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2005年11月16日

イサムノグチ展に行く

東京都現代美術館で開催されているイサムノグチ展に行って参りました。
思えばイサムノグチの作品との出会いは、
12年程前に遡ります。
新潟の知人が椅子屋を始めました。
現在は規模が拡大して、インテリアショップとなり、東京にも支店を出しましたが、
OPEN当時はほぼ椅子しか置いてなかったので、
正真正銘の椅子屋でした。
椅子に囲まれた中で、存在感のあるテーブルがありました。
イサムノグチのテーブルでした。
ガラスと木の曲線を描いたテーブル。
うわ。コレ欲しいー。
お値段聞きましたところ、18万円也。
まだ学生のわたくしには手の届かない高嶺の花でした。
それからいつの間にやら、ミッドセンチュリーブームなるものが到来して、
少し小洒落たインテリアショップなら、
イームスの椅子とイサムノグチのテーブルが
置いてあるのが当たり前のような状況になっていきました。
さらにノグチイサムとの繋がりは続きます。
8年程前、札幌に良く行ってた時期がありました。
新潟⇔札幌を往復するだけで4万円以上平気でなくなります。
同じ金で東南アジアに行けるというのに。
ちょっと脳みそが茹だっていたんだと思います。
この札幌遠征の折に、開発途中のモエレ沼公園を訪れました。
札幌の知人がイサムノグチ好きということもあって、
連れて行ってもらったのです。
最初の訪問時には、遊具エリアとその他ポツポツ程度しかできていませんでしたが、
2回目の時には、プレイマウンテンができていました。
夜中にこっそり入り込んでプレイマウンテンに登ったのですが、
同行者は美しい月を見て興奮してしまい、
頂上でバルブを緩めてしまいました。
「いやー。月があんまり綺麗だからさー」
とは彼のコメントです。
そんなこんなで今回のイサムノグチ展です。
今回はモエレ沼公園が完成した記念に開催されました。
おめでとうございます。
mot01.JPG
美術館の外観
mot02.JPG
これも作品
中に入って遊べるようになっています。
かっこよいですね。
イサムノグチものではありません。
平日と言うのに結構混んでいます。
チケット売り場も列になっています。
HPには「休日は大変混み合いますので平日がオススメ」的なことが書かれていたので、
これで空いている方だと思われます。
土日に来ていたら、確実に恐ろしいことになっていました。
土日のルーブル美術館ゴッホ美術館レベルかもしれません。
あんなのもうヤダ。
お客さんは老若男女来ていますが、
学生風の方が多かったです。
美術系の学生さんっぽい感じでした。
モエレ沼公園の遊具も展示されているとあって、
子供連れもちらほらいます。
わたくしもその一人です。
今回ここに来た理由は、わたくしが見たいためもありますが、
もう一つは赤子に見せたかったのです。
わたくしが愛してやまない芸術品を見てほしかったのです。
まあどうせ覚えてないでしょうが、
これが深層心理に刻み込まれて何らかの影響を及ぼすかもしれませんし。
モエレ沼公園の遊具はこの二つが来てました。
mot03.JPG
オクテトラ
mot04.JPG
プレイスカルプチャー
これで遊んだ記憶が甦りました。
遊んでいる子供そっちのけで
オクテトラの中から顔を出して写真撮ったり、
プレイスカルプチャーの上に立ったり。
最後にショップを覗いたら、AKARIシリーズが売っていました。
うちにある卓袱台と変色した古い桐ダンスにぴったりです。
荷物になるため買いませんでしたが。
先週はたてもの博物館、そして今週は現代美術館と文化づいちゃってます。
図書館も行ったし。違うか。
週に一回は美術館か博物館を訪れたい気持ちが
沸々と湧き上がってきました。
沸々と湧き過ぎて、欲望が更に増殖してしまいました。
パリに住みてー。
カルトミュゼ買って毎日美術館通いてー。
NYとかローマとかバルセロナもいいなー。
宝くじ当たれー。