2010年08月10日

自転車で55km

長文です。
去年の夏から企んでいた『輸入高級自転車を借りて新潟を回ろうツアー』
ついに実現しました。させました。
6月のエガちゃんライブで帰省した時に、
実家の母に息子を1日預かってとお願いしたら了承してもらえたので、
夏休みに帰って即行自転車の予約手続きをしました。
丁度古町に行く用があったので、
直接スマートクルーズに申し込みに行きます。
店内には自転車がずらりと陳列されておりまして、
どれにしますかと言われてもどれがいいのか素人にはさっぱりわかりませんので、
どれがいいのか聞いてみました。
オススメされたのがコチラ。

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BianchiのPasso
これだと150cm台の人でも乗れるそうです。
なのでこれを借りることにしました。
予約の手続きをしながら、
店内にいた老年のお客さんとちょろっとお話ししてみると、
その方は70歳過ぎてから自転車を乗り始めて
現在ハマっている最中だそうで、
「今日はまだ25kmしか走ってない」
だそうです。25kmしかって。
予約日当日。
それまで毎日30度以上だった新潟が、
この日に限って今にも降り出しそうな曇天。
これは一日借りても雨で乗れないかもしれないと思い、
3時間のレンタルに変更するつもりでスマートクルーズさんを訪れました。
「おはようございます!今日は絶好の自転車日和ですね!
 太陽が出ていたらきついけど、今日は大丈夫!」
初っ端からわたくしの思惑と正反対の対応のスマートクルーズのTさん。
わたくし「でも雨が降りそうなんですけど・・・」
Tさん「大丈夫じゃないですかね。
     まあ私達自転車乗りは、雨も気にしませんけどね!
     雨でも乗ってますよー!」
わたくし「あはは。大丈夫ですか。そうですか」
自転車乗りの勢いに負けて、
3時間レンタルを言い出すことができない小さいわたくし。
しかし、結果としてこれが正しい判断になりました。
自転車乗りと船乗りの言うことは聞くもんです。
「今日はどちらに行かれるんですか?」
「巻のカーブドッチまで行こうかと」
「あそこなら片道25kmですね。行けますね」
あっさり行けると言われました。25km。
25kmってやっぱり『25kmしか』なんだ。
以前、チリのプコンで50kmのサイクリングをしたことがありましたが、
あの時はメンテナンスもクソもないひどい状態の自転車で行ったものですから、
帰路で臀部に激痛が走り、立ち漕ぎしていました。
しかし今回は自転車の質が月とスッポン並みに違います。
そして8年前のわたくしの体重も違います。
勿論増加。
今回の尻の具合はどうなることやら。
自転車にはサイクルコンピューターが搭載されているので、
走行距離、時速、平均時速などが計測できます。
今日はこれで何km走るのか、時速何kmでるのか
計測してみたいと思います。
始めに向かうは、旧巻町(現新潟市)にあるカーブドッチです。
本当はエチゴビールに行きたかったのですが、
パブは土日祝日のみ営業でして、断念せざるを得ませんでした。
代わりにカーブドッチです。
こちらはワイナリーでして、
つか元々ワイナリーのはずだったんですけど、
いつの間にやらパン屋、ジェラート屋、レストラン、ウェディング、ビール、
ソーセージ、スパなど、帰省する度に規模が拡大しています。
今では三越や、SWEET HOME STOREほんぽーとにも店舗が入っています。
ちょっとここで話は脱線します。
新潟でパン屋がすんごい増殖しているんですが、
美味しそうだわと食べてみると、普通なんですわ。
見た目は美味そうなんだけど、味は普通。
不味くはないけど、普通。
姉の近所の激混みパン屋も普通の味。なのに大人気。
西川の方にあったアフリカンベーカリー・ナミテテも、普通。
ナミテテはアフリカンベーカリーという名前に惹かれて入りましたが、
「アフリカのパンってうまくねーよなー」という印象しかなかったので、
どんなパンがあるのかと思いきや、
普通のパン屋とさほど変わらないセレクションでした。
マンダジはあるようでしたが、この日は見かけませんでした。
でもここは、店の作りは素敵です。
カフェも併設されており、ドッグランもあるので、
車社会の新潟では人気がある店かもしれません。
この話を仲良しのパン屋さんにしたところ、同意見でした。
「あんな不味くて高いパンがよく売れるよなー。
