2013年09月18日

2013年東京セミ会

【閲覧注意】
虫耐性のない方にはしんどいと思いますので最初に申し上げておきます。
毎夏恒例のセミ会の様子をアップいたします。
たくさんの虫料理が出てきますので、苦手な方は見ないようにお願いいたします。

ということで2013年の夏も昆虫料理研究会主催のセミ会に参加してまいりました。
毎年申し込みが殺到し、あっという間に定員が埋まる人気イベントのセミ会。
今年は2回に分けてセミ会が開催されることになりました。
皆さんセミが大好きなんですね。しみじみ。
そしてなんと今年は息子の友人親子も一緒の参加です。
ありがたいことです。
過去3回の記録はこちらをどうぞ。

・2012年
・2011年
・2010年
都内某所に虫捕り網を持った大人が集まる光景ももう慣れました。
某所へ移動し、さあセミ捕りの開始です。
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今年は成虫が大量
去年は成虫が思ったように捕れずになんとも歯がゆい思いをしましたが、
今年は成虫が豊作です。
網を片手にセミにそっと近づき、素早く網をかけます。
たとえ逃げられても行き先を目で追い、落ち着いたところで再度狙いますが、
網を振る時の空気の振動が伝わるのか、逃げられることも多いです。
捕る人数が増えれば増えるほど、セミは高所に逃げてしまいますし、
セミの捕獲は意外と手こずります。
獲物を見つけて狙いを定めたら、あとは瞬発力の勝負です。
狩猟をしているような命がけの狩りではないけれど、
捕まえた時の達成感はなかなかのものです。
今年は豊作の成虫に反して幼虫が不作でした。
主催者の内山さんによりますと、
梅雨明けが早かったせいで幼虫が地上に出てくるのも早まり、
結果セミのピークが過ぎてしまったからだそうです。
例年8月初めは幼虫がわさわさ出てきていますが、
今年はわたくしと息子だけで4匹しか捕れず、
今夜の夕食の材料が足りないことを心配したくらいです。
それでは調理現場で移動しましょう。
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セミ幼虫の燻製の下味つけ
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やはり幼虫燻製が一番美味しい
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麦芽を燻製したビール・ラオホと合わせたい
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こおろぎも揚げちゃうよ
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ジャイアントミールワームとコオロギカナッペ
ジャイアントミールワーム(通称ジャイミル)は毎年素材として大活躍しています。
生きているジャイミルはとても可愛いです。
見て良し食べて良し。
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セミの素揚げ
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見事に羽までからりと揚がっているから揚げ
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はちのこ素麺
昆虫が苦手な方はこちらのはちのこトッピングの素麺はいかがでしょうか。
食べやすいですよ。
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せっせとセミの絵を描く息子
虫料理には手を出さない息子は、
持参した食料を食べてセミを描くことに精を出していました。
そんな息子と対照的なのは息子の友達。
彼は恐る恐るセミを口にしましたが、
「美味しい」と言って何匹も食べていました。
虫に限らず、見たことのない料理には手を出さない息子と違って、
好奇心いっぱいに挑戦している息子の友達親子は、
目一杯セミ会を楽しんでくれたようです。
FBで告知していましたが、
今年のセミ会の様子はNHKで放送されました。
内容はコチラ。
毎年親子でセミ会に参加しているわたくし達に
NHKの担当の方が興味を持ってくださったようでして、
インタビューも受けました。
ありがたやー。
2ちゃんで叩かれようと、友達が減ろうと、
紹介のされ方が『セミを食べる人』だろうと毎年参加した甲斐がありました。
継続は力なりって本当でした。
全国放送で姉家族にもわたくしと息子の成長ぶりを見てもらえたようですしね。
何も知らずに見ていた甥っ子は、
いきなり画面にわたくしが出てきたため相当驚いたようですが。

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AAにしたいレベル
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息子と友達も映ったの
セミ会がないと夏が終わりません。
来年も参加できますように。

2013年09月17日

神泉 クンバ ドゥ ファラフェル

友人に誘われて神泉のクンバ ドゥ ファラフェルというお店に行ってまいりました。
ファラフェルとはひよこ豆や空豆を潰して、
スパイスやハーブを入れて丸めたコロッケのようなものです。
中東周辺ではよく食べられていまして、
空豆で作ったものはエジプトだとターメーヤと言います。
ファラフェルは豆料理でボリュームがある揚げ物のためか
ベジの世界では人気の料理となっています。
サラダと一緒に食べて栄養のバランスも取りやすく、
オサレなカフェめし的な感じで出たりもします。
こちらのお店ランチでスープとファラフェルのセットを頼みました。
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レンズ豆のスープ
このスープが大変美味しゅうございました。
ややクミンが利いているレンズ豆のスープ。
体力が低下している時に飲みたくなる優しい味わいでした。
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ファラフェル
パンからはみ出ている具沢山ファラフェルです。
ゴマのソースがかかった揚げナス、レタスの底にはファラフェルがごろっといました。
見た目のボリュームは野菜によるものですので、
結構ペロリと平らげることができました。
一緒に出された辛いソースをかけると一層美味しいです。
盛り付けが美しく、オサレなベジ料理でした。
いや、ベジ料理だからオサレなのか。
周辺のアラブ国家に比べると物価が高いイスラエルでは、
このファラフェルサンドは旅行者のお腹を膨らませてくれる食べ物でした。
わたくしも随分お世話になりました。
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わたくし作のターメーヤ
シャレオツなカフェめしには程遠いです。

