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2005年11月17日

誕生日おめでとうございます

本日わたくしの誕生日でした。
夫は山へ芝刈りに行ったので、赤子と淡々と過ごしました。
夜、友人が遊びに来てくれたので、
一緒にご飯を食べて、近所のBarで軽くお酒を飲みました。
何となく誕生日のおめでたさというものが、
年々廃れてきているように感じます。
これからは自分の誕生日よりも、
赤子の誕生日を祝う方に比重を置くようになるのでしょう。
嬉しいような寂しいような。
あ。
ひとつ素敵な発見をしました。
1904年11月17日にイサムノグチは生まれました。
わたくしはその70年後に生まれました。
こんなところで繋がるとは、これはもはや運命ですね。
出会いが早ければ何かあったかもしれませんが、
今年で没後17年を迎えます。

2005年11月16日

イサムノグチ展に行く

東京都現代美術館で開催されているイサムノグチ展に行って参りました。
思えばイサムノグチの作品との出会いは、
12年程前に遡ります。
新潟の知人が椅子屋を始めました。
現在は規模が拡大して、インテリアショップとなり、東京にも支店を出しましたが、
OPEN当時はほぼ椅子しか置いてなかったので、
正真正銘の椅子屋でした。
椅子に囲まれた中で、存在感のあるテーブルがありました。
イサムノグチのテーブルでした。
ガラスと木の曲線を描いたテーブル。
うわ。コレ欲しいー。
お値段聞きましたところ、18万円也。
まだ学生のわたくしには手の届かない高嶺の花でした。
それからいつの間にやら、ミッドセンチュリーブームなるものが到来して、
少し小洒落たインテリアショップなら、
イームスの椅子とイサムノグチのテーブルが
置いてあるのが当たり前のような状況になっていきました。
さらにノグチイサムとの繋がりは続きます。
8年程前、札幌に良く行ってた時期がありました。
新潟⇔札幌を往復するだけで4万円以上平気でなくなります。
同じ金で東南アジアに行けるというのに。
ちょっと脳みそが茹だっていたんだと思います。
この札幌遠征の折に、開発途中のモエレ沼公園を訪れました。
札幌の知人がイサムノグチ好きということもあって、
連れて行ってもらったのです。
最初の訪問時には、遊具エリアとその他ポツポツ程度しかできていませんでしたが、
2回目の時には、プレイマウンテンができていました。
夜中にこっそり入り込んでプレイマウンテンに登ったのですが、
同行者は美しい月を見て興奮してしまい、
頂上でバルブを緩めてしまいました。
「いやー。月があんまり綺麗だからさー」
とは彼のコメントです。
そんなこんなで今回のイサムノグチ展です。
今回はモエレ沼公園が完成した記念に開催されました。
おめでとうございます。
mot01.JPG
美術館の外観
mot02.JPG
これも作品
中に入って遊べるようになっています。
かっこよいですね。
イサムノグチものではありません。
平日と言うのに結構混んでいます。
チケット売り場も列になっています。
HPには「休日は大変混み合いますので平日がオススメ」的なことが書かれていたので、
これで空いている方だと思われます。
土日に来ていたら、確実に恐ろしいことになっていました。
土日のルーブル美術館ゴッホ美術館レベルかもしれません。
あんなのもうヤダ。
お客さんは老若男女来ていますが、
学生風の方が多かったです。
美術系の学生さんっぽい感じでした。
モエレ沼公園の遊具も展示されているとあって、
子供連れもちらほらいます。
わたくしもその一人です。
今回ここに来た理由は、わたくしが見たいためもありますが、
もう一つは赤子に見せたかったのです。
わたくしが愛してやまない芸術品を見てほしかったのです。
まあどうせ覚えてないでしょうが、
これが深層心理に刻み込まれて何らかの影響を及ぼすかもしれませんし。
モエレ沼公園の遊具はこの二つが来てました。
mot03.JPG
オクテトラ
mot04.JPG
プレイスカルプチャー
これで遊んだ記憶が甦りました。
遊んでいる子供そっちのけで
オクテトラの中から顔を出して写真撮ったり、
プレイスカルプチャーの上に立ったり。
最後にショップを覗いたら、AKARIシリーズが売っていました。
うちにある卓袱台と変色した古い桐ダンスにぴったりです。
荷物になるため買いませんでしたが。
先週はたてもの博物館、そして今週は現代美術館と文化づいちゃってます。
図書館も行ったし。違うか。
週に一回は美術館か博物館を訪れたい気持ちが
沸々と湧き上がってきました。
沸々と湧き過ぎて、欲望が更に増殖してしまいました。
パリに住みてー。
カルトミュゼ買って毎日美術館通いてー。
NYとかローマとかバルセロナもいいなー。
宝くじ当たれー。