 あんな高いのをどうしてみんな買うんだろう」
某店のことなんですけど、
店の雰囲気とか、天然酵母を売りにしているとか、
統括会社のブランディングが良くできているとか、
そういうのがナチュラル系の方々にウケているのではないでしょうか。
味は普通だけど。
店に入った瞬間、パンの香り、酵母の香りでここがどこなのかわかる店は
新潟では2軒しかありません。
わたくしの中でですけど。
目を瞑ってもわかる香り。
そういうのが他店にはない気がします。
つまりどこも似たようなパンだと。
話を戻します。
でだ。
カーブドッチに向かう進路としまして、
交通量が少なく、道路を走れる道はと言いますと、
日本海夕日ラインです。
ここの国道402号をひたすら走ります。
関屋分水を超えた所から車道をひた走ります。
しかしこの道路状態が悪いのなんのって。
すぐ横が砂浜ということがあって、
海風と一緒に吹かれた砂が路肩に溜まっていました。
そして全然手入れされていない防風林側の雑草が路肩に侵食してきていて、
枝も落ちているもんだから、危ないことこの上ないのです。
隣は車がビュンビュン飛ばしているし。
車に轢かれないように慎重に運転していたと思いますが、
行きも帰りも自転車通行量がゼロだったこの夕日ラインを走る車にとっては、
「こんなとこで自転車なんか乗ってんな」だったかもしれません。
重苦しい灰色の空しか見えない小針浜を通り過ぎ、
延長された402号を五十嵐浜から曲がると、
「『しんだい』と言ったら新潟大学だろ」
「いや、信州大学でしょ」
「あほちゃうか。神戸大学や」
という論争のある新潟大学の五十嵐キャンパスが見えてきました。
アパートや一軒家の町並みはすぐに終わり、
新川を超えるとここから民家がなくなっていきます。
再び車しかいない海岸沿いを走ります。
途中、佐潟の看板を目にして
寄ろうかどうしようか一瞬迷いましたが、
とりあえず距離が距離なので、ここは初志貫徹でカーブドッチオンリーです。
収穫が終わり、廃棄処分となった分のすいかの腐敗臭をかぎながら、
ひたすら漕ぎます。
ここで最高時速35km/hが記録されました。
このメーターはとても便利ですね。
長い道距の果てに辿り着いた先は、一面のぶどう畑でした。
これが全部ワインになるのですね。
しかしながらわたくしはビール党。
美味しいフレンチをワインで楽しむよりも、
ソーセージとビールのタッグの方が好みですので、
まずはビールだ。ビール。
ビールを飲むために25km漕いできたんだよ。
店前に自転車を止め、自家製ソーセージとビールのレストラン・薪小屋に入りました。
「開店は11時半からなのですが」
開店前でした。
カーブドッチについてから小雨もぱらついてきたので、
同じ敷地内にあるジェラート屋で時間を潰すことにしました。
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ミルク
店内でジェラートを食べていると、続々とお客さんが入ってきます。
ランチを頼んだり、ジェラートを食べたりしていますが、
誰一人濡れていないところを見ると、
皆さん車でお越しのようです。
自転車なんて誰もいねえ。
本来なら〆で食べたかったジェラートを
不本意にも先に胃袋に入れてしまいましたが、
そんなことはすぐに脳内リセットして、11時半きっかりに薪小屋へ。
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こちらが薪小屋
新潟の山奥に住んでいるドイツ人建築士・カールベンクスさんの手によって
再生された古民家レストランです。
中でソーセージ作りとビールの醸造を行っています。
古民家についての詳細はリンク先を見てもらうことにいたしまして、
まずはいただきます。
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ゴールデン
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ブラウン
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ソーセージの盛り合わせ
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プリップリのソーセージ
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カーブドッチには猫がたくさんいる