2013年09月16日

ビアテイスター試験

これまでビールをあちらこちらで飲み続けてまいりましたが、
せっかく好きになって少しは知識が増えてきたビールの世界に
もう少し踏み込んでみようと思いまして、
日本地ビール協会のビアテイスター認定試験を受けてまいりました。
日本地ビール協会によりますとビアテイスターとは、

ビールの味わい方や味・品質・スタイルの評価方法などについての知識と官能評価(テイスティング)の基礎的な能力があると認められた方に与えられる呼称資格です

だそうです。
ビールは大まかに分けて日本の大手メーカーが出しているラガー、
ここ数年勢いのあるクラフトビールの主流であるエールがありますが、
その中でも更に種類が細分化されています。
それらを体系的に学ぶにはもってこいの講義と試験でした。
とはいえ6時間の講義の後でテイスティングも含めた筆記試験。
朝から緊張感を保ち続けて1日を終えるとそれはもう脳も疲れました。
正直に言いまして合格するか自信がありませんでした。
講義中のテイスティングの練習時のことです。
目を瞑って鼻先にオフフレーバー(ビールにあってはならない香り)の入った
カップを近づけてもらい、それを当てるという練習を隣の方とすることになりました。
相互練習の前は、
まず自分でやってみてカップ全部の香りそれぞれがわかりました。
それがいざ相手に持ってもらうと途端にわからなくなりました。
だってその人手首に香水をつけてるんだもの。
香水の香りに支配されてオフフレーバーなんか全然わからない。
それでも何とかその女性らしい華やかな香りの中からオフフレーバーを嗅ぎわけ、
言い当ててみるも、見事に総ハズレ。
フローラルを避けてオフフレーバーをキャッチしたいのに
またフローラルが横入りしてきます。
バーゲンでお目当ての商品を手に入れるために
おばちゃん達をかきわけるけれども
横から新たなおばちゃんがまた入ってくるみたいな繰り返し。
おばちゃんを次々にぶん投げても、
ニューおばちゃんがわらわらと発生してくる様をご想像ください。
そんな感じでオフフレーバーではなく延々とフローラルが邪魔してくるんですよ。
オフフレーバーはどこなのー。
3回くらいやってみてハズれると、もう香水のせいじゃなくて
わたくしの鼻がイカれてるのではなかろうかと思いはじめました。
現にもう自分自身で試してみても、当てられないのです。
一方、そのお相手は見事に全問正解。
この時のわたくしの穴があったら入りたい感は、
会場にいた誰よりも高まっていました。
香水なんかつけてくんな。
つか、テイスティングがあるのをわかってつけてくる意味がわからない。
・・・以上のようなことがありまして、
イカれた鼻のおかげでテイスティング試験に自信がなかったのです。
そんなこともありましたがめでたく合格いたしました。
イエーイ。
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よく頑張りました

2013年06月17日

肉欲を満たすSAjiYA

友人に誘われてビストロSAjiYAに行ってまいりました。
代々木公園駅徒歩10分くらいでしょうか。
遊歩道に面してあるお店です。
渋谷からも歩いて行けるのですが、この日は降りたことのない駅から歩いてみようと
代々木公園駅からてくてくと歩いてみました。
初めてこの付近を歩きましたが、オサレなお店が多いようです。
オープンテラスのカフェやビストロがあちらこちらにあります。
この辺りで仕事をしている友人曰く、素敵なお店の数は多いそうです。
歩いている方々もうちの界隈とは全然違ってオサレ感が漂っています。
ファッションにこだわりがありそうなクリエイター系とでも申しましょうか。
こういう土壌が様々なお店を展開させる要因なのかもしれません。
セルフで塗ったような白い壁に木の家具。
お店の方はナチュラルカラーの服です。
華美な装飾はさくすっきりとした印象です。
オープンキッチンで広々として見えます。
トイレを隔てた奥には個室っぽくなるテーブル席もありました。
壁にある黒板メニューが良く見える席に座りました。
さて、何を食べようかしら。
メニューはどれも肉絡みでした。
選ぶのが迷うくらいの肉メニューでして、
食べ尽くしたい衝動に駆られてあれこれと注文しようとすると、
一品の量が2,3人前になるので前菜とメインにしてはどうかと提案されました。
量の多い肉料理とは期待が高まります。
ワインは注文した料理に合わせて3本持ってきてもらい、
微発泡のものを選びました。
では料理画像をどうそ。