2005年11月15日

闘牛プレイ

いつでも自由自在につかまり立ちができるようになった赤子です。
少しずつですが伝い歩きもしております。
立ちの状態から座ることもできるようになりました。
足に力を必要とするため、
最初のうちは唸り声をあげながら座る動作に移行していました。
てっきり踏ん張っているのかと思い、
オムツの確認をするわたくしです。
さてさて、一人で立つまであと一歩のところまできている赤子ですが、
おっぱいを飲む時も立とうとするので困っております。
そもそも抱っこしながら飲むことは外出時以外はありません。
添い寝であげるか、対面であげております。
この対面が曲者でして、
最初は座って向き合っているのですが、
飲んでいるうちに興奮してくるのか、
お尻を上げて立とうとします。
それでもおっぱいからは離れようとしないので、
頭はぐいぐい押し付けてきます。
まるで闘牛です。
すんごい力で押してくるので、
私は押し倒されてしまいます。
押し倒されて仰向けになったわたくしに、
さらに覆いかぶさろうと足を蹴り上げてきます。
まさに闘牛です。
少しはこの状況を楽しまなくてはと思い、
「あっ。恢旅。何するの!やめてー。あーれー。お戯れをー」
などと言いながら押し倒されてはみたものの、
何だか空しくなりました。
この間おっぱいから離れることはないので、
引っ張られて大変痛いです。
歯も生えているので、噛まれることもあり悲鳴が上がります。
『育児は体力勝負』という言葉を今更ながら実感しております。
kairo05.JPG
もう少し優しくお願いしますよ

2005年11月13日

虫づいてる

今日からしばらく夫がいないため、
手抜きの食事にしようとカレーを作ることにいたしました。
豚肉と大根のカレーを作ります。
スパイスを炒めようとスパイスボックスを出して、
クミン、ターメリック、クローブとちゃっちゃと入れて行きます。
次はコリアンダーを入れる番ですが、
コリアンダーに手をかけるといつもコレを思い出します。
そんなことがあって、他のコリアンダーもチェックしたら、
全てに虫が発生しておりました。
タンザニア産コリアンダーが全滅です。
夫の買ってきたコリアンダーは全て処分されました。
その後カレーにはしばらくコリアンダーなしでしたが、
近所の料理上手な夫婦からネパール産のコリアンダーを分けてもらいました。
虫の話をすると、とりあえず発生していないことを確認してくれました。
こんなことを思い出しながら、いざコリアンダーに手をかけると
何か蠢いております。
小さな物体がモソモソと。
もしやこれは・・・?
また虫が孵化してました。
この前の虫は羽アリのような奴でしたが、
今回のはセミの幼虫を小さくしたみたいな茶色い虫でした。
まだカレーに投入する前だったので、
前回に引き続き、即行熱湯コマーシャルの刑にしてやりました。
虫がわくと、コリアンダーの粒々は団子状にくっつきます。
コリアンダーを使っている方気をつけてください。

2005年11月12日

物件購入の勧誘

バンコクでの常宿メンバーの飲み会がありました。
今回はオーナーとタイ人従業員を囲んでの飲み会で、
30人くらいが集まりました。
わたくしもこれにはどうしても参加したくて、
夫に赤子をお願いして夜の街へと繰り出しました。
3時間一本勝負という拘束ですが、
久々に盛り場での飲酒と雑談を堪能してまいりました。
ほろ酔い気分で雑談をしていたら、
オーナーが言いました。
「誰かロッジ買わない?200万で」
突然の爆弾発言に驚きました。
どうして売るのか訊ねると、体力的に続かないとのこと。
確かに従業員がいるとはいえ、
24時間の商売は疲れると思います。
でもバックパッカーに買うかどうか聞くのは、ちょっとどうかと。
ポンとキャッシュで払える人は、
この中で何人いるのかわかりません。
誰も買う気もお金もなさそうで、
この話は終わるかに見えましたが、
ある人が言いました。
「まりちゃん買えば?」
どうして矛先がわたくしに来るのかさっぱりわかりません。
過程のある身で、しかも子育て真っ最中の専業主婦になぜ買えと?
もしかして仲介料取る気ですか?
わたくしよりも、隣にいる残業に次ぐ残業で日々追われている黒ヒゲとかどうですか?
金はたんまりありそうですよ。
元々手伝っていただけに、経営のノウハウはわかりますし。
それかロッジのレストラン売り上げにビール代で激しく協力している
にーとん。とかどうですか?
ビール飲みながら経営してくれますよ。
とりあえずその場はお茶を濁しておきました。
帰宅後、夫に逐一報告すると一言。
「買え」
わたくしに買わせてどうするんでしょうか。
たしかにわたくしの夢は外国で宿を開くことと、
旅行の続きをすることと、新しいノートPCを買うことと、
ハーゲンダッツの黒ゴマを食べることですが、
よりによって客取り合戦の激しいバンコク・カオサンで
しのぎを削ることはしたくありません。
スペインかポルトガルあたりで、
畑を耕して、麻雀しながらのんびりやりたいです。

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