猫かわいいなあ。
どうして猫って可愛すぎるんだろう。
一日猫と戯れたい。
そんでもってソーセージの美味いこと美味いこと。
口に入れてがぶりっ、ぱつんっ、じゅわっですわ。
ソーセージっていいよね。
燻製っていいよね。
薪小屋に関しては以上です。
食べるもんも食べたし雨が本降りにならないうちに帰るとしますか。
その前に敷地内の温泉にでも入ろうかしら。
でもスパの日帰り温泉で汗を流したとしても、
また帰りの25kmで汚れることを考えて、
つか10時までの入浴が500円で、それ以降が1,000円という設定も腑に落ちず、
じゃあ今度朝限定で来るかということで入るのをやめました。
帰りの道。
自転車に座った途端、尻に激痛が走りました。
8年前のあの痛みが蘇りました。
帰りは丸々25kmもあるのに、この尻痛で無事古町まで帰れるのか。
それでも時々自転車から降りて尻を休ませながら、気合だけで漕ぎました。
雨も一時期激しく降って、雨宿りをしながら見慣れた町に戻ってきました。
途中、昔の職場にも顔を出し、
自転車でカーブドッチに行ってきた話をしたら、
「はあ?おかしいんじゃないの?」
「相変わらずだね」
「あそこは車で行くもんだ」
久しぶりに会ったというのに散々な言われようでした。
この時点で夕方です。
自転車の返却時間が刻一刻と迫ってきています。
すでに尻の痛みが相当限界にきているので、
雨と埃で汚れきった体をスーパー銭湯で休めることにします。
ここでの泡風呂による尻マッサージが功を奏して、
尻痛も緩和され、さあ最後のひとっ走りに行きますかと外に出ると、
土砂降りでした。
これは無理。
こんな日に自転車でスーパー銭湯に来ている客はわたくし一人で、
ここでも皆さん当然車。
雨なんか関係なく車で帰っていかれます。
20分くらい待っても止まないので、
「雨止まねー」と元職場の同僚にメールしたら、
車で颯爽と現れ、100円ショップでカッパを買ってきてくれました。
持つべきものは友です。
面倒を見てくれる良き友人です。
独身美女です。彼氏募集中です。
落ち着いた雰囲気を持っていて、話も面白いです。
気になる方はコメント欄かメールでどうぞ。
カッパを着て最後のひとっ走りの目的地はサンキです。
ここで布や裁縫の副材料を買い込むのです。
この数日前に、友人宅に遊びに行ったついでに
近所の別店舗のサンキに寄ったのですが、
布が異様に安くて大興奮。
しかしこの店は衣料品の占有率が高く、
「布を買うなら新和店。ファブリック館が独立しているからいい」
と母に言われこちらに行くことにしました。
閉店時間間際に行ったので20分くらいしか見れませんでしたが、
母がすすめるだけのことはありました。
ここではセール品のポンポンテープを買い込みました。
とっぷりと日も暮れ、雨も少し降っている中、
ようやく自転車を返しに最初の古町に戻りました。
返却時間が19時を過ぎると、別店舗に返却することになります。
その別店舗はDr.可児&Frau Evaでした。
名前がドクターという名のレストランです。
名前にまつわる由来はコチラのインタビューがいいかも。
こちらは昔からあるお店でしたが、入るきっかけもつかめずにここまできました。
すぐ傍の福助の方が入りづらい雰囲気なのに
行ったことがあるのは何故でしょうか。
そんな感じで今日この機会を逃したら二度と入店することはないような気がして、
ここで夕食をいただくことにしました。
というのも看板にメニューに書いてあった生スワンレイクビールという文字が、
わたくしの背中を押してくれたのですが。
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スワンレイクビールうまー
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付け合せはオススメのローストポーク
今日一日走りきって疲れた体にスワンレイクビールが染み渡ります。
咽頭から胃袋に入り、そのまんま血液、リンパにビールが流れ込んでいる感じです。
このビールのために、今日わたくしは自転車を漕いできたのですね。
ああ、今日は自転車で走ってよかったよ。
心からそう思えました。
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靴とバッグのカラーを揃えてみた
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55km完走

