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2008年04月27日

グロい豚肉七変化

先週、豚ばら肉が安かったので1本買いました。
塩漬けにしてパンチェッタの簡易版を作ろうという目論みです。
早速塩をたっぷりまぶして冷蔵庫に入れました。
数日後。
野菜室の奥底に黒緑色のういろうのような物体が眠っていました。
野菜が腐って固まったかと思ったら塩漬けにした豚肉でした。
なぜ黒緑色になっていたかといいますと、
硫化水素の成分を含むヒマラヤの塩を使ったためです。
黒いゆで卵で有名な大涌谷と同じような原理ですかね。
色の不気味さは見なかったことにして、
そのまま冷蔵庫の扉を閉めました。
更に数日後。
お昼にスパゲティを作ることにしました。
息子に野菜を食べさせるために、
にんにく、玉ねぎ、セロリ、人参、トマトでソースを作って、
そこにこの塩豚も入れました。
それをマルチブレンダーでペースト状にしました。
野菜がたっぷり入っていることを知らない息子は
まんまとガツガツ食べました。
しめしめ。
翌日。
まだ塩豚があるので塩豚とキャベツの蒸し煮を作ることにしました。
もうすぐできる頃に味見をしたら、とてもしょっぱいです。
このままでは食べられません。
そこで白ワインと水をブチこみ、スープに変更しました。
少し煮ているうちに、どうせなら野菜も入れて具沢山スープにした方がいいと思いまして、
前日のソース作りで余っていた玉ねぎ、人参、セロリの葉を投入しました。
味見をするとセロリの風味が利いた上等なストックの味です。
しかしこのままでは野菜嫌いの息子は食べません。
ここでまたしてもマルチブレンダーの出番です。
ガーッとポタージュにしました。
濃度をゆるくするために牛乳を加えて出来上がりです。
柔らかく煮えた野菜でとろみが出て、塩豚も繊維状に細かくなりました。
我ながら美味いポタージュを作ったもんだと自画自賛していましたが、
肝心の息子には一口で「いらない」と言われました。