Home > 6月 13th, 2006

2006年06月13日

戸塚市場へ行こう!

近所に戸塚市場というものがあります。
古い建物の半地下部分が区設市場になっておりまして、
薄暗い感じとその古さから入りづらい雰囲気を醸し出し、
一度入ったきり足が遠のいていました。
その戸塚市場の入口に、
かなり年季の入った象さんの乗り物があります。
所々塗装は剥がれ、市場とぴったりの風合いです。
これが何と今時10円なんですよ、奥さん。
えー。
安いわねえ。
10円で本当に動くのか試してみることにしました。
こういうものにお金を使うのに躊躇するはずの夫も、
10円くらいなら惜しくはないと思ったのか、
すんなり出してくれました。
ガコーン!
ウィーン。ウィーン。
動きました。
10円の割りにいい動きしています。
コストパフォーマンスは宜しいです。
せっかくなので息子を乗せてみます。
わずかに楽しそうな感じです。
でもすぐ降りました。
まだ動いています。
10円の割りに長く動きます。
コストパフォーマンスはかなり宜しいです。
かなり気に入りました。
このマシーン。
せっかくそのマシーンに乗ったのだから、
今度はお店にも入ってみようと気合を入れて潜入しました。
実はこの数日前に、戸塚市場の魚屋は安くて良いという話を聞き、
それにも吊られて行くことにしたのです。
魚屋を覗くとあります。あります。
美味しそうなお刺身が。
マグロの赤身、生たこ、エビ、イカetc…たくさんあります。
そして貝類が豊富です。
生牡蠣、トコブシ、あさり、しじみ、はまぐりetc…
車海老、甘エビ、キンキ、小鯵etc…
仏壇スーパーやマルエツにはない品揃えです。
この中からわたくしは、マグロの赤身と生たこの刺身を買いました。
赤身は何と300円の激安です。
そして中々売っていない生たこは、
つまが大変少ないくらい、たこ山盛りでした。
二人で食べきれない量でで400円です。
「たこは毎日ではないけれど、よく入荷するからまた来てね」
とのことでした。
夫の大好物が生たこだったので、これは良い店を見つけました。
これでArroz con pulpoやパエーリャ、
ブイヤベースにアクアパッツァなどなど、
魚貝類をふんだんに使った料理が出来ます。
家に帰って包みを開けると、
たこの大きな吸盤とシラスがおまけで入っていました。
スーパーにはない嬉しいサービスです。
市場内で買い物をすると200円ごとに印紙をくれます。
初めて貰ったので、魚屋のおばちゃんに聞いてみると、
「このシートいっぱいに貯めると500円引きになるよー。
 これはもう何十年もやってるからねえ」
調べてみたら、この市場は大正8年に始まっているくらい歴史が古いのでした。
今の場所に移転したのは昭和22年です。
入口の象さんも年季が入るわけです。
調べているうちに、悲しいニュースも見つけました。
コレ。
どうやら2年後くらいに戸塚市場は閉鎖するようですね。
せっかく通おうと思ったのに。
市場内は店が入ってないスペースが多く閑散としていますが、
魚屋は本当にオススメです。
高田馬場・早稲田周辺に住んでいる方、
是非行ってみてください。