2010年08月09日

昆虫は食べ物です

※今回は昆虫を食べるお話です。
 好みの方には美味そうな食べ物画像、
 嫌いな方にはグロ画像になると思いますのでご注意ください。
当過疎ブログでも異例の反応があったセミ会に参加してまいりました。
出発前に100円ショップに虫かごと虫捕り網の在庫確認をしたのですが、
買いに行くと虫捕り網は売り切れていました
集合場所近くの100円ショップでも売り切れ。
今日はみんなセミ捕りのために買い占めたのかしら。
さて集合場所に向かうべく電車に乗ると、
隣の席の女性が網らしき物を2本持っていました。
息子と「あれ虫捕り網じゃね?」と囁き合いながら、電車を降りると、
ホームには虫捕り網を持った大人がたくさんいました。
8月7日17時頃、平和島駅に降り立った方々は、
妙な光景を目撃したことと思われます。
集合場所では、電車で隣に座っていた女性が受付嬢でした。
やはりあれは虫捕り網でした。
皆様準備がよろしいようで虫捕り網を持っている方が多く、
この時点で、息子は「網がない網がない」とブツブツ文句を言っていましたが、
その後の採集時には、網がなくとも捕りまくる母に感動していたようです。
人数が集まった所で参加者は採集場所に移動します。
この日の参加者は定員40人を大きくオーバーした約60名。
回を重ねる毎に参加者が増えているそうです。
目的地へ移動中も、街路樹に止まっていたセミを捕る参加者の方。
目的地の公園へ到着すると、
凄まじいセミの鳴き声を聞くや否や捕獲が始まりました。
皆さん、気合が違います。
一旦集合してから、主催者の内山さんからの説明を受けたあと、
各自セミ保存用のジップロックをもらい、本番開始です。
比較的低木が多いこの公園、
網がないわたくしでも容易にセミを捕まえることができました。
ジップロックの口を丸く開いておいて、後ろからセミにかぶせて捕まえる方法です。
これで13匹捕まえました。
セミの泣き声がうるさい時は、発声場所である腹部にぽこっと穴を開けると、
泣き声はしなくなるというポイントを教えていただいたので、
1匹だけ試しました。
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捕獲したセミは虫かごへ
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アブラゼミに紛れて
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ミンミンゼミもいるのです
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参加者が捕獲したセミは洗濯ネットに回収されます
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これは何でしょう
上記の白い昆虫は蛾でした。
「見たことのない昆虫が2匹止まってる!」
と息子が興奮しながら見つけまして、
セミ会の常連の方にこれは何かと尋ねましたら、
蛾だと教えていただきました。
蛾は毒を持つものもいるため、
種類がわからないようなら触らないようにとアドバイスをいただきました。
それからセミ捕り作業に戻り、ふと蛾のいた木に目をやると、
もうそこには蛾はいませんでした。
しかし、その後この蛾に再びお目にかかるとは、
この時は思ってもみませんでした。
セミの成虫を捕獲&回収したあとは、
日没前後に土中から出てくるセミの幼虫を捕獲します。
幼虫ですので、息子でも捕らえやすいだろうと思い、
「捕らないと今日の晩飯ないよ!」
と息子にはっぱをかけてみましたが、
成虫とうってかわって1匹しか捕まえられず。
捕まえた人は数十匹捕まえているのですが。
持参したのがすんごい暗い懐中電灯ってのも失敗の原因でした。
ということで代わりに捕まえたこちらの画像をどうぞ。

