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2006年06月26日

ホラーな医師

週末は、扁桃腺炎で39.3度の熱を出し死んでおりました。
数日前には息子がまず熱を出し、
そこから感染したものと思われます。
出産してからというもの、2ヶ月に1回は大なり小なり風邪を引いております。
息子から伝染ることがほとんどです。
わたくしもすっかり免疫力が低下しました。
寄る年波には勝てません。
熱は引いたけれども、夜中になると咳がひどくなる息子を連れて、
近所のかかりつけの医院に受診しました。
この時点でわたくしも38度を超えていたのですが、
今月の生活費がもうないので、
とりあえず気合で治す予定でいました。
というわけで、息子だけ診察のつもりが、当の息子は元気に走り回り、
付き添いのわたくしが熱が出てぐったりしているので、
ついでに診てもらうことになりました。
まさか診察を受けるとは思っていなかったので、
うっかり内臓が書かれたタンクトップを着てきました。
聴診器を当てる時にまずいなーと思っていたら、
「ん?これは・・・・。もしかしてスプラッター好き?」
先生に聞かれました。
スプラッターというと、そっち系のB級映画を思い出し、
「スプラッターはそうでもないです(グロは好きですが)」
と正直に答えました。
すると先生は、
「僕、スプラッター大好きでサイトも作ってるんだよ」
と言うではありませんか。
どんなサイトか聞いてみたら、
・スプラッター映画の批評を書いてるんだよね。
・この前見たアナトミーは、
 生体実験の材料にされそうになったパツキンねーちゃんが裸で逃げてたけど、
 すでに半身がズル剥けだったよー。
 あのシーン撮るためだけに映画を作ったな。あれは。
・サイトはちょっと教えられないよ。ちょっとエロいし。
・脳みそが飛び散るのが美しいとか書いてあるし。
以上のことを説明されました。
ついでにアナトミーを調べてみたら、ドイツの映画でした。
やはりドイツ。
変な映画が多いな。
ネクロマンティックが筆頭だけど。
そんな会話をしながら、わたくしと息子は別室で喉の治療をすることになりました。
喉に蒸気を当てていると、先生がやってきました。
「はい。これ」
わたくしに紙を下さいました。
先生のサイトのテキストをプリントアウトしたものでした。
そのテキストを見ていたら、
一緒にいた看護師さんに嫌な顔で、
「ホラー好きなの?」
と言われました。
「ホラーはそうでもありません。(グロは好きですが」
と正直に答えました。
これから看護師の態度が変わらないか心配です。
治療終了後、廊下で息子をあやしていたら、
また先生がやってきました。
さっきの紙のお礼を言って、
内容の感想を述べました。
「B級ホラーがお好きなんですね」
「そう!B級じゃなきゃね。やっぱり」
「じゃあ悪魔の毒々モンスターとかも」
「もうね・・・大っ好き!あの監督のは全部見てるよ!」
「たしか東京に来るのありましたよね」
悪魔の毒々モンスター東京へ行くでしょ。
 あれ最高!力士が出るところなんてもうっ!
 ラビット関根も出てるんだよね!」
こんなに興奮している先生を初めてみました。
次の患者さんが待っているのにたくさん話してくれました。
どうもありがとうございました。
そして今先生のサイトを発見し、
女子プロ好きだということも判明しました。
好きというよりもうマニアです。
家族総出で、お目当ての選手のお花見にも参加してます。
くじ引きで選手の持ち物がもらえて興奮してました。
これから病気になって医者にかかるのが楽しみになりました。