくそうだと思います。
買っちゃえ買っちゃえ。

ごちそうさん。
クリスマスプレはコレで。

>猫好き悪魔
いい歳して妹にたからないでください。

あの標本、とても懐かしいですね。
よく覚えてます。
仲間内では”ビューティーママ”って確か呼んでたような気がします。
一番最初に開催された関西の会場にちょこちょこ出入りしていたのですが、閉館後、片付けが終わって標本だけ残し電気消した後の会場は何ともいえない雰囲気がありました。

そういえば、のーみそ以外に肝臓やら心臓やら何種類かのものを日々ローテーションで回してましたが、のーみそがちょうど手のひらに収まって持ち歩くのが一番しっくりくるのでした。
脳内出血の方の標本でしたが、患部も分かる
ようになってました。

>failstail
薄暗い中に浮かび上がる標本は気味悪さ満点ですね。
でも幻想的な光景だと思います。
言われてみれば、
のーみそは持ちやすそうな形をしてるのかもしれません。
手の平にジャストフィットなのーみそ。

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