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絵になる表情のイケカエ(イケてるカエルの意)
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とある参加者の方が取ってくださいました。でかっ。
カエルは今回の趣向とはまた違いますので、
食すことなくキャッチ&リリースしました。
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膝の上で羽化し始めちゃった幼虫
幼虫も回収し、この後は調理場へと移動します。
さあ、ここからが調理風景と実食風景になります。
鶏を屠った時は、画像をクリックすると拡大するようにしましたが、
今回はそのままでいきます。
見たくない方は引き返してください。
では。









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茹で上がったセミの幼虫を
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衣につけて
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カラリと揚げます
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セミの幼虫フライ
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いただきまーす
セミの幼虫は昆虫の中でもかなり美味しいとの説明を受けて
パクッといただきましたが、確かに美味しいです。
サクサクの衣に包まれた身は、具が詰まっていました。
海老フライみたいです。
何も知らずに食べたら丸っこい海老と思うかもしれません。
これはビールが進みます。
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コガネムシの素揚げ
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スナック風
フライのような衣がない分、姿形がそのまんまの直球勝負ですので、
見た目で無理という方にはハードルが高いかもしれません。
ですが、何事も見た目で判断してはいけません。
「人間、外見がイマイチでも中身が大事なんだ」と、
常々姪っ子に言い聞かせていますので、
それを実証すべく、対象を昆虫に変更して挑戦しました。
いけます。
セミの幼虫のフライよりも固めの触感。
これは外見が昆虫というスナックです。
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お次は蚕さなぎの燻製
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セミの幼虫の燻製と共に
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いただきます
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やはり具がつまっています
燻製好きにはたまらない2種の燻製盛り合わせ。
セミの幼虫はすでにフライで美味さを実感していましたが、
燻製もたまりません。
蚕は中からじゅわっと汁があふれてきて、
まるでソーセージの肉汁のようです。
燻製の香りが食欲をそそります。
ビールが進むおつまみばかりで危険です。
聞いた話によりますと、以前生の蚕を食べた方がいらっしゃったそうで、
その方はてきめんにアレルギー症状が出たそうです。
加熱は大事だということですので、
昆虫を食べる際には、豚肉並みにしっかりと火を通しましょう。
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湯通ししたセミの成虫。これを揚げます
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ほら。セミです
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素揚げにしたセミのお尻にチリソースを注入する図
このチリソースのセミが実にいいお味でした。
塩コショウ味ばかりでは少々飽きてきて味の変化を求めていたところ、
このチリソースはヒットでした。