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この分厚さをご覧ください
まずはパテ・ド・カンパーニュ。
肉前菜ときたらこれかリエット、レバーパテでしょう。
でもまさかこんな分厚いパテが立ってやってくるとは。
初っ端から度肝を抜かれました。
これは立ちパテというジャンルに名乗りを上げたと思います。
断面のほんのりピンク色を眺めながら頬張りました。
「ああ、いま肉を食べているのね」という充実感で口が満たされました。
幸せです。
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パンもうまうま
パンは別料金です。
VIRONのパンのようです。
そりゃ美味しいわけです。
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皮付き豚スネ肉のサラダ
肉もいいけど野菜もね!という感じで、
サラダという文字の書かれた料理を注文したらこれが来ました。
『皮付き豚スネ肉盛り 葉っぱ添え』
という名前の方が表現としては妥当なのではと思わせるくらいのこの盛り具合。
このスネ肉の柔らかいこと。
皮のゼラチンのプルプルなこと。
もうこれがメインで出されても何の疑問も持ちません。
これでかなり満腹気味になってしまいました。
それなのにこれはサラダですから前菜扱いでして、
メインもしっかり頼んでいたのでした。
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本命・ホロホロ鳥のコンフィ
来ました。
本日のメインのコンフィ。
足2本分です。
ポテトのローストの上にドーンと乗っています。
皿の半分はクレソンで、この時はこれがありがたかったです。
皿全部がコンフィだったら死んでました。
ホロホロ鳥は鶏肉や鴨肉に比べてあっさりしているので、
コンフィにするとくどくなりません。
もしかしたらコンフィに一番合う鳥類なのではと勝手に思いましたが、
鳥類とコンフィを語れるほど食べておりませんので多分違うと思います。
コンフィは当然美味しゅうございました。
友人はまるで空腹時の一皿目のような勢いで骨にしてみせました。
しばし無言の時が流れていたことは言うまでもありません。
わたくしが気に入ったのは付け合せのローストポテトです。
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付け合せの芋が美味すぎ!
紫と赤い芋が付け合せでして、これがすこぶる美味しいのです。
ぱさつきが全くなく、ねっとりとして味が濃いのです。
たしかシャドークイーンとノーザンルビーという品種と言ってたような気がします。
間違っていたらすみません。
だってこの時点でワインを1本空けてしまったんですもの。
身も心も腹も満たされた夜となりました。
あまりのボリュームにデザートまで行けませんでしたが、
次回の来訪時には是非。
これだけ肉々しいビストロですから、当然肉欲女子会の候補店となりました。

2013年06月12日

直近シンクロ現象・其の弐

雑誌を買い続けて困ることは、場所を取ることです。
ジャンプ並みの厚さはないにせよ、薄い雑誌を毎月買っていることが何年も続くと
じわりじわりと本棚で幅をきかせていきます。
えいやと捨ててしまえばいいのでしょうけど、
dancyuとなると、取っておきたいレシピがあるわけでして、
気軽に捨てられません。
しかしながら、本1冊につき保存しておきたいページは10数ページほど。
お目当てのページを探すために、
「あのレシピは何月号だっけ?」
「トマトがあるからトマトを使った特集号はどこかしら?」
このように本棚から引っ張り出しては、この号じゃないあの号じゃないと
とっかえひっかえ探す時間ばかり過ぎていくこともあります。
この場所を取るという物理的な問題と、
必要なものが見つかりにくいという情報処理の問題を
何とか解決したいと思いまして、
自炊をしてタブレットにぶち込むという結論に至りました。
自炊をすれば、溜め込んだダンチュウを処分して本棚ががっぽり空きます。
そして取り込んだファイルに料理タグ付けをすれば検索も簡単になりますし、
ファイルも整理しやすいですし。
これでレシピ探しに困ることはなくなるはずです。
いいことづくめです。
調べてみますと、裁断機、Scan snapはレンタルがありました。
ダンチュウ以外は自炊する予定はありませんので、
1週間レンタルにすることにします。
タブレットはi Pad miniNexus7の購入を予定してみます。
と、ここまで決まっていて後は買うだけのところ、
イトゥルのユリキチさんと会いました。
するとユリキチさんも自炊を考えているとのこと。
しかも同じdancyuの自炊を。
なんでも1996年のダンチュウがあるらしく、
おそらく冊数もわたくしを上回ると思われます。
そしてすでにi Pad miniは持っているそうですが、
スキャナーはレンタルをチェックしていると、そこまで同じになるかと思った次第です。
ちなみにユリキチさんはその時、わたくしの欲しかった築地かごバッグを持っていました。


これで買い物したいんや
欲しい。

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