セミの成虫フライはマヨネーズとケチャップとの相性も◎
ここからは少々グロさがアップします。
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ジャイアントミールワーム
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リアルなフェノミナ体験
ミールワームはただのミミズのようなものではなく、
しっかりとした足が付いており、
手の平に乗せるとがっちりと足で挟み込まれ、なかなか落ちません。
この大量のミールワームがトレーにいる様はあまりに気持ち悪いので、
ジェニファー・コネリーになりきったつもりで
おもわず携帯でも撮影してしまいました。
ホタルイカ画像に続いて、待ち受けにする予定です。
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炒めます
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こちらは茹でバージョン。炒めたそばに乗せて更に炒めます
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虫ミックス焼きそばの完成です
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いただきます
これまた香ばしい濃厚なお味です。
特にミールワーム。
タイで食べた芋虫っぽいものの唐揚げってこれの類だったのかしら。
焼きそばに混ぜてあると、麺に紛れて見えるので、
苦手な方もいけると思います。
ミールワームのバター炒めなんてすごく美味しい気がします。
塩バター味と醤油バター味の二本立てで。
ビールが進む素晴らしいつまみになる予感。
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おや。この蛾はどこかで会った気が
蛾を教えてくれた常連さんと、蚕をつまみながらお話ししていると、
その蛾を内山さんが捕まえていたことがわかりました。
わたくしから蛾が2匹いると聞いた常連さんが、
その話を内山さんにしたところ、
「それどこですか?」
と言って、息子さんと2人で捕まえに行ったそうです。
わたくしと息子がその木に戻ってきたら蛾がいなかったのは、
捕獲された後だったというオチでした。
「雄雌のつがいなんで卵を産むかもしれないなあ」
当然食べる予定の内山さんがぽつりと呟いていたのが印象的でした。
内山さんは長野出身だそうでして、
子供時代に虫を食べる機会があったとのこと。
そして大人になってから昆虫を食べる機会が再び訪れ、
どうせならもっと色々な昆虫を料理をしてみたら美味しいのではと思い、
昆虫料理の活動を始めたのだそうです。(合っているかしら・・・)
内山さんに参加申し込みメールをした時、
5歳の子供を連れて行ってもいいか問い合わせたところ、
「子供さん大歓迎です。昆虫食の明日を担う人材ですから」
という感激の返信が来ました。
元々、息子もわたくしも昆虫を捕まえることには好きで、
夏恒例のカナブン捕りもしています。
ですので、捕獲という行為からステップアップして、
調理して食べるというイベントにさほど抵抗はありませんでした。
そこに子供歓迎との返信が来たものですから、
ひゃっほうひゃっほうと小躍りしたのでした。
息子はアレルギーの問題もあるので、
今回昆虫を口にすることはありませんでしたが、
海老の殻アレルギーのわたくしは、
アレロックを持参でパクパク食べていました。
そのことも内山さんに話すと、
昆虫はアレルギーもそうだし寄生虫の問題もあるので、
加熱は必須とのことでした。
心配していた蕁麻疹でしたが、出ませんでした。
昆虫は大丈夫なようです。
結論:昆虫は美味しい食べ物です。
先月、川海老の唐揚げを食べたらあっさり蕁麻疹が出たことを考えると、
川海老風味のセミの幼虫なら蕁麻疹が出ないし、
海老の味も楽しめるので、これからはセミを食えってことなんだと思います。
ということで、これから飲み屋ではセミの幼虫の唐揚げを注文しようと思いますので、
バーの経営者の方々は、是非ともセミの幼虫を仕入れてください。
よろしくお願いします。
今回のセミ会のような季節のイベントもあれば、
月1で阿佐ヶ谷でも昆虫料理イベントを開催しているそうなので、
今回のネタを読んで興味をもたれた方は、
そちらもどうぞ。
「秋にはバッタ会もありますので・・・」
と誘っていただいたので、また秋に息子と一緒に参加しようと思います。
最後に。
こちらで口直しをどうぞ。
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幼虫を頭に乗っけられて嬉しそうな息子
参加者の方々が息子と遊んでくださったので、
息子もずっと興奮して走り回っていました。
じっとしていることなく走り回る様子を見て、
どなたかが「虫みたい」と仰っていました。
そんな息子と遊んでくださった方の中に、
デイリーポータルZのほそいあやさんがいたような気がするのですが、
顔を覚えられないわたくしは自信がありません。
ustreamでもライブ配信中だったこの調理場面。
息子もちらっと映っていたようです。
残念ながら現在は見れませんので、
こちらでお楽しみください。

2010年07月15日

オーストラリア食べ物画像

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食べてはいけないグミ。2ドルもしたのにゲ○以下のまずさ
果物の味がしないし、触感が柔らかすぎて弾力性に乏しいグミでした。
愛してやまないHARIBOのコーラグミが高かったので、
こちらを選んだのが運の尽き。
息子もわたくしも一口で吐き出しました。
ハズレの少ない日本のお菓子って優秀なんだと再認識しました。
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心躍るものが現れた!
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一つ前の画像の左から二番目のものを頼みました
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同じ店のランチはこちら。左がパルマンティエっぽいもの。
右は息子用フィッシュ&チップス
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料理が来るまで息子と一緒に折り紙タイム
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soup of the dayはリーキ(西洋ネギ)のポタージュ
これがすこぶる美味かったです。
この濃厚なポタージュにパンが付いてきたので、
日本人の胃袋にはこれで満腹になるかもしれない量でした。
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見た目はいいのに物足りなさでいっぱいの味のパルマンティエ
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ピザを頼んだらこんな巨大なのが来た
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おこぼれに与りにきたメジロ
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スーパーにはビールキットコーナーが必ずあった
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瓶、王冠、プラスチックボトル、糖も売っていた
スーパーにはビールキットは売っていても、酒類は置いてません。
酒は酒屋にて買うもののようです。
そこまでビールの安さを感じないオーストラリアでは、
自家製ビールがポピュラーのようです。
いい国だ。なんていい国なんだ。
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中華屋の3種盛。明らかに乗せすぎ。
酢豚(Sweet and Sour Pork)を頼んだら、
味付けが甘ったるく、衣は分厚く食べられてものではなかった。
アングロサクソンの国はさあ、やっぱ(ry
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Bleu Sky Breweryの6種の試飲
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1リットル近く飲んだので昼間っから酔っ払いました
ウィートビアーとペールエールが美味しゅうございました。
すっかりエール党になってしまいましたが、
ピルスナーではプレミアムモルツが一番美味い気がします。
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マカデミアナッツの原産国なのでそのアイスを
欲張ってトリプルを頼んだら、先程の中華のようにてんこ盛りに。
オーストラリアは容器を大きくするよりも、
高さを出す手法が好きなようです。
震えながら全部食べましたが、さすがに多かったです。
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最後の晩餐。左から海老のフリット、アボカドとカニのサラダ、ムール貝の蒸したもの
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カンガルーのステーキ。臭みもない。
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息子はオージービーフサンド。この満面の笑みで芋以外全部残しました
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生牡蠣。ソースはごま油と塩のはずなんだけど、なんだけど、なんだけど
最後の晩餐のレストランは、結構というかかなりよろしいお値段でしたが、
味はえーと、というものでした。
息子のビーフサンドの牛肉はパサパサだし、
海老につけるソースも甘すぎ、
やたらとゴマ、レモングラス、チリソースを使うことで
創作系のオーストラリアの料理になるのかもしれませんが、
あんまり美味しくないような気がしました。
他のレストランは美味しいのかもしれませんけど。
そうでないと困る。
帰りの機内で、オーストラリア人のシェフ2人組みが、
砂漠、マングローブ(っぽい)の森、海などで採った食材を
その場で調理するライブ料理番組を見ました。
アボカド、ライム、レモングラスをよく使っていましたっけ。
勢いがある調理は見ていて面白いのですが、
いかんせん味のイメージがちょっと合わないように思えました。
この辺はもう味覚の相違ですかね。
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お土産で買ったつもりが空港で飲んじゃった普通のビール
写真は撮っていませんが、
ツアーで立ち寄ったイタリアンのビュッフェのレベルが高くびびりました。
アンティパストが充実していて、特にマリネの種類が豊富でした。
アーティチョーク、パプリカのマリネばかり食べました。
同じく写真は撮っていませんが、サラミは安くて美味しかったです。
デリで毎日サラミを買っていました。
料理が美味いと思ったのはここくらいでしょうか。
味付けの相性がなかなか合わないケアンズでした。

2010年07月14日

オーストラリア旅行画像

待っていた人もそうでない人もおまたせいたしました。
2ヶ月も前のケアンズの画像です。
すっかり忘れてました。
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サービス精神旺盛な開脚カンガルー
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触りたい放題でごろごろいました
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この尻尾で引っぱたかれたら痛いはず
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カンガルーの餌も売ってます
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お約束のコアラと記念撮影。コアラの尻付近にハゲが・・・。ストレス?
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パロネラパークにいた巨大うなぎの群れ
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水の上にも平気で上ってくるうなぎ
腕くらいの太さのうなぎの蠢く様を動画でお楽しみください。

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クランダ高原鉄道のホーム
出発2分前にようやくチケットを持ってた夫が出現。
乗客はすでに乗り込んでいてホームには誰もいず、
乗り遅れるんじゃないかと不安で一杯になっていました。
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次の駅までは車内は貸切。イギリスっぽいなあ。
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ここのカーブが『世界の車窓から』のオープニングらしいです
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到着したキュランダは熱帯植物だらけ
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トイレのドアノブの位置が高すぎる件
ランチで入ったレストランでの画像なんですが、
息子が一人でトイレに行ったら、
入る時は半開きの状態で押して入れたそうです。
しかし事が済んでいざ出ようとしたら、
しっかり閉まっていて、ドアノブを引こうにも手が届かない事態に。
トイレから帰ってこないので見にいこうとしたら、
息子が戻ってきました。
「届かなくて開けられなかったんだよー!」
と半泣き。
誰かが入ってきてくれたおけがで、外に出られたそうです。
これ以降は、オーストラリアではトイレについていくことにしました。
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ディジュリドゥにひれ伏す息子
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キュランダ観光の帰りはスカイレール
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この途中の塔みたいなのにかかる度揺れる
この塔に差し掛かると一度ガクンと減速し、
ポイントを過ぎればすぐに加速し、揺れながら下がっていきます。
これが一番恐かったです。
特にポイントとポイントの間がすんごい遠くて、
しかも横風に煽られると最悪です。
死ぬかと思いました。
ごくごく一般的な方でしたら屁でもない程度の揺れらしいのですが、
わたくしの血の気を引かせるには充分な揺れでした。
それなのに息子ときたら、
「ママ恐い?」
とか聞いてくるので、
「話しかけるな。黙って乗ってろ」
と一喝しました。青白い顔で。
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グレートバリアリーフに行く船にて
この日は夫&息子とは別行動でした。
船に乗ったら死ぬのでグレートバリアリーフなんか行きません。
しかしながら、とても綺麗な所だったそうなので画像をアップしておきます。
夫と息子が青い海を満喫している間、
わたくしはビール工場でビールを飲んでいました。
この話を後程。
つーことで海の画像をどうぞ。
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このタオルは・・・・。喧嘩売ってんのか?
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ケアンズ滞在中に会得した指で作るカエル
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結構綺麗な海じゃないの。悔しくなんか・・・。
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魚まで見えるくらいの透明度。悔しくなんか・・・。
気分を変えるために、最後はケアンズの海沿いにある子供の遊び場の画像をば。
ケアンズには広場があるとそこには遊具がありまして、
子連れには大変助かりました。
バスは横並びの2列バギーがそのまま乗れますし、
レストランに入れば塗り絵セットを出してくれたり、
店員さんが相手をしてくれたりします。
この遊び場はBBQコーナー、水遊び、アスレチックもの、砂場、滑り台などなど
朝から晩までいつも賑わっている広場です。
周囲はオートロックのゲートや垣根で区切られているので、
子供を安心して遊ばせられます。
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こりゃ遊ぶしかないでしょな遊具がわんさか
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小川風なものも
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気がふれたかのように揺らしまくる地元の子&揺らされる息子
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怪しいステップで揺らし返し、地元の子の爆笑をかっさらった息子
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噴水が出る水遊び場も完備
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あらゆるところから水が出て、子供達は大喜び
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もうすぐ空港へ向かうというのに全身ずぶ濡れで遊びまくりました
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ホテルの隣に気になる建物が ※クリックで拡大
お次は恒例の食べ物画像です。